弊社を運命の相手にするしかない

「運命の相手ってよく言うけれど、私そんなの、いないと思うのよ」
「運命の相手に、するの」

これは私の最愛のドラマ、「逃げるは恥だが役に立つ」におけるセリフである。

結婚相手を考えるシーンで登場するこの一節は、働くことにも通じるのではないかと考えるようになった。


入社して2か月弱。最近、「本当にこの会社でよかったのか?」という思いが頭をよぎる事がある。

私は幸い、当時志望度がかなり高かった会社に入社することができた。就職活動の軸に合致していたし、たくさん受けた面接の中で最も自分らしく話せたのが今の会社である。所謂「良いご縁」を掴めたと、内定承諾書にサインをした一年前の私は思っていた。

それでも最近考えてしまう。せっかくそこそこの高校・そこそこの大学へ進学したのに、大手企業を受ける勇気が出ず、マイナーな中小企業に入社したこと。大好きな本や言葉とは全く関係のない業界に就職したこと。このまま働いても、生活には困らないが高給取りにはなれないこと。私のような若い女性が少ない事。現時点で、取扱製品に対し興味も知識もさほどないこと。

こんなことを考えだしたらキリがなくて、「私の働くべき場所は、本当にここなんだろうか?」という不安に時折襲われる。


そんなとき、冒頭の逃げ恥のセリフを思い出す。目の前の人を運命の相手にするように、私もこの会社を運命の相手にするしかないのではないか

完璧な会社なんて存在しない。もしも、先述したような後悔が生まれない別の会社に入っていたら、きっと今抱えていない別の不安を感じるだろう。

過去には戻れない。今さら、新卒としての就職活動をやり直すことは不可能だ。だったら、今の会社を私の運命の相手にするしかない。そのために必要なことを考える方が、どうにもならない過去のことを考えるより遥かにマシだ。

これからも、似たような不安を感じることがあるだろう。そんなときはこのnoteを思い出したい。そして考えが変わったときは、またnoteに書きたいな。


明日も精一杯働けるよう、今日はもう寝ます。

自分を好きになるために使わせていただきます