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日本語教師はつぶしがきかん!

こんにちは、いま絶賛無職の元日本語教師です。

きのうも同じような記事を書きましたが、今日は「日本語教師」という職業について。はい、タイトル通りです。日本語教師は潰しがききません。(と思う)

日本語教師をやっているといろいろな職種から転職した人と出会います。もともと公立の学校の先生だった人もいれば、保育士さんや、会社員、翻訳業など多種多様です。前職のスキルは必ず日本語教師として何等かの役に立ちます。人前で話すことが得意な人もいれば、それぞれの生徒の変化にすごくよく気づける先生、どんなスキルも必ず生かせるし、授業で教えるときはそれこそいろんな役になりきって女優のように話す機会もあります。

先生によっては、事務能力もあり、コミュニケーションスキルも高く、マネージメントもできる、すごく優秀な人もわたしはたくさん見てきました。

でも、いざ日本語教師になったけど、やっぱり別の職種に…と思ったとき、なかなかそれを実現している人にわたしはあったことがありません。

もちろん転職は可能です。が、派遣社員などで会社を転々としたり(別に派遣が悪だ、と言っているわけではない)、塾講師のアルバイトをしたりという方もいました。要は、大企業に転職!なんてケースがないんです。

これを読んでいる方は少なくとも日本語教師という仕事に興味を持ってくださっている方だと思うのですが、ご存知のとおり、日本語教師の待遇はあまり良いものとは言えません。

主任クラスになるか、あるいは修士号でも取得して大学で教える機会を持たない限り、ずっと大卒初任給ぐらいの給料というケースがほとんどだと思います。

最近はD〇Mなどの超格安オンライン市場もけっこう栄えてきており、生徒が先生を指名する時代なので、すごくいい先生でもかなり安い時給で授業されているケースもあるかと思います。コロナで日本に行かなくても十分オンラインで日本語が学べる、という証明ができたので、日本に留学する人も減ってくるんじゃないかと思います。

なので、これから日本語教師なるぞ、と考えている方は今後一生これ一本で贅沢から遠い生活をしても頑張る!という気合がある人がいいんじゃないか、と思っています。

で、もし仮にいまわたしが高校生に「日本語教師になりたいんですが…」と相談された場合、きっとわたしは「とりあえず一般企業に就職してから考えるか、何か食いっぱぐれない資格をとってから、それから考えてみたら?」とおすすめしますね。

あるいは、ITに強い方なら、YouTuberをやっている先生もいれば、ブログで頑張っている人もいますね。でも、それはもう他の先生がやっているので、何か自分だけの強味を生かした道を見つけないと結構きびしいんじゃないかな…とわたしは考えています。

こういう私も、何度か転職しようとしたけど結局合わずに正社員を捨ててまた日本語教師にもどり、いまオンラインでほそぼそとやっているんですけどね。結局日本語教師はつぶしがきかないから転職できないんじゃなくて、楽しいからやめられない、という事実もあるかもしれませんね。




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