私がnoteを始めた理由

「1ヶ月、絶対安静」

そう言われたとき、頭が真っ白になりました。

「腰椎圧迫骨折です。コルセットを装着すれば起床できますが、長時間にわたって体を起こしたままでいるとひしゃげている第2腰椎がさらにつぶれるおそれがありますから、できればベッドに横たわっていてください。その間に筋力が低下していくので、骨が固まってコルセットなしで動けるようになってからも筋力を取り戻すためのリハビリが必要です。それが完了するまで少なくとも2ヶ月はかかります」

1月26日。医師から説明を受けている間に最初に考えたことは、もちろん隣で一緒に聞いていた妻のこと。そして次に仕事のことでした。

妻には苦労をかけてきました。ようやくとれた有給休暇で、ふたりきりの睦まじい時間を楽しんでいた矢先だったのです。そんな中で動けなくなった夫の介護をこれからしなければならないなんて、妻にとっては悲劇としか言いようがありません。

それに、私はこれまで働いていた会社を1月31日に辞めて、2月1日から別の会社の新部署に勤めることになっていました。新規立ち上げというとてつもなく忙しい時期にもかかわらず、転職先は内定を取り消さずに入社日遅延を認めてくれるのだろうか? 苦労してやっとやりたい仕事のチャンスをつかんだのに、不慮の事故のせいでそれを失うのはいやだ。短時間の起床は医師に許可されているのだから、出社できるまでせめて自宅作業を申し出るべきでは? すぐに転職先に連絡しました。対応を協議すると言われて結果を待っている間、気が気ではありませんでした。

たいへん幸いなことに妻は本当によく私の世話をしてくれて、双方の親族の協力も得ることができ、しかも転職先は完治まで入社を待ってくれるとのことでした。

これほど恵まれた人間がいるでしょうか。奇跡の連続によって生かされていることに、深く感謝しています。私はこの時間を授かりものだと考えることにしました。妻が、親族が、転職先が、私にベッドで横たわったままでいる時間をくれたのです。フルに有効に使うしかありません。

この機会にスキルを磨いて、もっと役に立つ人間になろう。そう思いました。転職先では、前職までに積んできた翻訳の経験を生かしながら、ライティングや編集までをも任されることになっています。ベッドの上では、さすがに企画や進行管理の練習をすることはできませんが、スマートフォンを使って外国語のテキストを読んだりオリジナル記事を書いたりすることはできます。

これが、私が note を始めた理由です。

ここでは、外国語のニュースを読んで内容をまとめたり、気になることを調べてオリジナル記事を書く練習をします。目的は実践を通じた私自身のスキルアップという個人的なものですが、しかし同時になるべく一定範囲の読者にとって関心のあるテーマを選んでいくつもりです。

短期間ですがどうかお付き合いください。予定どおり、短期間で済みますように……

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外国語のニュースを読んでまとめたり、オリジナル記事を執筆しています。
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