人工知能vs人間の対立構造は間違っている
まずはこちらの動画をご覧ください。
過去の記事を見ていただくと分かると思いますが、ここ数ヶ月で、私に大きな影響を与えた人物の一人がこの安宅さんです。
今まで、
「自分の職業がAIに奪われるのではないか?」
という漠然とした不安を抱いていた方も多いと思います。
正直、私にもそのような時期はありました。
やっぱり、なぜか分からないけど、ものすごく不安になることってありますよね。
最近だと、コロナの新規感染者数の増加とかですかね。
(これに関しては、ファクトベースで報道しないメディア側の問題も含まれているとは思うが)
この動画内でも触れられていますが、よくよく考えたら、「自分の仕事がAIに奪われるのではないか?」という疑問は論点がズレているんですよね。
「AIvs人間」ではなく、
「AIを使いこなす人間vsそうではない人間」
というのが正しい対立構造だと思います。
これからは
「分からない、知らない」
ということを言い訳にして、AIを活用しないという選択をするのは、自身の企業を潰しにかかっているようなものです。(もちろん、全ての事業にAIを使えと言っているわけではない)
だって、ライバル企業が、事務的な作業をAIに代替して、社員は今までよりもクリエイティブなことに時間を使えるようになり、その分析はAIが行うようになる。
そりゃ差をつけられても仕方ないですよね。
しかし、全員がエンジニアレベルのことができるようになれば良いという問題でもありません。
理系であろうと、文系であろうと、AIに関するリテラシーをそれなりに身につけた上で、それを事業活用する人材が今後ますます必要とされると思います。
これに関しては、各大学の動向を見ていれば明らかです。
文系の学部でもAI人材・データ人材の育成を行っている大学が増えてきていますよね。
それに、私たち人類は多くのテクノロジーを進歩させ、それらを使い倒してきました。
例えば、鉄道の進化を見れば一目瞭然だと思います。
馬車鉄道→蒸気機関車→ディーゼル機関車・電気機関車→現在の電車→新幹線
鉄道の進化によって、機械が人間の仕事を奪ったわけではなく、むしろ私たちの生活を以前よりも便利なものにしていると思います。
余談になりますが、現在のAIは私たちが、期待しているほど賢くありません。
正直、1年後、2年後にAIが普及しているとは考えづらいですよね。
「なんだ、使えないじゃないか」
と思った人もいるかもしれませんが、今後の私たちの生活そのものを変える可能性は大いにあると思います。
だから、現在からそのようなテクノロジーに目を向け、アンテナを張っておく必要があるのではないでしょうか?(何も考えていないと、痛い目に合うぞという忠告をここでしておきます)
これからは、「AIに仕事を奪われるのではないか?」というネガティブな考えは捨てて、「どうやったら、私たちの社会をより良いものにできるのか?どこかにテクノロジーを活用できないのか?」というポジティブな考え方をするようにしましょう!
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