Instagramは俳句の如し
私にとって「Instagram」は、写真を生業としているので、ちゃんとした写真をアップしなければいけないような強迫観念もあり、なかなか入りにくいところがありました。しかし、「日常を記録する」と割り切ると、結構、楽しいもので、いろんな友人たちの日常も垣間見れるも気に入っています。
たまに単焦点レンズを装着したデジタル一眼サブ機、コンデジなどを持ってお散歩カメラのようなことをやりますが、カメラを持っていると、どうしても「撮影」と身構え、「絵」になる風景ばかりを探してしまいがちです。ところがスマホとなると「絵」というよりも、「なんだこりゃ」「不思議だ」「おもしろい」といった、日常の中の「瞬間」にも目を向けるようになりました。
そうした「瞬間」を記録する行為が、個人的には「俳句」のようだなと思っています。ちょうどスマホを持つ手と、俳句の短冊を持つ手の感じも似てますし(笑)。自分がその時に感じたままを素直に撮るのは、仕事撮影においても良い勉強になります。私は古い人間なので、画面比率3:2や、雑誌に掲載されることを想定しながら撮るクセがついてしまっているので、Instagramの画面比率1:1は、いつもと違った画角にも新鮮さを感じています。
https://www.instagram.com/hizumix/
作例1●椿の花と神社の鳥居
ちょうど西日が椿の花と鳥居を照らし、まさに「日本の赤」といった華やかな色彩でした。
作例2●雨上がりの信号
雨が上がったので歩道を歩いていると水たまりに映る青空と信号の赤がきれい。
作例3●重なる影
前方を歩く老夫婦が仲良く手をつないで歩く姿が微笑ましい。
作例4●誰かが座ってる
バス停で待っていると、バス停の影がベンチに。
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