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02_典型的HSPだと知った

22〜24歳

新卒で入社した会社は家族経営の零細企業だった。従業員10名ほどの田舎の小さなプレハブ事務所。平均年齢も高く、先行きは良いとは言えなかった。ブラックな経営により傾き始めていると気付いた私は逃げるように2年で退職。地元を出て都会の大きな会社に転職し、一人暮らしを始めた。2社目では第二新卒入社のような感じで、今思えば即戦力のスキルには程遠かったはずが、1社経験しているプレッシャーを感じ、上司からの熱い期待に応えるように仕事を覚えた。恥ずかしいことに、1社目では人数も少なく、いわゆる企業での組織の生き方が曖昧な状態で転職してしまったため、2社目で本来の会社員としてのあり方を学ぶようになった。しかし社会人4年目になった頃(中途入社2年目)、直属の上司と上手くコミュニケーションがとれないことに気付き始めた。

25歳〜

その上司との関係に違和感を感じた2年ほど前、本屋で「繊細さん」というタイトルの本を偶然見かけたり、ネットでもちらほら記事を見かけるようになった。HSP診断もした結果、強度の繊細気質で、項目に全て当てはまる。何をしても不器用、傷つきやすく繊細であることは幼少期から自覚はあった。考えすぎる点や生きづらさの原因はこれかと納得ができた。そのまま気付けば大人になり、大学の仲良しグループで飲みに行っても帰ってくると、1人反省会をしたり、若気のノリで冗談でいじられても真に捉え、心底落ち込んだり。自身の大学時代はまだHSPという言葉が知られていない時期だったこと、家族、地元、高校時代の友人、大学、バイト先と自分の顔がそれぞれあるコミュニティーがいくつかあったため、そこまで深く悩むことはなかった。

これまでの自分を振り返ることが増え、HSPは自分だけではないと思えたことは良かったものの、会社組織で上手く立ち回ることができる「世渡り上手」なタイプとは正反対な不器用な生き方をしてしまう自分がどんどん嫌いになっていった。

自己肯定感が日に日になくなっていく。

その原因となる会社でのあれこれ、次に書きたいと思います。お読みいただきありがとうございます。

#HSP


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