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中小・小規模事業者に対する無利子貸付「新型コロナ対策」商工中金による危機対応業務とは

令和2年3月10日に公表された「新型コロナウイルス感染症に関する緊急対策-第2弾-」では、日本政策金融公庫等に新型コロナウイルス感染症特別貸付制度を創設し、実質無利子・無担保の資金繰り支援を行うなど、総額1.6兆円規模の金融措置が決定されました。

それらの措置のなかで、すぐには詳細が明らかにならなかった「商工中金による危機対応融資」の内容が、先日公表されましたのでご紹介します。中小・小規模事業者に対する無利子・無担保の資金繰り支援をお探しの方はぜひご確認ください。

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【新型コロナ対策】商工中金による危機対応業務が開始!中小・小規模事業者に対する実質無利子貸付も実施
https://hojyokin-portal.jp/columns/shoko_chukin_financing/
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■商工中金による危機対応融資とは?

商工組合中央金庫(商工中金)が、新型コロナウイルス感染症による影響を受け業況が悪化した事業者に対し、危機対応融資による資金繰り支援を実施します。信用力や担保に依らず無担保で一律金利とし、融資後の3年間まで0.9%の金利引き下げを実施するというものです。こちらの制度はまだ適用開始となっておらず、開始は4月中旬を予定しています。

■そもそも~商工組合中央金庫(商工中金)とは?

昭和初期に中小企業の救済を目的として誕生した「中小企業による、中小企業のための金融機関」が商工中金です。政府と中小企業組合の共同出資によって設立され、同業者組合を通じた各企業への資金供給を行っています。

【融資対象は?】

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて一時的な業況悪化を来たし、次のいずれかに該当する方が対象です。

(1) 最近1ヶ月の売上高が前年又は前々年の同期と比較して5%以上減少した方
(2) 業歴3ヶ月以上1年1ヶ月未満の場合等は、最近1ヶ月の売上高が、次のいずれかと比較して5%以上減少している方
a 過去3ヶ月(最近1ヶ月を含む。)の平均売上高
b 令和元年12月の売上高
c 令和元年10月~12月の売上高平均額

【資金の使いみち】運転資金、設備資金

【担保】無担保

【貸付期間】設備20年以内、運転15年以内(うち据置5年以内)

【融資限度額】3億円

【金利】当初3年間 基準金利▲0.9%、(4年目以降は基準金利となります)
※0.9%引き下げ後の金利…0.21% 利下げの限度額:1億円

■実質無利子に!特別利子補給制度とは?

日本政策金融公庫等の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」もしくは上記、商工中金による「危機対応融資」により借入を行った中小企業者のうち、特に影響の大きい事業性のあるフリーランスを含む個人事業主、また売上高が急減した事業者などに対して、利子補給を行うことで無利子・無担保の資金繰り支援を行うというものです。

「新型コロナウイルス感染症特別貸付(危機対応融資)」および「特別利子補給制度」を併用することで実質的な無利子化を実現するという仕組みは、日本政策金融公庫、商工中金ともに変わりません。

記事では「日本政策金融公庫等の新型コロナウイルス感染症特別貸付」と「商工中金による危機対応融資」を比較し、細かい違いについても述べていますのでぜひご確認ください。
「日本政策金融公庫等の新型コロナウイルス感染症特別貸付」はすでに(3月17日より)適用開始、「商工中金による危機対応融資」は4月中旬を目処に開始の予定です!

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