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山根博士の「スマホ取材の裏側」2017/04/14(vol.1)-全文無料掲載

《目次》

[1]山根博士の「スマホ取材の裏側」開始
---記事に書けない話を毎週掲載
[2]サムスンGalaxy S8発表会取材
---ニューヨークは大きな盛り上がり
[3]LinkNYCが快適過ぎて仕事が捗る
---無料で200Mbpsネットアクセス
[4]現地SIMを買わずにアメリカを過ごす
---ローミングプリペイドSIMの活用
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[1]山根博士の「スマホ取材の裏側」開始
---記事に書けない話を毎週掲載

毎月のように海外取材に出るようになって、はや数年。基本的に取材内容はメディアに記事として投稿していますが、細かいネタや専門外の話は記事にはできず、SNSに投稿する程度。とはいえどこかにまとめておきたいネタや、メディアには書きにくい取材話などはなかなか書く場所も無し。Blogもやっているものの記事のまとめを掲載というスタイルのため、雑談は書いていません。

そんな裏話を発信するのにメルマガも考えたものの自分はどうも苦手。できれば写真も入れたいところ。そこでnoteの有料マガジンで毎週書くこととしました。月額500円、毎月4回の更新予定です(原則金曜日)。なお今回の第一回分は、ほぼ全文が無料で読めるようにしています。

自分は展示会マニアでもあるので「なんでそんなところへ行っているの?」と思われるようなこともしばしばあります。情報収集だけで参加するイベントは記事も書かないため、遊びに行っているだけでは?なんて思われることもしばしば。しっかり仕事しているので、そんな話も書いていこうと思います。

また取材にまつわる移動の話だったりホテルのネタ(2016年8月のニューヨークで泊まった「上が金網で仕切られたホテル」で、隣人のスマートフォンの操作音まで聞こえ、仕事どころじゃなかったとか)など、SNSにたまに書いてはいるものの、タイミング逃して書き忘れてしまうこともよくあります。そんな雑記も書いていく予定。トラブル無いように万全の準備はしているものの、これだけ移動を続けていれば何かしら起きてしまうものです。

ということで1回目は3月末のニューヨークの話あたりでまとめます。

[2]サムスンGalaxy S8発表会取材
---ニューヨークは大きな盛り上がり

2017年3月29日にニューヨークで開催されたサムスンGalaxy S8の発表会に参加しました。Sシリーズの最新機種は、例年なら2月のMWC(Mobile World Congress)時に発表されるので、この時期にサムスンの発表会で海外へ行くのは初めて。ちなみに昨年は4月頭にファーウェイがロンドンで発表会を開催しましたが、そのファーウェイは逆にMWCで新製品を発表。おかげで春の新製品発表会の遠距離出張は1回で済みました。

今回はGalaxy Note7の販売中止後の最初のフラッグシップモデルの発表会といことで、DJ Koh氏がどのような登壇を行うかが注目ポイント。安全対策(主に品管)から入るあたりは当然として、メディアの注目はそちらよりもやはり新製品。リークは出ていたものの、「18.5:9」「6.2インチと5.8インチ」と、今回のディスプレイサイズの説明は納得のいくものでした。

実はMWC2017でLGが発表した「G6」は18:9のアスペクト比でしたが、片手持ち以外の理由付けが弱く、フラッグシップモデルと言えるかどうか疑問に感じていたところ。Galaxy S8シリーズが出てきたことで、G6も類似の形状が受けるかもしれませんが、逆に客は全てGalaxy S8に行ってしまいそう。エッジディスプレイでは無いため、持った感じはG6のほうがさらに大きく感じるのですよ。

さて発表会そのものはマンハッタンのリンカーンセンターで開催されました。2年前もここでGalaxy Note 5が発表されましたが、会場の運営で今回も面倒が。サムスンが借り切っているので入場時に入場者チェック(サムスンスタッフ)が行われるのですが、そこで入場券を受け取り、中で改めてスタッフ(リンカーンセンター)にそれを見せないと、先に行けないのです。

つまりどんなイベントだろうが入場券は必要ということ。はっきり言って面倒。実は今回も1番に並んで、1番に入場したものの、入り口で入場券を渡されず、その先で「入れないよ」と、中に入るのを阻止されてしまったのです。慌てて入口に戻りましたが、まったくばかばかしいというか、もうここでの発表会はやめてほしいくらい。

また中に入ったら入ったで、2階と3階に分かれており、どちらに行ってよいかわからない状況。なお2年前は別のホールだったので、その時とは内部は全く違う構造。最初は3階の入り口で待機していましたが、近いのは2階だろうと移動したものの、これは結構ギャンブル。たまたまと言うか、入り口にいたリンカーンセンターのスタッフに日本人がいて、ホール内の様子を聞けたので開場後はいい席を確保できましたが、まあとにかく二度とここは使わないで欲しいと思うところです。

そして発表会終了後のタッチ&トライが40分くらいしか時間がありませんでした。通常は1時間半から2時間くらい自由にいじれるのですが、今回は会場が狭いのでメディアの後にパートナー向けなど、再度発表会が入ったからそうなってしまったよう。しかし40分で一体何をすればいいの!?しかも通路部分なので、人が多すぎてなかなか端末に触れない。後で聞いたらホールの横側は人が少なく十分触れた模様。後から気が付き移動したものの時すでに遅し。

最近のサムスンの発表会は、タッチアンドトライコーナーは十分なスペースと端末の数が確保されていて、一人でじっくりと端末をいじり写真撮影することが出来たんです。しかし今回は一昔の人が殺到するメタメタな状態。写真撮影枚数はわずか200枚程度に留まってしまいました。これでは記事数本書いたら写真ストックは無くなってしまいます。

Galaxy S8はいい製品であるし、日本でもまた改めて発表会があるでしょう(当然出るはずだから)。端末写真が必要ならばその時に改めて日本に行って撮影してもいいのかな、とは思います。しかしかなり意気込んでいったのに取材時間が短いとあって燃焼不足で終わってしまいました。普段なら最後まで写真を撮りまくり、端末をいじりまくるのですが、それが出来なかったのが残念。まあ弾丸ツアーだったので、実はこれくらいがちょうどいいのかもしれません。

[2]LinkNYCが快適過ぎて仕事が捗る
---無料で200Mbpsネットアクセス

アメリカの通信環境は悪くはありませんが、マンハッタンに設置されている高速ホットスポット「LinkNYC」の威力を今回も感じました。すでに過去にアスキーで記事を書いていますが、200MbpsのWi-Fiが無料で使えるのは恐ろしい威力。記事を書いたのは去年の8月ですが、それから1年弱で設置スポットも広がっていました。

アスキー:下り200Mbps超えの無料Wi-Fi「LinkNYC」を試した

LinkNYCは公衆電話跡地にデジタルサイネージ付きのホットスポットを設置。運営費はサイネージの広告で賄うというもの。クアルコムやニューヨーク市が運営しています。7インチ程度のタブレットが埋め込まれていてIP電話無料。他にUSB端子がありスマートフォンの充電も出来ます。利用はメール登録だけ。8番街などは十数メートルおきに立っている場所もあるので、歩きながらでもある程度使えます。

今回は夜中にとあるダイナーへ行って夕食がてら仕事をしたのですが、そこを選んだのは店の前にLinkNYCがあるから。窓際の席に座ってノートPCを広げてWi-Fi接続してみると爆速。お店にもWi-Fiがあるようですが試すことすらしませんでした。

また発表会が終わってから夜中にEngadget用の動画を編集し、約3GBのファイルをYouTubeにアップしようと思ったところホテルの回線では全く上がらず。途方にくれたのですが、LinkNYCを思い出して、夜中の3時にホテルを抜け出し外へ。周りが危なくない状況を確認しつつ、LinkNYCのすぐ横に立って動画をアップしたところ数分で完了。まさしく爆速でした。3月末のニューヨークは気温も低くてまだ冬。もしも10分もかかるようだったらその場にいることすら耐えられなかったと思います。

なお無料と言いながらも、お店に入って食事をすればお金はかかりますよね。まあそのあたりは食事時間に行くならいいかなと。といいつつも今回は同じお店に数回入り、仕事してしまいました。寒くなければ外で立ちながら仕事しちゃうんですけど、今回は寒さに負けた...

今後もLinkNYCの設置場所は増えるようです。一番の理想はどこかのホテルの目の前にLinkNYCがあり、ホテルの部屋から爆速でアクセスできること。プリペイドのLTE回線でも100Mpbsを出すことはありますが、無料で200Mpbsの魅力に勝るものはありません。ということでニューヨーク・マンハッタンはSIM無しでも過ごすことができるかも。

[3]現地SIMを買わずにアメリカを過ごす
---ローミングプリペイドSIMの活用

海外に行ったらまず現地のプリペイドSIMを買うのが通例になっていますが、最近はちょっと手抜きすることが増えています。ローミングSIMを使ってしまうのです。しかもキャリアの契約のローミングではなく、プリペイドSIM。契約のローミングは誤課金の経験が何度もあるので(香港キャリアですが)好きになれないのですよ。その点プリペイドならば、残金が無くなれば使えなくなって終了とわかりやすい。

今回使ったのはタイAISのSIM2Fly。アジア版を香港の屋台(シャムシュイポ)で買ってよくつかっています。今回は欧米でも使える30か国対応バージョンで、HK$200(約2900円)前後で15日間、3GBが利用可能。3GBを超えると128kbps帰省なので、SNSのメッセージくらいはそのまま使い続けられます。なおアジア8カ国版は7日3GBでHK$90(約1300円)前後。

使い方は簡単で現地でSIMを入れてAPNをinternetと記載してデータローミングをONにするだけ。と思いきや、ブラウザを開くとタイ語で何かが表示されました。回線も3G。もしやパッケージがついていない?落ち着いて電源を入れなおすと今度は何事も無かったようにLTEで接続。このあたり、プリペイドSIMはトラブルあったら電源を入れなおすのが鉄則です。

速度は上下20Mpbs前後。十分実用的でストレスフリー。YouTubeの動画も品質は落ちず。テザリングもOK。アメリカ向けのプリペイドSIMは中国聯通香港などが出していますが、あまり安くないんですよね。どこの国へ行くにもAISのプリペイドSIMがしばらくは便利そうです。

なお渡航に合わせて中国聯通香港の46カ国共通プランも加入しましたが、そちらの話はまた別途。世界中定額を謳うOneSIMも持っていきましたが、元がT-Mobile USAなのでアメリカでの回線は快適。そして数年維持しているAT&TのWi-Fiルーターが、今回お金を入れてもデータが流れずというトラブル。香港からいろいろ持っていった他国回線で何とか凌げる時代になったので、もうAT&Tのルーターを維持する必要はないのかも。=========================

発行:山根康宏 (@hkyamane)

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香港在住の携帯電話研究家
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