成人したのに朝から大泣きする話

星野源に詳しい訳ではないけれど、彼の音楽が好きで、よく聴く。懐かしさに寄り添ってくれる気がする。優しくて、実家の畳みたいな。香ばしい匂いがして、ごろんと転がってみようかなって。

今朝は床で目が覚めた。昨日、というか日付は変わって今日だったけど、眠りそうになる度にバイト先の嫌いな店長のあれこれが思い出されて起きる、を繰り返していた。眠れなくて、じゃあ絵を描こう。と思ってiPadと向き合って、そのまま床で寝ていた。もう夏も終わって、秋の雨が降る朝。寒くて。しかも嫌いな店長の為にこんな、苦しい思いをどうしてしなきゃいけないんだ。凍えながら、なんとなく、星野源を流した。「Stranger」いちばん好きなアルバム。

聴いていたら、なんだか実家のことを思い出した。最初に住んでいた実家。鳥取の、父の実家のほう。きっと雨が降っていたから、それが過去と重なったのかもしれない。雨の降る休日、2階のパソコンのある部屋で母と過ごす休日が好きだった。インスタントだけど、カフェオレとか紅茶をマグカップに入れてくれて、ラジオをかけながら本を読む。母はPC作業をしていることもあって。弟は多分ゲーム。父は、記憶にないので多分いなかったんだな。それからまた、別の日のことも思い出す。住んでいた町は、お店と言えばスーパーと和菓子屋があるくらいで、服を買うとか日用品は隣町まで買いに行っていた。山陰は雨が多いんだったはず。雨とか曇りの記憶が多い。雨の降る中、カーラジオ流しながらのお買い物も好きだったな。昔からラジオが隣にある生活だった。母が、ラジオを聴く人で、食事中もラジオ。車に乗るときもラジオ。なにか作業するときもラジオをかけていた。当たり前にその光景を見ていたし、当たり前にラジオを聴いていたから、その習慣がわたしにも身に付いた。中学生の頃、父のラジカセを独り占めしてよく聴いてた。好きなアイドルがラジオをやっているのを知って、番組局までダイヤルを回すんだけど、なかなか綺麗に聴こえない。韓国語らしき声が混ざって聴こえることもあった。

そんな、どうでもいいんだけどちょっと大事にしたい記憶が、ぶわーっと溢れてきて、懐かしさと同時に、その光景はもう二度と無いんだという悲しさというか切なさが込み上げてきて。成人してる女が独り朝から声出して泣いてる姿はさぞ見苦しいだろうなあと思いながらも、たくさん泣いた。すっきり、した気がする。泣ける人間でよかった。

嫌いな店長に振り回されている状況が腹立たしくて嫌。でも自分を見失わないでほしい。なんでも否定する人だから、わたしが間違っているんじゃないかって思うときもある。けれど、そもそもはっきりとした正解なんてものの方が少ないでしょう。この世の中。わたしはわたしだから、否定されようが、自分がやりたいと思ったことをやっていなさい。いいですか?未来の自分。

それと、好きなものを好きと言える人でいてね。

店長は可哀想だよ。なんでも否定したがりで、人が好きだと言ったものを大事にできない。自分が好きなものまで貶してしまう。貶し愛なんて言葉もあるし、わたしもその気持ちわかる。でも貶しって所詮は悪口じゃん。言ってるうちにどんどん、「好き」が分からなくなるよ。好きなものを好きと言えるって素敵なことだなあって思うよ。

そして突然オタクの話になりますが、最近好きな、アイドルマスターSideM。

理由あってアイドルというコンセプトが良いんだろうね。過去を肯定してくれる。嫌なこと、苦しいこと、忘れたいこと、全部があって今の彼ら。わたしもそう。過去を肯定することは今を肯定することになる。自分をもっと好きになっていいし自分をもっと大事にしてもいい。そして同時に、他の人の「好き」を大事にできる人たちばかり。全肯定コンテンツ。

世の中いろんな人がいるよ。店長みたいな人もいるよ。アイマス嫌いな人もいるよ。たぶん。それでもわたしはこの、全肯定な姿勢で生きていきたい。店長みたいにはなりたくない。大事にしたい。

実家で過ごす雨の降る休日。それは、今実家に帰ったところでもう無い。母と過ごしたその部屋は、去年、父のいないときに入ってみると、おそらく万年床であろう布団と、一升瓶が何本か転がってた。逆に、母が今暮らしいている方の実家は、新しい記憶が多いから、というのもあるんだと思うけど、わたしの求めてる実家像じゃなくて。帰っても、一晩目の夜に、一人暮らしの家に帰りたくなる。

それくらいでいいのかもしれないけどね。でも、今年の夏実家に帰ってないからなのかな。ちょっと寂しくなってしまったかもしれない。この気持ちも、大切にしておこうね。



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どうでもいいけど書き出したかったこと。ゲロ袋。
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