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自慢したい話

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エレキベースを弾き始めて約40年。自分の為に、これまでにコレクションしてきたエレキベースの整理と自慢話を記録して行きたいと思います。
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下町兄弟@BEAMS

Motomyと私がまだ二十代の頃に結成した音楽ユニット「下町兄弟」の三十周年に合わせて、BEAMS JAPANさんでポップアップを展開してくれることになり、このコロナ禍の中、とても多くの方々にわざわざ足を運んで、グッズまで購入して頂き、この場を借りて皆さんには心からありがとうの感謝を述べさせて頂きます。 ※新曲制作までの経緯についてはこちらを参照 そもそも何故、BEAMSが下町兄弟なのか? 確かにBEAMSと言えば、ファッションを中心に様々なカルチャーを展開しているセレク

下町兄弟三十周年

下町兄弟は、今から三十年前の1991年当時に、Alfa Recordsに所属していたMotomyと、同じくAlfa Recordsで活動していたトラックメイカーのHit’Cの2人が出会い、翌1992年にHipHop/Rapユニットである【下町兄弟】を結成し、インディーズレーベル【シバウラレコード】を立ち上げ、活動を開始した。まだお互いに二十代だった頃の話である。 ユニット名の由来は、二人の出身が東京下町の為、東京の東側を拠点とした歌詞のテーマが多く、独自のフローでシニカルな

Fender PB/Singular Modify

フェンダーをSingularがモディファイしたらどうなるのか?中2の頃にベースを弾き初め、数多くのベースを所有してきた。 以前の記事にも書いたように、スペクターやミュージックマンやアレンビック、まだ書いていないがスタインバーガーだとかフォデラやケン・スミスなど、おまえ楽器屋でもやんのかよ?というぐらい、私の手元にはベースがある。ただ齢五十も過ぎると、アイデンティティとも言える一本が欲しくなってくる。スティングが近年愛用しているフェンダー・テレキャスター・ベースは、まさにそれだ

MUSIC MAN Sabre Bass 1979

エレキの神様、レオ・フェンダー氏がフェンダー社の次に世に放ったのが、ミュージックマンである。ブランドのネーミングと同様に音も直球勝負で、誰が聞いてもミュージックマン・サウンドと分かる音がする。 ミュージックマン社は1972年に設立され、最初の製品はベースやギターではなく、アンプだった。 ミュージックマンの最もポピュラーなモデルは1976年に発売されたスティングレイ・ベースで、数々の著名ミュージシャン達が愛用してきた。 筆頭としてミュージックマンの名を世に知らしめた存在は、Mr

Alembic AJ-II-HB

工芸的エレキベースの先駆者と言えば、誰もが「ああ、それならAlembicだよね」と答えるのはベース界の常識だろうし、実際のところかなり高額であり、見た目にも美しく、音のキャラクターも超個性的な楽器だ。 アレンビックは1969年、アメリカはカリフォルニア州サンタローザで設立された老舗の楽器メーカーである。 スタンリー・クラークAlembicのベースを一躍有名にしたのは、間違いなくスタンリー・クラークであろう。 私が中学2年生の頃、年齢の離れた兄貴にヤマハのベースを買ってもらっ