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あなたが私をきらいでも

面と向かって「きらい」といわれることはほとんどなくて、たいがい察しろ的態度で伝わってくるものがある、くらいな感じじゃないだろうか。直接言われたほうが傷はついても清々しい。そして勇気あるなと見直してしまう。きらいと伝えるのはエネルギーが要る。

あんたがあたしをきらいでも、あたしは好きよマミリン

「天使なんかじゃない」の名台詞、翠がマミリンに伝えた言葉を、事あるごとに思い出す。

相手が自分をどう思おうが勝手なのとおなじように、私が相手を好きだろうが嫌いだろうが自由だ。自分が好きなように相手も私のことを好きだったらものすごく嬉しいし、同じようにきらいだったらじゃあまあしょうがねえかなと思う。

とはいえ「私は相手を好きだけど相手にはきらわれている」という状態は、つらい。そんで「前は好かれてたけどいまはきらわれている」というのはもっとつらい。

すれ違うだけの人もいたね わかりあえないままに

そういうときはGLAYのHOWEVERを歌うに限る。
(ちょいちょい世代がわかるラインナップ)

どんなにきらわれても、私は好きでした。
いやなこともたくさんあったけど、私はあなたが笑ってくれた顔だけ覚えておきます。

そう思って手を放すしかない。そんで出来るだけそのことを考えないように過ごして、記憶が遠ざかるのを待つしかない。

伝えたいことがあれば鬱陶しいと思われようが気の済むまで伝えるし、もう縁を切りたいと思えば容赦なく離れる。傷は自分で引き受けるから、大人なんだからとか大人げないとか型に嵌めてジャッジしないでほしいけど、極端すぎてなかなかわかってもらえない。

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