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散文🖊️

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読書 -「超スローライフ」を読んで思うストレスフリーのために不快を我慢するという考え方

読書 -「超スローライフ」を読んで思うストレスフリーのために不快を我慢するという考え方

なんだかなぁという出来事に遭遇した時に不快な気分になり、相手に自分の考えを伝えようか伝えないでおこうかと迷うときありますよね。

タイトルにある「ストレスフリーのために不快を我慢する考え方」は、これだけ読むとストレスフリーになってないじゃん!と矛盾していると思うかもしれませんが、これに時間軸を与えると、そうでもないよというお話です。

■ 時間割引率 思考以前、勝間和代さんの新刊である「超スローラ

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読書 - 「大きな嘘の木の下で」から学ぶビジネスにおけるマインドセット

読書 - 「大きな嘘の木の下で」から学ぶビジネスにおけるマインドセット

以前ミャンマーに出張中、夜kindleで面白いなぁと思いながらあっという間に読み終えてしまった破天荒フェニックス。OWNDAYSの社長による買収から現在に至るまでの現実とフィクションの境目が絶妙なボリューミーな小説です。

田中さんは構成の練り上げも用意周到ですごいなと思いました。YouTubeか何かで、小説も読み漁って研究に研究を重ねたと仰っていたので、思考と行動力の重要性を「背中で見せる」漢で

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読書 - 「新しい世界」から学ぶ賢者の視点

読書 - 「新しい世界」から学ぶ賢者の視点

少し前に読んだ本です。コロナの影響もあり、世の中が益々不確実になる中で世界の賢人16人が語る未来が書かれた「新しい世界」。サピエンス全史でその地位を確立したハラリや21世紀の資本を書いたトマ・ピケティはじめ知の巨人たちのインタビュー集です。以下個人的に興味深かった内容をシェアします。

■ 生活拠点を変える人と変えない人による分断これは、まさかのインタビュー受ける側ではなく、聞き手であるインタビュ

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読書 -「世界は贈与でできている」から学んだ今を生きるありがたみ。

読書 -「世界は贈与でできている」から学んだ今を生きるありがたみ。

閉塞感ある今の世の中においてタイトルに惹かれて読んだ本が今回の「世界は贈与でできている」という本です。

ギブアンドテイクや等価交換を前提とする資本主義の世の中において、贈与がどのような位置づけであり、価値を持つのか。そもそもの定義まで含めた、文字通り「贈与」に特化して考察された内容でした。 個人的に面白かった内容をシェアします。

■ 贈与は必ずプレヒストリーを持つまず最初に、贈与は全て受け取る

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読書 - セネカ「怒りについて」から学ぶアンガーマネジメント

読書 - セネカ「怒りについて」から学ぶアンガーマネジメント

人間生きていれば、時折驚くほど失礼な人に出会うことがあります。ありますよね??無人島に住んでいない限り、経験のない人はいないと思います。職場、取引先、学校、電車の中、飲食店、役所、病院、休日の公園、例を挙げれば枚挙に暇がないでしょう。

日本だけでも約1.2億人いるため、仮に100人中5人の割合と低く見積もっても600万人はいます。もはや避けて通ることはできません。

そんな時に自分がどう対応する

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