ひまわりは、薔薇にはなれない。
生きている中で、こう思ったことはないだろうか。
「あの人みたいになりたい。」
私も幾度となく思ったことがある。
「北川景子みたいな美人になりたい!」
「あの女性社長みたいにカッコ良くて、何でもはっきり物を言えるようになりたい!」
「カリスマ性があって、いるだけで空気がピリッとなるような経営者になりたい!」
「あのスーパーモデルさんみたく、憧れられる女性になりたい!」
たいていの理想は自分とタイプの違う人。
隣の芝は青く見えるというけれど。
そして思う。
「わたしには無理だ。」
人と比べる癖がある私は、いつも自分の足りないところばかりみて落ち込んでいた。
最近、気づいたことがあって。
『ひまわりは薔薇にはなれない』ということである。
「は?当たり前でしょ?」
と思うかもしれない。
だって、そもそも種が違うんだし。
"種が違うこと"
これがわたしにとっては世紀の大発見だった。
人によって好きなお花の種類はあるかもれないけれど、「お花」はみんな綺麗だ。
こう見えて、
植物とか自然が大好きなので(笑)
季節のお花をよく観察したり、調べたりする。
どの花も綺麗だし、特徴があったり
その場面・場面で必要とされるものも違うし、季節や環境によって咲く花も違う。
例えば、
春の暖かい時期にはチューリップやマーガレット、
じめっとした梅雨の時期には紫陽花が咲くし、
夏になると、ひまわりや朝顔が咲き、
秋になればコスモスが咲く。
サボテンのように水をあげすぎると枯れてしまったり、
砂漠でしか咲かない花もあったりする。
でも、どの"花"も"花"だ。
動物でも人間でもない。花なのである。
優劣もない。ナンバーワンよりオンリーワン。笑
その花は種から花を咲かせるが、
種によって咲く花の種類が決まっている。
"種"というのは、自分が元々持っている、隠れた才能のことだと私は思う。
才能というのは、自分の強み。
自分が得意とすることであったり、
ストレスなくできてしまうこと。
これは必ずしも自分がしたいこと・好きなこと・なりたいものと一致はしない。
この認識を間違うと、すごくジレンマに陥る人もいると思うのだ。
冒頭の私のようにね。笑
北川景子が薔薇だとしたら、
わたしはひまわりだと言える。
(お前は雑草だろ!という声は無視)
わたしは、北川景子みたいなキリッとした顔立ちではない。
どちらかというと瀧本美織とはよく言われる。(これはガチw)
わたしは、あの女性社長みたいに切り込んで物を言えない。
むしろ、みんなの意見を聴いた上で自分の考えを述べたり、それをまとめたりする方が得意だと思う。
わたしは、カリスマ性があって、いるだけで空気がピリッとなるような人よりも、
その場にいると空気が和むとか、親しみやすいとか、そっちの方がしっくりくると思う。(もちろん使い分けるようにしているけどw)
わたしは、あのスーパーモデルさんみたいにスタイルはよくないけど、
人より身長は高い方だから、筋トレをして健康に気をつけて身なりを整えれば、それなりに憧れてもらえるかもしれない…!(顔は置いておいて)
大事なのは、自分の良さを活かすこと。
自分がどの種なのかを知ることで
とても綺麗に咲くことができると思う。
この綺麗に咲くことが大事で、
ひまわりは薔薇にはなれないけど、
綺麗に咲くことはできる。
薔薇のように派手に、ゴージャスな場面に似合うお花ではないけれど、
青空の下で、元気いっぱいに上に伸びて咲いていたら綺麗だなって思う。
逆に、自分は薔薇だと勘違いをして
どうして薔薇じゃないんだ!と落ち込んだり、萎れて咲いていたら、
「なんか元気ない花だなぁ…ちょっと残念」って感じると思うのね。
だから、
大事なのは元気いっぱいに咲くことだ。
元気いっぱい、綺麗に咲き誇るためには
自分の種を知っておく必要がある。
どういう環境で育つのか
どういう肥料が必要なのか
どういう育て方がいいのか。
自分の花の種類を知っておけば、
ちゃんと育つ。綺麗に咲く。
種をどうやって知るのか?は
長くなるのでまた今度。
機会があればお話しするとしよう。
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