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ドバイの展示会取材は断念、海外に行ける日はまだ遠い◆Vol.155

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12/5-10にドバイで開催される展示会「GITEX」行きを中止しました。行く気は満々でしたが、現在の世界的な状況を考えると「行くべきい」と心の底ではわかっていたのです。でも「行ける可能性がある」ならなんて淡い期待も抱いていました。しかし行ける可能性が絶たれたため、完全に断念です。

ここ数年、毎年行ってる展示会は以下です。
1月:CES
2月:MWC
3月:AWE
4月:Hannover Messe、Milano Salone
6月:Computex、MWC上海
9月:IFA、PT Comm
10月:GITEX

GITEXは中東の最新IT事情がわかります。中東各国はとにかく「金」があるのです。だから世界中の最新のIT技術の導入に積極的です。特にドバイは政府のIT化などでも世界の最先端を進んでいます。GITEXに行けばスマートシティーの動きもよく見えるのです。

そして世界中の最新技術を取り入れるということは、CESやMWCで見た技術が改めて展示されていたりします。美団の自動配送車がドバイの街中を走る、なんて話も聞けるわけ。特にUAEキャリアEtisalatブースは世界の技術のミニ展示会場化しています。Etisalatブースに行くだけでもネタだらけなのです。

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さらには中東はアジアとヨーロッパの中間、中央アジアやインドも近く、それらの国からの展示や来場者との情報交換もできます。GITEXに行った取材記事をメディアに書くことはあまり多くないのですが、現地ではいろいろな情報収集をしているのです。記事ネタを探しに行くというより、未知の知識を入手西に行っているようなものです。

そしてドバイは意外と物価が安いんです。ホテルもそれほど高くないし、地下鉄やタクシーも安い。そして食事も高くない。デパートの食品売り場ですら価格は一般庶民レベル。滞在費があまりかからないのです。

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またドバイ郊外には中国からの輸入品を扱う中国マーケット「ドラゴンマート」もあります。数年前に行ったのが最初で最後、そのあと再訪していないのですが、当時は中国製のタブレットや変な携帯電話なども多く売っていました。今はどんなものが売っているのかも見たいもの。

しかし様々な状況を考えると海外に行っている場合ではなく、ギリギリのタイミングまで悩みつつも断念しました。最大の理由はやはり外務省から海外渡航の危険度が『レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)』となっていること。

10月に日本から香港に向かったのは香港に住んでいるからであって、地元に戻るため。万が一香港で何かあっても自己責任で対応できます(生活基盤がありますから。病院や関連機関などにも自分で対応可能)。しかしドバイ行きは「海外」です。何かあっても自己責任ですべてカバーできません。

そして以下4つの理由からも断念しました。

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