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愛犬がくれた奇跡#1

私のnoteのフォロワーさんの中に、愛犬の記事を載せてる方がいらっしゃって、私も昔飼っていた愛犬2匹のことを思い出しました。

今日はその2匹の愛犬 チビとペペが起こした奇跡についての記事を書こう!と思い立ったので、犬ダイスキ、わんちゃんが起こした奇跡ってどんなの?って興味がある方 ぜひお付き合いください♪

最期に私を呼んでくれたチビの話


1匹目の愛犬、チビとのお話(実話)です。

チビは、私が中学1年の時に我が家にもらわれてきた犬です。

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チビをもらってきた初日に、両親は予定があり留守、姉は修学旅行で不在・・・なんと私とチビの二人(二匹?)で過ごすことになりました。

最初は私におびえて部屋の隅っこでうずくまっていたチビも、私の差し出すオヤツにつられて近づいてきてくれて・・・

この初日の相手が私だったからなのか、チビは4人家族の中で一番、私になついてくれるようになりました。

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性格も私にソックリ。甘えん坊でかまってちゃんでワガママ(笑)

いつも怒られてビクビクして過ごしていた私にとって、チビだけが私の味方でいてくれる存在でした。


私が短大・就職と4年間宮崎に出てチビと離れていた間に、チビもだいぶ歳をとり、私が結婚するために地元に戻った時には、もう目も見えにくくなっていました。

12歳だもんね、人間の歳であれば かなり高齢。
昔のようにかまってあげたいと思いつつも、長男が産まれて子育てに必死だった私は、実家が近いにも関わらず、チビに会いに行く回数もかなり減っていたように思います。

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そんなある日、チビは突然、旅立ってしまいました。
室内で飼っていたのですが、母が目を離したすきに外に出てしまったらしくすぐ下の県道で車にはねられていたのです。

ただ、その事故が起きたと同時に私が駆けつけることができたのは
今考えても、チビが私を呼んでくれたとしか思えません。

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その頃の私のルーティーンは、生後5ヶ月の長男と家にいて、実家にたまに顔を出すのと、ちょっとした買い物に出かける以外は、外に出ることは滅多にありませんでした。

だけどその日はなぜか、急にドライブに行きたくなって。
なぜか分からないけどほんと急に。

いつもなら外に干す洗濯物をカゴの中に入れて、コインランドリーに行きながらドライブでもしようかな~って思ったんです。

私はすぐに洗濯物を車に乗せて、長男を連れて家を出ました。

自宅を出て、県道を走っている時に、偶然、当時高校生だったイトコとすれ違いました。

部活に向かうところだったのかな。イトコは単車に乗っていて、私はすれ違いざまに気づいて手をふりました。

ところが、イトコが何かハッとした表情をしながら、私に向かって大きく手をふって叫んでいて・・・

ん??止まってって言ってるのかなと思って私も車を道路脇に寄せました。

同時にスマホが鳴り、見てみるとそのイトコからの着信です。
私は車越しに、イトコがこちらを見ているところを眺めながら電話に出ました。

「もしも~し、どうしたの?」

「あーユミちゃん!!あのね、今ユミちゃんとすれ違うちょっと前にさ、道路に白いかたまりが見えて・・・それがなんか犬に見えたんだけど、もしかしてチビじゃないよね。なんか通り過ぎてから、ユミちゃん見かけた瞬間まさかって思って」

「えっ!ウソでしょ!! ちょっと確認してみる!」

電話を切ってすぐに、イトコは私の車まで走ってきてくれて

私は車を降りて、後ろを見ました。そしたらちょっと遠くに本当に小さい白いかたまりが見えます。

私は慌ててその白いかたまりの方に向かって駆けつけました。


・・・・・・・チビでした。


口元から少しだけ血が出ているのが見えました。

「チビ、車にはねられたんだ・・・。」

目を閉じていたので、もう死んでしまったんだと思い、私は震える手でチビを抱き上げました。

そしたらまだあったくて、柔らかくて・・・

チビはまだ生きていたのです。小さい息も感じました。

実家まで数百メートルしかない距離だったので、私はすぐに実家に電話して、一緒にチビを連れて帰りました。

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ただ、私の地元は小さな島。救急の動物病院はありません。

私はバスタオルにくるんだチビを腕に抱き、チビごめんね 恐かったよねと言いながら泣きました。

わずかな鼓動をと温かさを感じながら

チビおりこうだね、ヨシヨシと声をかけて頭をなでるうちに、チビは私の腕の中でだんだん冷たくなり、体も硬直していきました。

チビ・・・ありがとう。

私があの時どうして急に家から出たくなったのか分かったよ。

私を呼んでくれたんだよね。

もしあの時に家を出てなかったら、チビは ただの白いかたまりとして、他の車にもはねられていたかもしれない。そしたらこんなに綺麗な状態でチビを見つけることはできなかった。

もしあの時 イトコが偶然通りかからなかったら、私は気づくことができなかったから・・・・。

この温もりを感じることもできなかった。
チビありがとう。いっぱい支えてくれてありがとう。

親の監視の下でなければ外に遊びに行けなかった私が
唯一1人で出かけることができたのは、チビとの散歩だった。

チビがうらやましくて、チビになりたいなって思いながら仲良く散歩したな~。
前足より後ろ足の方が長いからか、だーっと走って止まる瞬間に、お尻がぷいって浮いてしまう姿が可愛くてたまらなかった。


私が怒られて傷ついた時も、イジメにあって一人ぼっちで苦しかった時も
いつでも私の布団にもぐりこんで私の隣でスヤスヤ眠ってくれたチビ。

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チビの温もりが私をどれだけ癒してくれたことか。
チビ、たくさんの思い出をありがとう。
私に看取らせてくれてありがとう。

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動物って、本当に不思議です。
姿かたちは人間と違うけど、あの子達も確かに人と繋がるココロを持っているし、癒すちからも持っているし、奇跡を呼ぶ存在だと思います。

今回、愛犬についての記事を書きたくなったきっかけは

こちらのお2人です。

↓↓税のお話を、無知な私にでも分かりやすく身近な文章で書いてくれて、お子さんやワンちゃんの癒しの投稿をしてくれて、人としての賢さとユーモアを持った方だなという印象の岩下さん。


そして、こちらも可愛い愛犬の写真と共に、心温まる言葉をたくさん教えてくださる ちぃ坊さん。
褒められ足りずに育った私に、褒めるコメントをくださって、いつも感謝しています↓↓

知り合って間もないのに、ご紹介させていただきました。ごめんなさい!

でもね、知り合った期間なんて関係ないのかなって最近思います。
ずーっと前から知り合いでも、親しくなれない人もいる。

知り合ってすぐにでも、どこか分かり合える、共感できるっていう人もいるんだな~って。noteを始めてから特に、それを実感する毎日です。

今日、岩下さんのワンちゃんを見て、ふとチビのことを思い出して
これも記事に書こうって思いながら
いつ書くの?今でしょ!って(古っ!!)

だって、出し惜しみなんてしてる時間ないんだもん。
自分に残された時間なんて、分からない。
思い立った今日、書いた記事でした。

次回は、もう1匹のペペのお話を書きます。

ぺぺと亡き姉とのエピソードです☆

今日も読んでくれてありがとうございました。

↓↓助けられたから書けるコト

↓↓過去の経験が誰かの役に立ちますように

↓↓私がnoteを書く時に心がけていること


私の書く記事は多分、伝わる人が限られています。いじめ、機能不全家族、HSP、病気などの記事多めなので。それでも深くせまく伝えたくて書いています。サポートとても嬉しいです。感謝します。コメントも嬉しいです🍀