運命の瞬間に衝撃の展開②
それからまた数ヶ月。2月頃かな…
私はミュージックコロシアムを見ていた。
『あれ、しーくんってこんなにかっこよかったっけ…』
何度も見てるはずのDVD…何度も見てるはずのしーくん?
確かに私の大好物の黒髪だった。
でもそんなこと言ったらアイランドにえび座に湾岸に番協…私が観に行った閑也くんはどのときも黒髪だった。
それに気づいていないわけじゃなかった。
ただ私はどのときも自担しか見てなかったみたいだ。
「しーくんって本当リアコ❤️」
「自担は〇〇だけどリアコはしーくん❤️」
そのような しーくんリアコ❤️な拗らせ女子をたくさん見てきた私。
わからなくはないけどわからない。
グループでずば抜けて目立つ方でもないし、何よりどんな人だか最初は一番わからない。しーくんに限らず、私はリアコと言われる人の基準がよくわからなかった。
わからないはずだったのに…リアコとはこういうことか…沼なんだな…最初はわからない魅力にふとした瞬間気づいてじわじわ落とされる…身を持って実感した。
そう気づいてしまってからの私は大好物の暗めな髪色、度重なるリアコな発言や行動に耐えきれなくなった。
『しーくんなんて馴れ馴れしいよな…閑也くん…しんどい…』
それから私は、しーくんと呼べなくなってしまった。拗らせすぎたあまり振り出しに戻ったようだ。
しばらく閑也くんと呼んでいたのに気づいた頃には吉澤さんと呼ぶようになっていた。
むしろ吉澤さんとしか呼べなくなってしまった。末期。
私が吉澤さん拗らせオタクになるまでのお話でした。
拗らせてからのお話もまたの機会に!