見出し画像

あなたを語る“音楽”はありますか?

今も自作のビートルズプレイリストをかけて、夜明け前なのに歌いながら楽しく書いてます。かなり近所迷惑なへふなーこです。
私はとにかくビートルズを“神”と答えられるくらいには好きなのです。人生を一緒に歩んできたし、自分自身を語るのに不可欠なものと言ってもいいくらい。もうとにかく昔から大好きです。

彼らとの出会いは友達が貸してくれた一枚のベストアルバム。2000年に発売された『ザ・ビートルズ1』でした。

▼ザ・ビートルズ1

画像1

恐らくこの「1」のジャケットはファンでなくとも目にしたことはあると思います。確かにこれを持っていればだいたいの時代の代表曲を網羅できるから、入門にはもってこいの名盤だなと改めて感じました。どこかで聞いたことのある曲も多いです。

2000年当時の私は小学生で、「なにそれ」と友達によく言われていました(貸してくれた友達はそれほどハマらなかったようです笑)。周りがモーニング娘やラルクを聴いている中で、私はとにかくずーっと「1」を聴いていました。特に『Let it be』がお気に入り。

散々聴き倒した後はやはりもっといろいろ聴いてみたくなり、赤盤・青盤やアンソロジーなどブッ〇オフで見つけては買っていました。初めて買ったオリジナルアルバムは『Beatles for Sale』。当時アンソロジーで聴いた『No Reply』と『Mr. Moonlight』に執心していたせいなのですが、我ながら渋いチョイスで笑う。

後になって知ったのですが、実は父親もかなりビートルズが好きでカセットやレコードをいくつか持っていました。知らないうちにビートルマニアも遺伝していたようで面白かったです。ちなみに母はクイーンが好きで、それも知らぬ間に遺伝していました。クイーンについてもおって書いてみたいと思います。

そうして父親の持っていたレコード(赤盤・青盤・Meet The Beatles・The Beatles at the Hollywood Bowlなど)を聴きつつ、「ここが最高なんだよな…」とうんうん唸りながら4人のイラストを描いているだいぶ渋めの子供だったのですが、ある時さらに深みにハマる機会が訪れます。

▼ザ・ビートルズ BOX

画像2

2009年に発売された『ザ・ビートルズBOX』。イギリス盤公式オリジナル・アルバム12作とアメリカ編集盤『マジカル・ミステリー・ツアー』、これらのアルバムに収録されなかった楽曲を集めた編集盤『パスト・マスターズ』をコンパイルしたBOXで、すべてデジタルリマスター化までされているという超絶スペシャルな代物なのです。

ガチオタとしては絶対欲しい。ただお値段もやはり超絶スペシャルで、親に頼み込んで半額出してもらって何とか手に入れたのが懐かしい(親も私のガチオタっぷりはもちろん知っていたので、快く協力してくれて本当にありがたかった)。

これで一気にオリジナルアルバムを揃え、とにかく毎日聴き倒していました。知らない曲もたくさんあり、本当に新鮮でずっと飽きなかったです。1曲2曲でなく、ほぼすべてがグッとくるような感覚。とにかく自分にとても馴染んでいくような不思議な感覚は、後にも先にも彼らだけなんだろうなあと漠然と感じています。

▼The Beatles: Get Back

画像3

今でもこうして自作のセットリストを流すことが多いくらいには20年近く彼らに飽きていない私ですが、今の楽しみといえばやはりこの映画です!

2021年8月に全世界同時に公開される予定の『The Beatles: Get Back』。あの伝説の“ルーフトップ・コンサート”を含む60時間の未発表映像と150時間の未発表音源を基にしたドキュメンタリーとのことで、どんな映像が見られるのかと今からワクワクが止まらないのです。

グループとしての活動期間は約10年、解散してからもう50年近く経つというのに、この映画のようにまだまだ知らない彼らの姿がどこかに眠っている。そして多くの人たちから愛され続ける限り、それらが発掘されるチャンスがあると思うと、飽きてなんていられません。

To lead a better life, I need my love to be here.(より良い人生を送るため、私のそばには愛するあなたが必要だ)

自分自身を語るのに不可欠なものであるビートルズ。彼らの楽曲を聴きながら生きてきた私にとって、出会えていなかったら全く違う自分になっていたんだろうな…とさえ思ってしまいます。まさに私にとって、彼らは“人生の一部”でもあるのです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?