オリバーさんとのやり取りで思ったこと
前回の「視線をぶつける」でオリバーさんからコメントをもらいました。以下です。
この「盗み見る」って、日本に住んでるだけだと気づかないと思いますが、これは本当です。そんな馬鹿なと思うかもしれないけど。
それで、私は、「自信がないから盗み見る」と考えましたが、もう一つ気付きました。
「疑似体験ですませる」
これですね。他人がしてるのを見てから、自分もやる。やったつもりになってる。つまり、自ら体験しようとしない。よく、「ファーストペンギンになれ!」と言うけど、それだとグループでのファーストペンギンはたった一人なわけです。前者を真似する、そうじゃなくて、一人ひとりが、
「私はこの時、このタイミングで、それにちゃんと向き合う。その結果は私だけが知っていて、それを体験する」
これをおろそかにしてるのでは?と考えました。追従体験や疑似体験では駄目なんです。
そうすれば先回りして、盗み見て答え合わせしなくてよくなります。
どうして盗み見てるかというと、自信が無いこともあるけど、「忙しいだろうから手間をかけさせたくない」と思ってる人も多いと思います。
これは、教育がとにかく全体で進める事を重視した結果です。
「私が言ったら止めてしまう」
「私が質問したら時間をとってしまう」
時間制限のない授業をしてみたらいいと思うんですね。
で、オリバーさんが提案する、道徳の時間でなく「知的な自由研究」をしてみては?につながります。
一年通して研究したい事があれば、それをすればよいし、飽きっぽいなら次々課題を変えていいし、球技を極めたいなら、外で球技をすれば良いと思うんです。
そうすると、それぞれの体験は、疑似体験や追従体験のペラペラな情報とは違ってくる。確かな手応えのある経験と知識。それは皆と違っても良い。そうすると、「盗み見る」って事をしなくなるのではないでしょうか。
そんなことできる訳ないと思ってるでしょ?
それで以前YouTubeで見つけた動画を紹介します。1985年のケンブリッジの入試の様子。
1985年ですよ?私は何年も前に、この動画をみて衝撃を受けました。「ここまで、丹念に一人ひとりを掘って対話するんだ!これでは、いつまでたっても、かなうはずないよ」と。是非見て欲しいです。
若者は、もうそろそろ、怒っても良いと思うの。こんな雑な教育しやがってよー!ってね♪
そして、おすすめのオリバーさんのnote。
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