見出し画像

自分の時間を生きる

私が長崎を出たのは、自分の時間を生きるためです。帰ってくるたびに思い出します。世間はよく、2代目以降は、「親からいろんな物を受け継いでいいね」と、思ってる人もいるかもしれないけど、それは間違いです。

人から何かを受け継ぐとは、その因果も受け継ぐからです。良いことも悪いことも、全てを受け継ぐ事になり、親からまたその上の世代から、いろんな因果がくっついてきます。そうなると、自分の人生を生きることが、とたんに難しくなるんです。

半沢直樹やハリーポッターは、どうして人気なのか分かりますか?親から受け継いだ因果に負けずに戦い、勝利するからです。だけど、その戦いには痛みを伴います。いろんな事を犠牲にして、因果を背負わなければいけません。

江戸時代、仇討ち(あだうち)は、幕府に認められていました。でもね、仇討ちを行う、復讐するって、自分の人生を犠牲にする可能性があるんです。たまたま時代で不幸になってしまった予期せぬ回避できない事があったり。自分の力ではどうにもならない事だったり。

親が作った物語に、「のる」か「のらない」のかは、自分で決める事ができるはずです。どちらにせよ、皆には、自分の人生を生きて欲しいと思います。

私は、もしあの時長崎を出てなかったら、全く違った人生だっただろうなと、つくづく思います。これまで出逢った人々とは、出逢えなかったし、長崎を出た事で、因果を断ち切り、何もないところから出発し、自分の人生を生きる事ができました。

どちらを選んでいても同じ様に大変だと思う。だけど、自分の人生を生きるならば、因果を持ち込まずに、人生を作る事をお勧めします。

私はまだまだ戦いの途中です。だけど、平気。けっこう楽しめてる。小さくても、ゆっくりでもいい、決して誰かの人生のコマにならないで。

一緒に創って、その先に…もっとその先に進んでいこうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?