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「What do you do?」

 HLABサマースクール運営委員の夏実です!

 HLABでは、サマースクール開催に向けて7月17日と7月18日の二日間にかけて、第4回LP(リーダーシップ・プログラム)研修をオンラインと対面のハイブリッド形式で実施しました。HLABのサマースクールでは、海外大生を含めた多様なバックグラウンドを持つ人々との新たな出会いを通して、参加者である皆さんが学問的関心や将来について幅広い視点で考えられるようなきっかけ作りをしていきたいと願っています。今年は全国5ヶ所(東京都・下北沢、長野県・小布施町、徳島県・牟岐町、宮城県・女川町、群馬県・中之条町)を舞台に開催します。

 第3回LP研修は、”High School Students First”, ”One Team”, “Professionalism”という3つの項目を基に、”Be Professional”をテーマとして掲げました。運営委員全体の仲がさらに深まり、メンターとして参加者と真剣に向き合うべくそれぞれが気持ちを高める会になりました。

 第4回LP研修はサマースクール前最後ということで、サマースクールを約1ヶ月後に控えて、運営委員一人一人が出来ることに意識を向けています。テーマはこちら!

「What do you do?」

 第3回までのテーマは、「自分は何者だろうか」や「HLABや自分にとって理想の状態は何か」といった「Be」に重点を置いてきたのでした。そうしたあるべき「Be」と今の自分の状態の「Be」とをつないで、何を「するのか」について考えてほしい、という想いが込められています。


 今回の研修では、このテーマをもとに以下のプログラムを2日間に渡って実施しました。

Day 1:
Why HLAB?
メンタリングワークショップ
参加者ケーススタディ
Send-off time Time

Day 2:
工作セッション
委員長メッセージ

Why HLAB?

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 第1回LP研修では、運営委員それぞれのHLABでの目標を明確にするべく、「HLABを知る」ことにまず特化しました。HLABでやりたいことをリスト化し、自分の将来の目標をブレストした上で、自分の将来とHLABで活用することを繋げ、最終的に自分のHLABを活用する目的を実践する方法をまとめました。

 今回はそれを振り返る形で6人ずつのグループに分かれ、「初参加者」「高校生参加者」「過去メンター経験者」の3つの異なる視点から、HLABに期待していたことやこれまでの経験を元にどんな人間になりたいかと言った内容について発表し合いました。普段関わることのない他地域や他部署の運営委員との交流は、また新しい観点を発見するきっかけともなりました!

 さらに、サマースクール後の自分の姿を想像して絵に表現しました。小さい頃と比べて絵で表現するという機会が減ってしまった多くの大学生が真剣に取り組む姿が非常に微笑ましかったです。
 この企画を通して、一度立ち止まり、さらなる向上のために初心を振り返ることの重要性を覚えました。

メンタリングワークショップ

〜メンターとして活躍する自分をイメージできていますか?〜

 HLABでは「異なる人生を歩む人々が、その違いから刺激を受け、学び、共創する」ことをミッションとして掲げています。その実現の上で欠かせないのが、メンタリングの質だと私たちは考えています。

 サマースクールを約1ヶ月後に控え、運営委員全体としてのまとまりが生まれたところで、最後にもう一度メンタリングの基礎を学びました。

 そこで、メンタリングにおいて意識するべき4つのポイントを紹介したいと思います。

1. 「なぜ?」を封印
2. 「どう?」を封印
3. 過去形での質問
4. まずはYes/Noで答えられるものから!

 私たちは日々の暮らしの中で、理由を求められると無意識のうちに言い訳を探しがちです。また、「どうでしたか?」などの質問は聞き手にとっては楽でも、答えるのが案外難しかったりします。ワークショップでは、WHY(なぜ)とHOW(どうして)の代わりに、WHEN(いつ)WHERE(どこで)WHO(誰と)WHAT(何を)を積極的に使って、相手の背景や意図を引き出そうとする運営委員たちの姿が印象的でした。

 事実を整理する質問を通して、参加者に気づきを促し、そして問題解決のための足場かけとなる。聞き手が「なぜ」「どうして」といった質問を避けることで、答え手の事実が明確に見えてくるのを、この企画を通してより一層実感した人も多かったのではないでしょうか。

参加者ケーススタディ

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 相談された悩みが、想像のつかないコンセプトや共感できない内容だった場合あなたはどうしますか?

 3人1組のグループになり、過去に起こった実際のケースを元に各グループで解決策を話し合いました。挙げられた例として、

ある参加者が「メンターと話すために来たので、他の参加者と話したくありません」と言い、他の参加者とはコミュニケーションを取りません。さて、この参加者に対してどうしますか?

といったものがありました。

 「自ら参加者から学びを受ける姿を見せる」だったり「違う生き方や経験をしてきた参加者と話す魅力を伝える」といった様々な回答が挙げられました。

 自分の価値観を押し付けるのではなく、「High School Students First」を心に留めながら参加者と向き合う事で、メンティーに寄り添ったコミュニケーションが実現できることを各自学ぶことができたと思います。

Send-off Time

LP1日目最後は、フィードバックタイム!

 参加者それぞれがチームメンバーから自分の仕事ぶりや性格に対して客観的事実を伝えてもらい、自分自身の行動を客観的に振り返ったあと、ハウスに持ち帰り、サマースクールに向けて適切な目標設定を立てるという企画。

そもそもなぜフィードバックをもらうの?

 その理由として、「自分がとっている行動や自分の状態を客観視でき、把握できる」、「自分が他者に与えていた影響や人間関係の中での自分の位置、あり方などを把握できる」、「引き続き望ましい行動を取り続けるための勇気づけとなり、また望ましくない行動を修正する機会となる」が挙げられます。これらは全て目標を達成するため。

ではなぜ目標を立てる必要があるのか?

 それは、いま自分がいる位置と、ゴールを比較することができるから。

 フィードバックをお互いに与えるにあたって、「あなたは」を主語にして客観的事実を伝える、もしくは「わたしは」を主語にして主観的事実を伝えることを意識しました。その上で、受け取り側は「良いことを言われたのか悪いことを言われたのか」の識別をせず、あくまで自分が目指すべき「目標」に向けて、今どこにいるのかを自ら把握して、行動の変化を起こしていくことが目的ということを忘れないよう努力しました。

工作セッション

〜想いを形に〜

 LP研修2日目のキックオフ企画として、サマースクールへの今の想いを画用紙使って自由に表現しました。折るも良し、切るも良し、貼るも良し!

 幼い頃のように工作や絵で表現する機会が減ってしまった運営委員たちが、真っ白な紙を前に、一生懸命アイディアを練って真剣に作業に取り組む姿はとても微笑ましいものでした。

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後は、それぞれの作品を組み合わせて完成!みんなの想いがひとつになった瞬間でした。

委員長メッセージ

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 LP研修2日間の最後に、各地域の委員長と今年のCEOから「半年の総括」と「決起コメント」の意味も含めてメッセージを頂きました。それぞれがHLABへの想いを他の運営委員と共有したことで、より一層サマースクールに向けて気を引き締めるきっかけとなりました!

 サマースクールまで残りわずかとなりましたが、運営委員一同、皆様とサマースクールでお会いできるのを心より楽しみにしております。

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HLAB 2021 運営委員会: info@h-lab.co

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