TALK23 ＜最後の晩餐＞

よく番組とかのネタで「最後の晩餐に何を食べたいですか？」っていうのありますよね。
もし明日自分が死ぬとしたら
人類が滅亡するとしたら
最後の晩餐に何を食べたいですか？
っていう、あれです。
飲み会みたいな場でも、盛り上がりますよね、こういうの。
僕も何度もこの質問されてるんですよ、ラジオとか雑誌とかでね「グルメな小宮山さんが、最後の晩餐で食べたいものは何ですか？」みたいな。
でね、まあ答えますよ、もちろん。
聞かれた事に答えるのが仕事ですから。
でもね、毎回思うんです。

もし明日死ぬとしたら！？

正直、何も食べないでいいですよ。

明日死ぬんだよ！？
なんか食べてどうすんの？？

最後は銀座久兵衛の寿司が食べたい。
家でシンプルなお茶漬けが食べたい。
ヴィンテージのブルゴーニュワインが飲みたい。
卵かけご飯がいい。

まあ、みんな色々言いますよ。
だいたいは贅沢に振り切るか、シンプルに振り切るかですよね。

でもね、そもそもなんか食べたいですか？

僕は全然食べたくない、どうせ死ぬんだし。
それよか、好きな人に会ったり、お礼を言えなかった人にお礼言ったり、謝れなかった人に謝ったり。
何食べるかなんて、ほんとどうでもいいですよ。

もちろん、人と会うという前提として一緒に最後の晩餐をしたいというのはあります。
でも、それは一緒に過ごすことが目的であって、何食べるかなんて、どうでもいいですよ実際。
そもそも食べるっていうのは、生きていくためにする行為であって、明日死ぬんだったら食べなくていいですよ。。

などと面倒臭いことを言ってますが、以前あるミュージシャンが同じような質問にツイッターで答えていた内容が、ずっと気になっていたのです。