
Scrum Alliance 認定スクラムプロフェッショナルスクラムマスター(CSP-SM)研修を受講した話
はじめに
株式会社ゆめみでプロジェクトマネージャーとして勤務しているけいです。先日、表題の研修を受けてきましたので、感想などを書きなぐっていきたいと思います。
ScrumAlliance 認定スクラムプロフェッショナルスクラムマスターとは
認定スクラムマスター(CSM)の上級版のアドバンスド認定スクラムマスター(A-CSM)のさらに上級版です。同資格の最上位らしいです。それはいいんですが、なんでスクラムって二回入るんでしょうね。大事なことだから?
それはさておき、本家ページをぺったんこしときます。チームや組織を指導するレベルのスクラムマスターとのことですが、英語なので雰囲気的にそんな感じがしただけです。
参加したきっかけ
私の勤務する株式会社ゆめみは、アジャイル・ティール組織で構成されている変なユニークな会社ですが、最近はこれどうなのかなと思わなくはないです。というわけ?で、社内的にアジャイルに対する関心が割と高い状況にあります。そんな中で、以下の二つの理由がこちらの研修の受講決めたきっかけとなります。
前回受講したA-CSMの研修において、参加者(熟練スクラムマスター)との交流がとても刺激的であったため、再びそういった場に身を置きたいと考えたこと
A-CSM研修よりもさらに実践的で高度な内容となるはずなので、とても興味が惹かれたこと
なお、今までは英語版しかなかった本研修の日本語版が開催されると連絡があったことや、そこに受講料割引クーポンがついていたことは全然関係がありません😇
受講した研修について
私が去年来受講している、認定スクラムマスター(CSM)やアドバンスド認定スクラムマスター(A-CSM)の研修と同じ、Agile Business Institute社主催のものを選びました。もはやABI社の回し者との誹りを免れないかもですが、免れなくてもいいので研修を安くしていただけるとありがたいです。
研修内容について
講師や進め方は以前のCSM研修と同じだったため、以前の記事を再掲しておきますのでご参照ください。ご参照ついでにいいねを押すといいことが起きます。主に私にですが。
なお、CSP-SM研修は講師や開催会社によって大きく差の出るところとのことですので、ここに記載するのは今回の私が受講したものについての内容とご理解いただければと思います。
まず、誤解を恐れずに言えば、内容は以下の通りに大きく3つに分けられると思いました。
ファシリテーションについて
セルフブランディングについて
参加者同士のディスカッション
1つ目のファシリテーションについてですが、この章は関西テレビの石田アナウンサーが講師となって研修が進められました。この方はアナウンサーの中でもさらにファシリテーション力に定評のある方のようで、立ち振る舞いから声の大きさ、高さまで言及のある非常に実践的な研修が行われました。ちょっとすごかったです(語彙力)。これだけで別にお金取れますよねって感じでした。
2つ目のセルフブランディングについては、元お笑い芸人の方が講師となった動画を視聴後に、今後アジャイルコーチなどをするにあたって、どのように自分を見せていくかという部分を検討するという流れでした。ここについては、今までは全く考えたことのない部分だったため、未だにどうやっていくか考えて続けているくらい深い内容でした。
3つ目の参加者同士のディスカッションですが、これが本研修の肝であり本体だったと思います。議題は講師から与えられたものもありますが、自分たちで各種設定して実施したものもありました。ただ、どの議題でも各参加者の経験が深くかつ多岐にわたっていることから議論が白熱し、正直なところ2倍くらい時間があっても足らない状況になりました。研修後にちょっとした延長戦の時間もあったのですが、業務のために参加できず残念でした……
これらの一つ一つをスプリント、この講義自体をプロダクトとして研修が進む形となります。こちらもA-CSMと同様に資格試験はなく、この研修の受講とA-CSM資格の所持、およびCSMとしての2年間以上の経験があればCSP-SMとして認定されます。
感想とか。
前回のA-CSM研修をあまりにも軽い気持ちで受講してしまったので、こちらは準備万端でかなり気合いをいれて受講に臨みました。前回は話を聞くだけの時間が長かった議論にも付いていけるようになりましたが、今度は時間が足らない感じでした。本当に濃密な時間でした。
スクラムを深く理解したい人以外が受講を志すことのない研修だとは思いますが、最上位という謳い文句通りでした。機会があればぜひ受講をおすすめしたいと思います。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。拙いレポートですが、みなさまの一助になれば幸いです。