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CL東京8-2[三神ケルディオ]

1.はじめに


アローラ!ホドホドです。

先日開催されました「CL東京」にて、予選ラウンド8-2で終えることができた「三神(アルセウス&ディアルガ&パルキアGX)ケルディオ」の構築について書いていきます。


三神ケルディオについて自分が最初に思いついた構築があまり世間では使用されていなかったのですが、回し方もすごく簡単で、かつ練習でも高い勝率を叩き出すことができていたので今回CLにて使用することにしました。


実を言うと最初は三神の個人的評価はあまり高くなかったです。
ただ9/1に大阪で開催された「桃屋杯」にて様々な三神の構築を見ることができ、自分なりの構築を組んでみるきっかけになりました。
自主大会とかジムバトルとかは構築のヒントがたくさん転がっているので出得ですね。


回し方はすごく簡単なので三神を使ってみたい人、複雑なギミックはわからないがとにかくデッキパワーでゴリ押ししたい人などに読んでいただけたらと思います。


1-2.環境考察と振り返り


「オルタージェネシス」が発売され、三神の影響で非GXは速度的に間に合わなくなるため数は減らすと予想していました。

そのため今回のCLにおいてtier表としては以下のように考えていました。

tier1
レシリザ、炎ミュウミュウ、ゾロアーク系統

tier2
カラマネロ系統、ピカゼク、三神

tier3
サナニンフ、メルカリ、ズガアーゴ、ドリュウズ他

◼︎tier1

依然としてレシリザが何も弱くなっていないことや環境にささる無人発電所を1〜2枚採用した型が増えると予想していました。ウルガモスと組み合わせた型も作成したのですが、僕の構築力ではたねポケモンのみのレシリザの方が安定感もパワーもあるように感じました。溶接工からメガミミロップ&プリンの急発進もできるため環境的にはかなりの安定択だと思っていましたし、実際にトーナメントの約半分は炎ミュウミュウと合わせて半分くらい占めるのではないかと予想していました。

炎ミュウミュウも三神の相方としてのケルディオGXを突破できるギミックを搭載した型が増えると予想していました。具体的には水エネルギーとかすみぎりのゲッコウガGXの採用が考えられます。そこに2枠さいたとしても十分な強さを発揮できると予想していました。

ゾロアーク系統は個人的には最終候補の一つであり、前々日くらいまでは本命でした。ただし、単純なギミックのゾロアーク系統では自身で作った三神に勝つことは難しく、複雑なギミックを搭載したゾロアークは理想ムーブさえすれば三神に勝てるのですが、そのギミックの採用から展開パーツを減らし序盤の安定性をどうしても削ってしまっていたことから10回戦中2回くらいは初手事故になることが予想されていました。tier1というよりはtier1.5くらいの位置付けでいました。

◾️tier2

今まではレシリザ、ゾロアーク、カラマネロといった三大デッキだという認識でした。ただし、今回に限りは三神の影響で数は一定数は減らすと予想していましたが、三神以外にはそこまで不利は取らないとも思っていましたので使用者がマッチアップの時にどのデッキを切るかで選択肢としては十分入ってきます。さすがに以前よりかは数を減らすと思ってtier2の位置付けでした。

ピカゼクは弱くなってない。むしろ、無人発電所型が今いけるのではないかという理由で個人的には第3候補でした。新弾で入るカードは少ないと思いますが、三神の影響で苦手な非GXが少なくなるのであれば相対的に有利になるデッキは増えると予想していました。

三神についてはケルディオが相方のデッキがほとんどかと思っていたのですが、突如三神フェロマッシというデッキも現れました。三神フェロマッシは自分でも組みましたが、初手にどのサポートがあるかで試合展開が大きく変わること。特にブルーの探索を握れているかどうかは非常に重要だと感じました、理想ムーブをしたときのデッキパワーは感じましたが、自分では10回戦を安定して回すことができないと判断して候補からは外れました。
三神自体の評価としては通常のGX(ゾロアークGX等)以下のポケモンには軒並み有利な印象でした。タッグチームのデッキにもレシリザはケルディオのタイプ相性で一定の勝ち筋を残し、不利をとるのはケルディオを突破できるミュウミュウと無人を通してくるピカゼクくらいかなと思っていました。今回は無人発電所が強い環境であると思っていましたが、無人発電所を採用できるのはサナニンフやメルカリ、ピカゼクやレシリザに2枚ほど、あとはゾロアーク系統に1枚採用しているくらいだろうと思っていました。

◾️tier3

サナニンフについては数の多さで言えばそんなに多くなかったと思います。ただし、有名プレイヤーが使用していたのでここの評価がきっちりできていなかったのは反省です。

メルカリについても今の環境に強い無人発電所を無理なく採用できるとはいえ、鋼鉄のフライパンがあるとはいえtier1のレシリザに不利を取るだろうと思い、きちんと考察できていなかったのは反省です。

ドリュウズやマタドガス等の非GXもいるとは思っていましたが、まさかゴルーグや化石ポケモンが結構な数いることには驚きました。しかも10回戦完走している構築もチラホラ見受けられるので、ここも反省すべき点ですね。


2.デッキレシピの変容


◾️9/8〜

画像2

ほぼ今回使用した構築と似ています。

「Nの覚悟」4枚積んだ構築の使用感を聞くとエネルギーが総数14では当たらないこともあると聞いていたので8-8の16枚からスタートしました。

そこからボール多投型にしてまずポケモンをデッキからピックして圧縮。「Nの覚悟」もテテフGXのワンダータッチからピックしてデッキ圧縮がしやすくなるようにしています。基本的には「Nの覚悟」は1試合に1枚使う想定をしているので、サイド落ち考慮の2枚。

後攻1ターン目から【オルタージェネシスGX】をできる限り打ちやすくしました。


◾️9/22 CL東京当日

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最初の案からエネルギーを8-8から7-7に変更しています。

必ずしも後攻になるわけではないので、先行時のアドバンテージとしてリーリエを選択できるようにしました。

「Nの覚悟」でこだわりハチマキが1枚落ちてしまうとゾロアークなどのHP210のポケモンとの対戦が苦しくなることから現物を3枚に増やしました。

そこからぼうけんのカバンを抜いたり、マーシャドーを3枚にしたり、リセットスタンプを採用してみたりと試行錯誤してこの形になりました。


3.デッキコンセプト


デッキコンセプトはレシピを見ただけでわかる人にはわかると思いますが、その前に今のポケモンカードはあまりにも「先行が有利」と認識されているかと思います。
そのため多くの方は後攻から勝つプランを立てて、練習しているかと思います。(そんな中、先行1ターン目にはサポートが使えないとルール改定があったのはびっくりました)

先行有利のポケモンカードにおいて、今回のCLのスタンダードレギュレーションでは予選10回戦です。当たり前ですが一般的な確率として、5回は後攻を取ることになります。

そのため「後攻でも不利を取らない」デッキ構築を目指しました。(もちろん先行を取れるなら先行を取りたいです)

後攻1ターン目に【オルタージェネシス GX】を言えるとミラーでは先行後攻が実質逆転しますし、他のデッキでも次のターンからGX技の追加効果付きのアルティメットレイがとんでくると考えると相手にかなりのプレッシャーを与えることができます。

【先行】
三神にエネを貼ってリーリエ。(やぶれかぶれもあり)

【後攻】
鋼水エネルギーをつけたオルタージェネシスGXを打つ。

基本的にはまずはこれを目指し、相手によって倒すポケモン(サイドプラン)を考えながら戦っていきます。


4.各カード採用理由


【ポケモン】

◾️アルセウス&ディアルガ&パルキアGX  3
いわゆる三神。メインアタッカー。相手によっては三神2体で戦うことになるためサイド落ち&Nの覚悟落ちを考慮して3枚採用しています。4枚では初手にきやすく過剰かと思います。
1回アルティメットレイを打つとベンチにも3エネつく技の効果は後続が途切れないのと、山札圧縮ができるのでGX技も通常の技もかなり優秀です。

◾️ケルディオGX 2
特性ホーリーハートと特性バンデットガードのフーパに対して採用しています。
三神を一撃で倒してくるミュウミュウやレシリザへのプレッシャーになります。レシリザにおいては無人発電所の採用も考えられるためそこまで過信することはできませんが、「混沌のうねり」と同時に使用することによりその信用度は少し上がります。
また水タイプというのとも強くtier1とみているレシリザにも有利が取れるタイプとなります。
サイド落ち&Nの覚悟落ちを考慮の2枚採用。三神と三神の間にサブアタッカーとして挟むことによりサイドを3-2-3で取らせる役割も持てます。

◾️カプ・テテフGX 2
Nの覚悟を安定して打ちたいために2枚採用しています。サイドプランを取るときに相手のタッグチームのポケモンを2体倒す必要はありませんので、終盤のグズマを打つときにもその特性を使用したりします。
またオルタージェネシス後には2エネのエナジードライブが70ダメージになり、ジラーチなどを倒してサイド2枚もらえることは頭に入れておきたいです。

◾️デデンネGX 2
後1Nの覚悟を打ったときに足りないエネを引きにいったり、バトル場を入れ替える手段を無理矢理引きにいくためのポケモンとして採用しました。
自分がやりたいことを押し付けたいので、サイド落ちはスピードが落ちてしまうため2枚採用しています。

◾️ジラーチ 2
今のポケモンカード「スタートして欲しいポケモン第1位」ではないだろうか。このデッキにおいては詰めのグズマが非常に重要になるためスタートしなくても1体ベンチに置いておくだけで勝ちをグッと引き寄せることができる。

◾️マーシャドー(やぶれかぶれ) 2
先行やぶれかぶれが強いのはピカゼクで証明されている。アルティメットレイを打つターンに相手のハンドを減らすと相手のできることを減らしつつ、こちらはしっかりと後続を育てることができる。
また非GXのドロサポとしても活用できる。今回はリセットスタンプを非採用のため2枚採用。


【サポート】

◾️Nの覚悟 2
基本的には後攻時に1枚使うため採用。サイド落ちすると後1オルタージェネシスが言えないため2枚採用。

◾️シロナ 2
やぶれかぶれやデデチェンジで回すこともできるが、グズマを打たないターンに手札を増やしておき、できることを増やしておくのは大切なので2枚採用。1試合に2回使うことは稀です。

◾️リーリエ 1
2色のエネルギーを使用する上で、先行時に盤面が整えるために採用。中盤に3〜4枚ドローでも十分強い。

◾️グズマ 4
このデッキの特徴としては倒すポケモンを選ぶことが大切です。Nの覚悟で落ちると弱いので最大枚数の採用をしています。
非GXを3体、GXを2体、タッグチームと非GXを1体ずつなど相手に合わせてサイドプランのみ考える必要があります。


【グッズ】

◾️プレシャスボール 4
このデッキのメイン、三神、ケルディオ、テテフ、デデンネを呼べるため最大枚数を採用。
いつ使っても強いボールです。

◾️ミステリートレジャー 4
三神、テテフ、マーシャドーを呼べる。プレシャスボールと下記に書いているハイパーボールを合わせることにより、後1にNの覚悟を使いオルタージェネシスGXを打ちやすくしています。

◾️ハイパーボール 2
なんでも呼べるが2枚のコストは重い。

◾️ネストボール 2
ノーコストで三神、ケルディオ、ジラーチを呼べる。

【各ポケモンにアクセスできるボール】

・三神
12枚(プレシャス、トレジャー、ハイパー、ネスト)

・ケルディオ
8枚(プレシャス、ハイパー、ネスト)

・テテフ
10枚(プレシャス、トレジャー、ハイパー)

・デデンネ
6枚(プレシャス、ハイパー)

・ジラーチ
4枚(ハイパー、ネスト)

・マーシャドー
6枚(トレジャー、ハイパー)

各ポケモンへのアクセスは優先順位の高いものを呼びやすくするように枚数配分を調整しました。

◾️こだわりハチマキ 3
基本的にはゾロアーク等のHP210ポケモンをオルタージェネシス 後にワンパンしたいため採用。
またケルディオがテテフを倒せるラインにまで打点が上がることは覚えておきたい。
Nの覚悟で1枚落ちると特にゾロアーク系統に苦しくなるため3枚採用。

◾️エスケープボード 2
ジラーチに貼れると強いが、初手に来てしまったポケモンを逃すためにも採用。

◾️ぼうけんのカバン 1
こだわりハチマキ、エスケープボードにアクセスしやすくなるだけでなく山札の圧縮にもつながる。
序盤のNの覚悟でエネが付く確率を上げたり、中盤以降に相手のリセットスタンプを意識して後半の強い山作りも心掛けていきたい。

◾️ポケモンいれかえ 3
◾️あなぬけのひも 1
いれかえ系の総数を4枚にすることにより、後1オルタージェネシスの確率を上げている。
基本的には入れ替えの方が強いが擬似的なグズマとしてあなぬけのひもも1枚採用している。(例えばギラマネロ系統はギラティナ以外のポケモンを倒す方が優先度が高いため)


【スタジアム】

◾️混沌のうねり 2
基本的には無人発電所対策で採用。ケルディオの特性を守ったり、テテフやデデンネの特性が止まらないのは強い。
また相手の「トキワの森」「巨大な釜戸」等を使えなくさせると展開を遅らせることができる。


【エネルギー】

◾️水エネルギー 7
◾️鋼エネルギー 7
Nの覚悟を打つための最低枚数かと思っています。主にボールでデッキ圧縮をしてからNの覚悟を打つと大体当たります。


デッキレシピを見てもらうと非常にシンプルです。
「Simple is the best!」を追求した形なのでやることがはっきりしており、誰でも回しやすい形になっていると思います。


5.不採用カード


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◾️ ジジーロン
オルタージェネシス →アルティメットレイと打つとこのジジーロンが170の打点を出していけるのは魅力的だったが、HPの低さから攻撃できるのは1回のみであり場持ちがよくないと判断したため不採用とした。
バンデットガードのフーパはケルディオで対策できるのも不採用の理由。


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◾️ネクロズマたそがれのたてがみGX
オルタージェネシス後にこだわりハチマキを付けて280が出るのはかなり魅力的だと感じた。特にミラー戦でも活躍できそうな1枚であったが、耐久面や4エネというエネ要求の重さ、また鋼エネが3つ要求されるのでケルディオGXとの共存する関係では構築を鋼エネルギーに寄せることは難しく採用を見送った。
デッキの最大火力を底上げするカードは何か採用したい。


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◾️ネクロズマたそがれのたてがみ
オルタージェネシス後のこだわりハチマキ付きのアルティメットレイが210出るので、そこに60プラスすることで大体のタッグチームに届くため採用したかった。
しかしオルタージェネシスの追加効果が働くのが「バトルポケモンを気絶させた場合」なのでベンチ狙撃自体は強いが、オルタージェネシスの追加効果とは噛み合わないため不採用とした。
また後1オルタージェネシスを目標としていたため、逃げエネ2でありバトル場から逃がしづらいポケモンを多く採用することも避けたかった。


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◾️ルカリオ&メルメタルGX
三神がドラゴンタイプのためフェアリーポケモンへの回答を用意するとしたらこのカードかもしれない。
混沌のうねりケルディオGXがうまく噛み合えばそれでもいいかもしれないが、サナニンフには多くのアセロラやまんたんのくすり、また無人発電所も採用されていることが多いためそこまで期待はできなかった。
そのためこのカードは最後まで採用を検討したが、今のスタンダード環境では非常に混沌としており「なんでもいる」状態なので当たるかわからないフェアリーに怯えるよりも当日の自分のマッチ運を信じて、デッキの回しやすさを重視して不採用とした。
なので不採用理由としては、デッキの回しやすさを優先した結果なので今後フェアリーが増えるのであれば採用をまた検討する必要があるポケモンかもしれない。


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◾️フィールドブロアー
良いタイミングで使えると強いが、Nの覚悟で落ちる可能性があるためいっそなしにしました。グズマが4投しているので、ベンチを攻撃することは比較的しやすいので避けたい道具を貼られているポケモンは無視して攻撃していきます。
割りたいスタジアムも向こうからすると混沌のうねりの方が割りたいはずなので、相手のスタジアムは混沌のうねりを上から貼り替えることでケアしていくことにしました。
また、やぶれかぶれを採用しているとは言え、デデチェンジで巻き込んでトラッシュすることも頻繁に起こったため不採用としました。


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◾️リセットスタンプ
基本的にはフィールドブロアーと同じ理由で不採用にしました。
Nの覚悟をケアするなら2枚採用かなと思いますし、序盤はやぶれかぶれから先行逃げ切りをしたいので逆にリセットスタンプを打たれるデッキかと思います。
この枠は最後まで採用するか悩んだり、3枚目のやぶれかぶれの枠にするか等悩みました。結局は「ぼうけんのカバン」になり、CLに限っては「ぼうけんのカバン」で良かったと思っています。
今回は不採用にしたものの選択になります。


比較的採用を検討したのは上記のカードになります。
現物で入れておきたい枚数とボールのようなピックして山札を圧縮するようなカードバランスを整えることがこのデッキにおいては重要です。


6.当日のマッチアップ


◾️1回戦 不戦勝
ズルしてます。オポネントが低くなることが気にはなりますが、1戦目負けよりはだいぶ良い結果だと思います。ただし、これとは別にかなりの人が不戦勝を引いていたと思いますのでもう少しキャンセルがなくなればいいのになぁとは思いました。

◾️2回戦 先○6-5 ラムパルド
明らかにカウンター型のデッキだったので、先2からオルタージェネシスGXをいっていきました。タッグを2体出すとラムパルドのワイルドボンバーね負けてしまいますので1体目は三神で攻撃しつつ、ケルディオにエネ加速。
2体目はベンチのテテフにエネルギーを手貼りしつつ、ラムパルドを無視してベンチのズガイドスにソニックエッジで倒す。
ケルディオがワイルドボンバーで倒された返しにテテフに2枚目のエネルギーを手貼りして、相手ベンチのジラーチをグズマで呼び出しエナジードライブ(40+30)で勝ち。

◾️3回戦 後○6-0 リザテルグレイシア
相手のバトル場にリセットホールマーシャドーがおり、リザテルに溶接工から入って、ベンチにイーブイを出してターンが返ってきます。ここでイーブイがグレイシアに進化してバトル場に交替されていたら厳しい試合展開になっていたかもしれませんが、こちらはNの覚悟から後1オルタージェネシスで返す。
次も攻撃されなかったので、マーシャドーにアルティメットレイを打ちながらケルディオにエネ加速。次のターンにポケモンを何も倒されなかったので、ベンチのリザテルをグズマで引っ張ってきて、ケルディオが弱点ついて勝ち。
非GX1体とタッグの2体でサイド6枚取りきれる理想の展開でした。

◾️4回戦 先○6-4 Wアバゴーラ
アバゴーラGXと特性こだちのしきたりでこちらの道具の効果だけ無効にしていくアバゴーラと両採用のおもしろい構築でした。
サポートもタッグサポートが充実しており、タッグコールから「レッド&グリーン」、「マオ&スイレン」、「グズマ&ハラ」、「シロナ&カトレア」と全て入っていました。
相手のデッキコンセプトとしては、グズマハラからポケモン研究所を持って帰ってプロトーガ2体。レッドグリーンからアバゴーラGXに闘エネ2枚付けて、ニコタマ手貼りで「だいちをくだく160」。特性でダメージが-90されるのでマオスイレンで回復しつつ、エスケーブボード付きのジラーチを前に出してまた展開していくといった非常に考えられたデッキでした。
試合はオルタージェネシス後にタッグコールからレッドグリーンとマオスイレンにアクセスされ、次のターンにマオスイレンを打たれることが明確でした。アバゴーラの特性によりアルティメットのダメージが90(150+30-90)しか入らないので、技を打つタイミングでやぶれかぶれ。マオスイレンを引かれたら負けまで見えていましたが、幸いにも引かれず2体目の三神でアバゴーラGXを倒せました。相手の2体目のアバゴーラGXの準備が1ターン遅れたため、あとはベンチのジラーチを2回攻撃して勝ちました。

◾️5回戦 後○6-5 ピカゼク
これは紛れも無いラッキー勝利でした。相手のピカゼクが2体サイド落ちしていたようでライライにエネを集められる。オルタージェネシスの返しに190麻痺にされますが、ライライで攻めてくることは明確でしたのでポケモン入れ替えからアルティメットレイで攻撃。無人発電所が入っていたので三神とケルディオを落とされてしまいますが、こちらはライライとジラーチを倒して勝ち。

◾️6回戦 後○6-2(投了)ゴルーグ
後1でオルタージェネシス成功。グレートキャッチーからデデンネを倒されますが、返しにアルティメットレイでゴルーグを倒し2体目の三神にエネ加速。
この返しにお相手あと2回攻撃されたら負けですが、どう考えてもあと残り2ターンでサイドを取り切ることが無理と判断され、投了されましたので勝ち。

◾️7回戦 先○6-0 アゴアクジギラマネロ
アーゴヨン&アクジキングGXとギラマネロを合わせた型。これはゾロアークを使用していて絶対勝てない相手だったのですが、三神ケルディオの場合は有利がつくと思っています。
相手のバトル場がギラティナスタートだったので、思い切って先1からやぶれかぶれで三神にエネを貼ってエンド。そのまま相手がしばらく止まりましたのでオルタージェネシスから非GXを3回倒して勝ち。

◾️8回戦 先×4-6 ズガアーゴヨン(とーしんさん)
約2年ちょっとぶりの対戦。2年前のJCSで対戦させていただいたのですが、その時僕はゲッコウガbreakを使用していました。かげぬいを言えば勝ちのはずなのにプラターヌやNを何回打ってもゲッコウガに参加することができずゲコガシラのまま。せせらぎの丘で山札を確認するとまさかのゲッコウガ4落ち。そのままゲコガシラは進化することなくゲコガシラデッキとして負けたという伝説を残しました。この再戦は気合が入ります。

試合の方はというと結果的に三神を2体倒されて負けてしまいました。ここの敗因はケルディオを間に挟まなかった僕のプレイミスです。
盤面にエネが0枚の状態からチャージアップ2回、溶接工で炎エネ2枚貼りからの手貼り1枚とこだわりハチマキまで引かれて負けてしまいました。
あとでとーしんさんと感想戦をしても「ケルディオが前だったなら負けていたと思います。」と言われ、自分の未熟さを知りました。いつかまたリベンジできるようにしっかりとポケカうまくなっていきたいですね。

◾️9回戦 後×3-6 三神カメポチャミュウミュウ(3位の方)
CLにて初めてボールなしサポなしのガン事故を起こしてしまいました。ケルディオスタートだったためエネを貼ってエンド。先にオルタージェネシスを言われあとはカメポチャの技での耐久やまんたんのくすりで耐久をされゲッコウガGXのかすみぎり2発でケルディオを倒されて負けてしまいました。
こちらも理想ムーブができると可能性はあったので残念な負けでした。

◾️10回戦 不戦勝
まさかの対戦相手現れずでした。ジャッジの方が記入用紙を持って行かれた後に遅れて来られましたが、対戦にはならず。
オポネント的には、対戦して勝ち>不戦勝>負けの順なので少し複雑な気持ちでした。


友達手帳のプロモと次のCL愛知の優先権を無事に得ることができました。

画像9


7.まとめ

三神ケルディオの形としてはかなり速効性もあり、攻撃的な形になったと思います。

プレイング自体もそれほど難しくなく基本的にはオルタージェネシスから入って大丈夫です。

ただし、炎ミュウミュウやレシリザなどHP280を一撃で倒してくる相手に対してはアルティメットレイから入ることの方がゲームとしては勝ちやすくなる場合があるので、そのあたりはしっかりとサイドプランを考えながらアタッカーを途切れさせずに対戦してみてください。

もうすぐシティリーグシーズン1が始まりますが、このまま使用しても十分強いレシピだと思っています。自分でこのまま使うまであります。(なぜ公開した)

また何か回し方でわからないことや質問がありましたらTwitter:@SyurikenninjaまでDMもいただけるとお答えできる範囲でさせていただきます。

長文を最後まで読んでいただいて、ありがとうごさいました。

それでは良いポケカライフを!



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