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頑張らなきゃの呪い

8:30。
住んでいる施設ではチャイムがなる。
身体が重い。鉛が乗っているみたいだ。
全然起き上がれない。
以前はメイクまでして行けていたデイケアもギリギリの時間しか間に合わない。
その日は料理プログラム。
みんなで協力して料理を作るのだ。
余裕がない。人と話すなんて気力がない。
そもそも料理ができるメンタルや体調ではなかった。
苦渋の決断。担当の支援者にデイケアを今日は中断して帰りたい意思を伝える。
帰宅。

帰宅したもののいつものあいつがやってきた。
私のなかのわたしだ。
お前はデイケアさえも行けないのか。
クズだ。甘えてる。
どんどん自責の言葉はエスカレートして、フラッシュバックと組み合わさる。
産まなきゃよかった。お前なんて居なければいいのに。
傷つけたい!

帰宅してほんの数分でデイケアに電話してデイケアに戻る。戻らないと頑張らないと自分に殺されると言った。休むことを許されない。
頑張らなきゃ生きられないのだ。
頑張らなきゃの呪いが消えない限り。

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