見出し画像

6年勤めたエン・ジャパンを退職し、新たな挑戦をします。

7月31日を最後に、6年4ヵ月務めたエン・ジャパンを退職いたしました。人や仕事に恵まれ、大変充実した時間を過ごしました。本当に大好きな会社です。

(千葉雄大が好きすぎて布教活動をした結果、素晴らしい枠組みの寄せ書きをいただきました涙 ※TOP写真)

会社が大好きなのになぜ退職をしたのか?自分の思考整理や新しい仕事に向けてドライブをかける意味も込めて、今回は退職の背景についてまとめてみました。

▼これまでの生い立ちやエン・ジャパンでの仕事はこちらの記事へ。

なぜこのタイミングで転職をしたのか

コロナ禍。採用をストップする企業も多く、人事職の募集案件も減ってきている中での転職活動でした。このタイミングで転職をすることについては多方から心配の声を頂きましたが、それでも思い切って判断。次の会社に内定をもらう前から、上司には退職の相談を進めていました

多くの方は内定をもらってから退職相談をすると思います。その方がリスクが少ないしスムーズだから。ちょうど組織編制のタイミングということもあり、社内の可能性とも比較したうえで判断したかったため思い切って先に相談しました。次の職場で万が一未練を感じてしまったら嫌だったので。

上司からの提案や情報提供、転職先の候補等いろんな板挟みになり意思決定時にかなり苦しみましたが、この進め方をして一切後悔していません。とことん腹を割って上司とも話せましたし、次の挑戦を応援していただけました。最後の最後まで本当に感謝しかないです。

このタイミングで転職に踏みきった理由は、大きく3つ。

・20代最後という節目に大きな挑戦をしたかった
・採用~企画まで全方位でHRに携わりたかった
・よりカオスな環境で成長スピードを速めたい

20代最後という節目に大きな挑戦をしたかった

タイミングという点では、この理由が一番大きいかもしれません。個人的な話、昨年11月に入籍をし将来的には子供が欲しいと考えています。一方、仕事は自分の目指すところまでやりたい。

子育てがひと段落してから挑戦することも考えましたが、その時望むような”職業的なキャリア”を歩めなかったとして、万が一少しでも子供のせいにしてしまう自分がいたらどうしようと不安になりました。自分の弱さを知っているが故の不安です。

であれば、先にキャリアの土台を作ってから将来子供を迎えた方が胸を張れるのではないかと考えました。なので、できるだけ早いタイミングで私の望むキャリアを歩めそうなところに行こうと決めました。

採用~企画まで全方位でHRに携わりたくなった

では、私の望むキャリアとは何か。私のなりたい姿とは何か。

▼企業のHR領域における理想の姿

・会社の方針にあった人事戦略が立てられる
・採用だけでなく制度設計や組織作りもできる
・社員1人1人のキャリアを支援し、イキイキと成長する組織が作れる

採用”だけ”、人事企画”だけ”ではなく、会社を成長させるために何が必要なのか、全方面で課題を考えて手を打っていきたいと思うようになりました。

エン・ジャパンは組織が大きく、どうしても人事も機能別になってしまいます。幸い私は中途採用・人事企画・新卒採用すべてに携わらせてもらったのですが、1つ1つを知るほどそのつながりの大切さを感じ、全部一貫してやりたいという気持ちが強くなりました。

よりカオスな環境で成長スピードを速めたい

それは、仕事上の私ではなく、一人の私としてのなりたい姿に近づくためにキャリアを前倒したいからです。

▼いち個人としての理想の姿

・自慢できる娘・妻・母でありたい
・子供ができてもやりたいことをしたい
・働くことを前向きに捉えられる人を増やしたい
・社内外問わず関わる人にポジティブな影響を与えたい

20代最後だからという理由とも重複しますが、人事として”今”やりたいことを出産までにやりきり、そのあとは所属企業以外にも活動の幅をどんどん広げていきたいと考えています。

私は90歳まで生きるつもりなので、残り61年。めちゃくちゃ長いですよね。もともとカウンセラーになりたかったこともあり、人事以外にもキャリアコンサルタントとして求職者や学生のキャリア支援・キャリア教育にも携わりたいと考えています。

もしくは、フリーの人事として複数企業に介入したり、「これから立ち上げます!」という会社で人事メインの何でも屋さんをするとか。やりたいことだらけなんです。

だから早めにカオスを経験して自立・自律しておきたい気持ちが強くなっています。

エン・ジャパンは社員の成長を第一に考え変化が激しい環境でした。あの組織規模でも社員1人ひとりに早めに裁量を持たせられるし、カオスな環境ではあったと思います。その中でたくさん成長機会を得られました。

とはいっても歴史があってノウハウもしっかりある。そのおかげで成果が出せていた部分も大きいです。なので今度は、自分でもっと作っていかなければならないところで鍛えてみたいのです。

難航した転職活動

前述のとおり、人事の求人が減っている中での転職活動。そして私の人事としての経験は他者と比較して浅く、転職活動は難航しました。

1次選考は通過するものの、次の選考で「スキル不足」「経験不足」でお見送りになることが多かったです。やっぱりな…という感じでした。想定はしていたのですが、辞めることが確定していたためかなり焦りました。

7月に入ってからは転職状況を上司に相談して、自社の面接時間が夜にならないよう調整していただくなど配慮いただき(涙)

Wantedlyで会社のビジョンに共感したメディア系スタートアップに応募し、面接で価値観が合致。オファーをいただくことができました。外部人事の方や親会社の人事の方はいらっしゃいますが、その会社の人事としては1人目。いい感じのプレッシャーです。

1ヵ月半の有休消化期間

特に旅行欲とかもないので、これまで有給ってあんまり使ったことがなかったんです。そんな感じで6年以上在籍していると、めちゃくちゃ有給余ってるんですよね。びっくりしました。大学生ぶりの長期の夏休み。

最初は不安で仕方なかったのですが、過ごしてみるとあっという間。アニメ見たり漫画読んだり映画見たり本読んで勉強したり。そしてとにかくギターとTwitterがメインの生活。せっかく時間もあるので弾き語りのYouTube配信も始めてみました。

また、有り余った時間を使ってキャリアコンサルタント資格の取得に向けて勉強を始めました。毎週日曜で丸一日講義受けてます。楽しいです。

やらなければならないことがなくなると、「やりたいこと」に正直になることがわかりました。

HRで食っていく

休んでる間も、やっぱり人と関わりたいし何か役に立ちたい、学びたいという気持ちはなくなりませんでした。だからやっぱり、人や組織について考え続けるHR分野の仕事は向いているんだと思います。

この先も企業人事だったり、人のキャリア支援で価値を発揮できるように自分を鍛え続けていきます。

エン・ジャパンでは人との向き合い方、採用とは何たるか、人の成長とは何か、仕事への向き合い方をたくさん教えていただきました。そして何よりたくさんの試練により心が強まりました

ファーストキャリアとして1社目に選ぶ会社は本当に重要だと考えていて、その大事な期間をエン・ジャパンで過ごせたことを誇らしく思います。就活時に選んでよかったです。

6年4ヵ月。厳しくも大切に、それはもう大切に育てていただき感謝しています。

この先、私自身が活躍することが恩返しに繋がると思います。これからもチャレンジし続け、充実した仕事人生を送っていきます。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

そして、これからもよろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集

退職エントリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?