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朝の会帰りの会 6週目

息子と近所の子どもたちのために、オンラインで朝の会・帰りの会をやってみて6週間が経った。記録と学びのシェアを置く。

この会の目的
感染症流行による休校期間中の
①子ども同士のつながりをつくること
②子どもの日課をつくること 

5週目までの記録


6週目のふりかえり

・Zoomを通じてできるアクティビティは、まだまだたくさんある。日直さんが日々開拓してくれている。いっせーの、ワードウルフ、わたしは誰でしょうクイズ、新聞紙ゲームなど。生き物や植物のクイズ、方言クイズ、このへんクイズ(このまちや近所にある名所など)も楽しい。毎回日直さんが工夫を凝らしたアクティビティが出してくれて、なんて豊かな時間なんだろうと思う。それもタスクではなく、楽しんで出てきているところがいい。
・Youtubeにはラジオ体操のいろんな動画がUpされている。NHKテレビの定番から、ピカチュウ、サンリオ、ガチャピン&ムック、ひつじのショーン、佐賀弁のラジオ体操まで。ときどき変えてみると楽しい。
・朝宣言したことを帰りに「できました!」と報告できる、してもらえるのがうれしい。「ケーキをつくりたい」「ジャムをつくりたい」「nanoブロックをつくりたい」「片付けたい」「子どもの上履き入れを縫いたい」「ピアノを弾きたい」など、子どもも大人も宣言する。できたら「すごーい!」「やったね!」とお祝い。やりたいことがあったら宣言して応援してもらう、できたらお祝いしてもらえる。うれしいことがあったら報告する。そういうのっていいよね、という体験をしてもらいたい。
・きょうだいゲンカしてしまったのを、他の子たちがモニター越しに一生懸命フォローしている様子が見られた日もあった。あとでLINEで「いいもん見たねぇ」などやり取りするのも、交流とつながりが感じられてよかった。
・日直さんが寝坊してしまった朝の会もあったけれど、「じゃあわたし代わりにやる!」とサッとサポートに入ってくれる子がいて、ありがたかった。全員が日直さんを経験しているからこそ、できること。このときはその場で考えたなぞなぞを出してくれて、そのひらめきと臨機応変さに驚いた。
・オンラインで会うだけではなく、同じせまい町で暮らしているので、近所の公園で会ったり、自転車で通りすがったり、おすそ分けしたりトレードしたり、リアルでも会っているのもよい。

大人が引き受ける

・この取り組みを読んでくださった方が、触発されてお子さんに話したところ、子どもたちだけでやってみているそう。他にも同じ学年や同じクラスなどでときどきオンラインで子どもたちだけで話す時間をつくっている人もいる。それぞれに心地良い場が営まれて、どこかには関われていて、孤立していないといいな、と願う。
・わたしたちがやっている朝の会・帰りの会は、あくまで基本は大人も一緒の参加としているのだけれど、これは「大人に願いがあって場をつくっているから責任を引き受ける」という意味合いもある。また「型」をつくることで継続しやすくしたかった。そして継続のためには、責任をもって引き受ける誰かが必要。その意義と意欲を持っているのはこの場合大人である。
・加えて、わたしは、大人と子どもが対等に一緒に取り組む場でもありたかった。大人が無理に「参加させている」のでもない。自然に来ることになっていて、一緒にいて楽しい感じが続いていくといいなと思っていたら、そんなふうになっていてうれしい。まさに日課。(もう少し言語化できればいいのだけれど、今のところはこんな感じ)

今後について

・6月から段階的に小学校が再開することになり、大人も仕事の仕方が少し変わる人もいるようだ。「この会続ける?終わる?どうしようか?」と問いかけたところ、6年生の子が、「週に1度、土曜日の朝などに今週どうだった?という話ができる場があってもいいかも」とアイディアをくれた。
「具体的な登校のスケジュールが出てから決めよう」ということになった。
・月〜土まで、毎日朝晩続けてきたこの場がだんだんと役割を終えていくのは、感慨深いものがある。来週になったら、何かまた気づくことがいろいろありそうだ。