デザインが好きな理由がわかってきた日。

今日はこちらのクラウドファンディングのリターンの「お茶会」に。

自宅から徒歩10分もかからないところに、ふとできていた和菓子屋さんがありました。その時は閉店していたんだけど、入り口に「クラファンしています」という記載をみて、その場で支援。1ヶ月ぐらい楽しみにしてました。

場所は、こちらも自宅から徒歩6分ほどの、てとてとさん。
ゴウキさんとモモコさんのご夫婦が暖かく迎えてくれました。

実はリターンの内容ちゃんと見てなかったんですが、普通のマンションのドアを開けたら、すごいおしゃれな部屋が広がっていて、面食らう。(詳しくはクラファンのページを御覧くださいまし)

「これは隠れ家カフェ…?!だったら絶対通ってしまう…!」と、どきどきしながらお茶会開始。

300年以上続く、三重県の老舗和菓子屋「大徳屋 長久」の新しい大福として誕生した「It Wokashi」の「It Daifuku」とお茶のマリアージュを楽しみます。

左から、粒餡&クリーム、葡萄&ラム、胡麻&マンゴー。
パッケージかわいい。

本当は参加予定だった、16代久兵衛さん(ご家族がインフルとノロであえなく参加断念)とWeb通話でご挨拶。

てとてとの旦那様、ゴウキさんがドリンクを準備し始めます。

1杯目は、「煎茶ソーダ」

京都の「YUGEN」さんの抹茶をひとつまみと静岡の水出し煎茶をグラスに半分くらい注いで、そこに氷をひとかけ。そこにそっとソーダを注ぐと、きれいな層ができます。煎茶とソーダ、そして抹茶は一番上の層に膜のように張る、3層構造が本当にキレイ。

こちらは胡麻&マンゴーといただきます。

お大福は、本当にふわっふわ。手で持っていても落ちる柔らかさ。マンゴーの爽やかな甘味とクリームのバランスが絶妙…!

2杯めは、抹茶オレ。こちらは、葡萄&ラム(ラムレーズン)と。

フォームミルクは、なんと、エアーポンプで作ってました。
あえて冷たいミルクをエアーポンプで泡立てることで、抹茶の風味を消さないようにしているんだったかな。

お大福は、ラムがふわぁっと香る上品な大人の味。

3杯目は、お薄(のようなものとゴウキさんは言っていた)で。粒餡&クリームと。

クラファンのページよくよく読んでなかったこともあって、この夫婦は一体どういう人達なんだろう…!ってことが気になりすぎ、聞いてみたところ、It Wokashiのように、職人さんのブランディングを通したコンサル業を生業にしているとのこと。

そして、この会場である「てとてと食堂」では、予約をしてくれた人達のためだけに「ホームパーティー」を行う場所と、ゴウキさんのお料理を提供する、食堂をしているってことでした。

この食堂の雰囲気や、二人がやっていることを聞いているうちに、
「私の理想ってこんな感じだったりするんだよなぁ」
っていうことがふつふつと湧いてきて。

久しぶりに衝撃的なレベルの刺激を受けてしまい、このふつふつっとしたものをなんとか言語化したいし、なんとしても残しておきたくて、このnoteを書いています。

デザインに心惹かれる理由。

私がデザインに興味を持ち始めたのは、多分この本がきっかけ。

大学のインターンのときに、何気なく手にとって、買った本だったけど。
デザインって、問題解決ができるんだって、すごく感動した記憶があって。

デザインって、ただきれいにするとかかっこよくするとかじゃなくて、問題を解決することそのものだったりするんだ、っていうところが、すごくスキで、そんなことができたらいいのに、って思っていることを、今日あらためて感じてしまいました。

洗練されているものだけが、デザインってわけじゃない。
でもそこに「洗練」さが加わると、問題の解決方法のパワーが全然変わってくるというところもすごく興味を惹かれるところ。

ただ、いわゆるデザインをすることそのものがやりたいとか、やれるというわけではない。むしろやれる人ってすごいなぁ、でもできないなぁって想いながら見ているのですけど。

今の時点で私がやりたいし、叶えたいものはおぼろげながらも、

【パワフルな問題解決】
ちょっとしたことで、劇的に何かを解決できる、そんな力を持ちたい。

【自己表現】
千利休が自分の世界を完璧なまでに作り上げたように、「自分の世界」っていうのを持ちたい。

っていう感じだったりするんだとおもうんです。

なんていうのかなぁ、この結果、全てが調和していて、人もものも、誰も何も傷つかないセカイ、みたいなものが私の周りだけでも実現してくれたらいいなって思います。
皆が互いに否定や拒絶もせず、ただいられるような場所。
会社もそうなったらいいなっておもっているところある。

でも、矛盾してるようだけど、私は何でもない自分でいたいし、すべての人がなんでもない人でもいられるところにしたいという思いもすごくある。

ただ、自分が思う世界へ近づくために、デザインのプロセスや想いのようなものが、とても近いのだと思うのです。

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