2019年の年頭所感。いよいよVR、ブロックチェーンDApps元年へ!

gumi国光です。今年の年頭所感として複数インタビューを受けたので、その内容をまとめて掲載します。去年は未来への仕込みが充分にできた年になりました。今年はポップ、ステップ、ジャンプの「ステップ」の年になると思います。去年仕込んだものをしっかりと実行していく年にしていきます!

Forbesインタビュー
https://forbesjapan.com/articles/detail/24672

モバイル動画、XR、ブロックチェーンの3領域で仕込みができた

──2018年はどのような年だったでしょうか? 今年を振り返ってみて、事業の手応を教えてください。

会長になり新規事業を中心に担当してきました。領域は3つで、モバイル動画、XR(AR・MR・VRなどの技術を総称)、ブロックチェーンです。モバイル動画はdelyの大型エグジットが出るなど各社順調に業績を伸ばしました。XRは東京、ソウル、ヘルシンキで行なっているインキュベーションが計43社となり、業界を牽引する企業も増えてきました。更にはVtuber(バーチャルYouTuber)というVR時代のキラーコンテンツもキズナアイのActiv8を始め、数多くの企業を産出することができました。ブロックチェーン事業に置いてもgumi Cryptosという30億円規模のファンドを組成し、ベイエリアを中心に投資を開始を始め、更にはNo.1ブロックチェーンゲームを開発しているdouble jump.tokyoが仲間入りしました。

各領域ともに来年の飛躍に向けた仕込みが充分にできた年になったと思います。

2019年注目領域はVRとブロックチェーン

──2019年、事業をどう成長させていきたいと考えていますか?

VRはいよいよ上期にOculus Questが発売になります。このハードこそ、我々業界の全ての人が待ち望んでいたものに性能も価格もなりました。そこに向けたキラーコンテンツをどれだけ投入できるかが重要な年になります。 東京とLAでつくっている大型VRゲームには、ぜひご期待いただければと思います。VtuberはIP、プラットフォーム共に多数仕込んでいるので、こちらも更なる大ブレークの年にしていきたいです。 ブロックチェーンは独自プロジェクト「フィナンシェ」がローンチされ、更には複数のブロックチェーンゲームが公開予定です。こちらも大きな期待をしています。

──2019年、個人的に期待している領域などはありますか?

いよいよVRが飛躍の年になると思います。2015年から5年越しの夢、大きく咲かせたいと思います(笑)。ブロックチェーンはバブル崩壊後の一年を終え、投機目的の人たちはいなくなり、この技術の未来を信じて打ち込む人たちだけが残りました。ITバブルの焼け野原からGoogleやFacebookが産まれたように、この焼け野原から新しい未来を牽引する企業が産まれてくると確信しています!


「XRについて」 MoguraVRインタビュー
https://www.moguravr.com/xr-key-person-2018-2019/2/

Q1 2018年を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ

Vtuberの大躍進は想像以上で驚きました。トーク、ゲーム実況、歌ってみた、踊ってみた、ショートアニメなど色んなコンテンツフォーマットも生まれ、盛り上がりを加速させました。元々は同人的な活動が中心だったのですが、しっかりと資金調達をしてスタートアップとして活動する企業が増えたのも大きな変化でした。

IPの運営だけでなく専門プラットフォームも多数出てきました。スマホ中心のコロン、REALITY、カスタムキャスト、ミラティブ、トピア、ZEPETO、IRIAMなどが、そしてVRプラットフォームもVARK、cluster、VR SPARC、INSPIXなど多く発表がありました。その中でも特にclusterでの輝夜月、VARKでのYuNiライブの大成功はVTuberがVRのキラーコンテンツになっていく確信を深めてくれました。

ゲームではBeat Saberの大ヒットが印象的でした。既に30万本を突破で、恐らく2019年にはVRゲーム初のミリオンタイトルになるのは確実だと思います。

もちろんDMMさんのエロの進化も忘れるわけにはいきませんw

ARでも色んなサービスが出てきました。Graffityの『ペチャバト』は実に野心的。プレティア は謎解きAR、HADOはeSports、プレースホルダーは知育と幅が凄く広がりました。

B向けでもInstaVR、ナーブ、ジョリーグッドなどを筆頭に大型調達が続き、企業向けVRは完全にテイクオフしたと感じました。

Q2 2019年はどうなりそうか、展望や自身の抱負、読者へのメッセージ

上期のOculus Quest発売が大きな転換点になると思います。6DoF、スタンドアロンHMDが399ドル。ハードは文句ないところまできました。後はキラーコンテンツだけ。ゲーム、VTuber、エロが牽引すると思います。これらが全て揃っているのは日本だけ。間違いなく世界のVRを牽引するのは日本で、2019年がいよいよ本当のVR元年になると思います!w

我々の取り組みとしては、よむネコからVR MORPG 「ガルガンチュア」が、inxileからVRサバイバルシューターがローンチするのでご期待ください!かなりのデキに仕上がってきています。

ARはNianticの「ハリー・ポッター:魔法同盟」がポケモンGOの時のような旋風を巻き起こすのは間違いないと思います。

皆んなで、2019年をVR元年に、そして日本をVR大国に出来るよう頑張っていきましょう!!


「仮想通貨、ブロックチェーンに関して」

2018年は、バブルの崩壊でフェイクな事業者やただの投機家がいなくなって、真剣に取り組む事業者とブロックチェーンの未来を信じる投資家だけが残った年になった。

2019年は、特に3つの領域に注目しています。
① イーサリアムとEOSを筆頭にしたプラットフォームの競争が激しくなる。それに伴って技術革新は加速する。

② プロトコルではないアプリレイヤーのリアルユースケースが求められて、最初のキラーユースケースはゲームとソーシャルネットワークになる。これらに置いてはオンチェーンとオフチェーンの棲み分けがキーになる。まだ全てをオンチェーンでというのは不可能なので。

③ SECを筆頭にした各国の規制の方向性が明確化されて機関投資家の参入が増える。

そんな中、gumi cryptosは日本ではB cryptoと並んでほぼ唯一のcrypto特化の機関投資家として、世界のcrypto業界でのポジションを築き既に8プロジェクトに投資しました。

dappsは資本業務提携をした double jump tokyoの「MyCryptoHeroes」がDAUなどで世界一になるなど大躍進をしました。今年は新作もリリースしていくのでご期待いただけると!更に上旬にはブロックチェーンをベースにした全く新しいソーシャルネットワーク「フィナンシェ」もローンチします。こちらもご期待ください!

これに加えて、モバイルゲームでは、既に発表させていただいてる、乃木坂46など坂道メンバーが集結する『乙女神楽 ~ザンビへの鎮魂歌~』、『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』などの大型タイトルがローンチ予定です。それ以外の作品も順調に開発は進んでいます。モバイルゲームで結果を出しつつ、VR、VTuber、ブロックチェーンなどの新しい領域を切り拓いていきます!今年も一年よろしくお願いします^^

具体的なプロジェクト紹介と資本主義2.0はまた別で書きます!時間がなかった(笑)

こちらの記事も力作なので是非ご覧ください^^
Web3.0、GAFAのその先!中央集権型からから自律分散型へ。情報のインターネットから価値のインターネットへ
https://note.mu/hkunimitsu/n/n6f0d258ad38e

僕がVTuberとVR、ブロックチェーンに懸ける理由 >自立分散型メタバースと民主主義2.0
https://note.mu/hkunimitsu/n/n4898e7daea73

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