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鈍感力もしくは強メンタル

私はすごくメンタルが弱くて、小さなことでも落ち込むし、相手がどう思ったか気になるタイプなんだけど、今日仕事をしながら、「これがメンタルが強いってことか!」と思ったことがあったので書こうと思う。

職場で、上司に頼まれたことがあったんです。
それで、その仕事をするには上司にいくつか確認しないといけないことがあって、それを聞いたんだけど、上司は忙しかったのか「え、知らない」みたいな返答だったの。
とにかく忙しくてピリピリしてて機嫌が悪い感じ。
おいおいおい、って思ったけど、まあ抑えて、「そうなんですね。わかりました~」と返事しておいた。
で、その仕事をするためには、もう一つ上司に書類をもらわないといけなかったわけ。
昔の私だったら、すごーく嫌だったと思う。
「え、知らない」ってツンと言われたあと、また別のことで話しかけるなんて、気を使うし、また嫌なふうな返事だったらグサッとくるなあと思って。

でも、今日は「すみません、○○のファイル貸していただけますか?」って普通に聞けたの。
あんまり気負わず、まあいいかっていう感じで。
上司は、なんだよっ今忙しいんだよ、っていう感じだったけど、ファイルは借りられたし、特に傷ついたりもしなかった。

そのとき、ああ、これが鈍感力かなと思った。
相手はなんかイライラしてるみたいだけど、そのことを必要以上に気にしないで自分は今すべきことをするし、相手がどんな状態であっても、自分の態度をびくびくしたりおどおどしたりっていう風にしない。
フラットに、必要なことは聞く。
相手にどう思われるかを心配しない。

機嫌が悪いのは相手の問題で、それはわたしのせいじゃないから。


今まではたぶん、相手の問題も、自分のせいのように感じたり、相手が機嫌が悪いときに、私が怒らせたんじゃないかと心配したりしていた。
でも、今回、今までより気にせず、必要なことが聞ける状態は、すごく心地が良くて、背筋が伸びる感じがした。

今機嫌が悪いんだね。忙しいもんね。でも、そのことが、自分の接し方には影響しない。

いつもみんな機嫌よく仕事できればいいけど、そうじゃないときもある。
でもそれは私には関係ないことだ。

相手の機嫌の良しあしを、自分と結びつけない。
必要以上におもねらない。
機嫌を伺いすぎない。
影響されすぎない。
相手にも機嫌が悪いときがあるよね、って思うだけ。

境界線を引くってこんな感じかもしれない。
「私は私、あなたはあなた」って。

メンタルが強い人って、きっとそうなんじゃないかな。
相手の問題を背負いすぎないというか、相手のことは相手のこととして、
相手の様子がどうであれ、自分は自分のままでいる。
もちろん、タイミングは見計らうけど(笑)

この力を身につけられたら、同じ出来事でもとらえ方が全然違うし、心のダメージも全然違うと思う。
そのためには、やっぱり自分を大切に扱うことだな。
嫌だなって思ったらケアしてあげるし、自分の話をよく聞いてあげる。
存在そのものをたくさん愛してあげる。
その循環が強メンタルを作るのかもしれない。


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