海の話

担当アイドルのことは一旦置いておいて、海の話をしたい。

育ったところは山。起伏の激しい町で、標高の高いところからも海が見えた。山下の町の屋根よりも高いところに水平線が見えて、晴れた日には水平線の向こうに隠岐の島が見える。学校に行くときの坂道からは、いつも海が見えた。

自分の部屋からも見えた海。小学生の頃、赤毛のアンに触発されて、神様に毎晩毎朝お祈りをしていた。窓から北の方角、ちょうど海の方を向いて。

今思うと恥ずかしい話。でも、そのときの感覚か、海は神様がいるところ、話を聞いてくれるところ。そんな感覚が染み付いたのかもしれない。

中3で引っ越した先は、漁港のある町。家からも潮の香りがした。どこを自分の部屋にするか。わたしは、その家で唯一海の見える部屋を選んだ。新しい学校、新しい生活は怖かった。寝れないときは窓を開けて海の方角を見た。

高校へは自転車で15分。1番下流の橋を渡るのが好きで、いつもその道を選んで通っていた。晴れたときには、空の青と、海の青と、立山連峰の青が、本当に本当に綺麗で、大好きだった。制服の胸ポケットにiPhoneを入れて、好きな音楽を流しながら自転車を漕いだ。田舎だから誰ともすれ違わない。スピッツの青い車は、海の為に作られたような曲だなあと、このときからずっと思ってる。海に来るとついつい口ずさんでしまう曲。部活は大した活動してなかったけど、サボって行くところは海。砂浜は無くて、テトラポットと防波堤ばかりの海岸だったけど、潮風を浴びているだけで気持ちよくて、ワクワクして、ときには癒してくれて。そういえば、嫌なことがあったときには学校から水橋の端の方まで、防波堤横の道を自転車を漕いだな。夜の海はとにかく暗くて、なにかひとつの大きな生物のようで、飲み込まれそうで怖い。海は好きだけど、結局わたしは陸の生物なんだなー、と、思って、家に帰りたくなる。家に帰りたくなる為に、海に行ってたようなもん。

海が見えていた生活が当たり前だったから、今は、窓からどこを見ればいいのかわからない。きっとみんな、窓から外なんて見ないんだろうな。

やっと、やっと、海が身近にある生活ができるかもしれない。ちょっと遠いし、大変だと思うけど、頑張りたいな。海のある生活。

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どうでもいいけど書き出したかったこと。ゲロ袋。
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