24.軍人皇帝時代の爪あと。
①でかすぎる領土を分けよう。
カラカラ帝の次に登場するのはディオクレティアヌス。彼は広すぎる領土を4つに分割して支配しようとした。これをテトラルキアという。そして皇帝は選挙ではなく、神の代理人として皇帝崇拝を強制した。
今まで市民と気軽に話していた皇帝の姿はなく、宮殿の奥深くに閉じこもってその姿は神秘のベールに包まれた。また神格化するために神殿を作り、ディオクレティアヌスの顔を彫って、信仰するよう促した。
皇帝が神という考え方はおかしくはない。カエサルも神となっているし