画像1

台所仕事をひらく〜『台所見聞録』見学会より

せいこ, オノフミ
00:00 | 00:00
※音声に乱れがあったため、再投稿しました。

LIXILギャラリーで開催されていた「台所見聞録 人と暮らしの万華鏡」という展示を観に行った感想と、そこから考察した、ケ(日常)の炊事をひらくことの意味や、場を設定して言葉にしてみる価値について話しました。

台所は家の中にあるので、台所仕事は誰に見せることもないし、長くやっていれば単調さも出てくる。ともすればやらされ感とも結びつきがちかもしれません。でもこの個人的で当たり前なことをちょっとひらいてみると、思わぬ楽しさがある。

「みそ汁」、「フライパン」ひとつとっても、同じことについて言っているようで、実は定義も、指し示しているものも、求めているものも、一人ひとり違うという発見。比較、評価、自慢、教授のどれとも違う、風を通す喜びと、主体的な選択を促す場づくりを目指しています。


●キーワード
・手仕事の大切さと"リトルワールド"を観に
・伝わる模型
・どういう道理と経緯でこの台所?
・立ち働き式の導入、衛生、利便
・実は知らない、見えていない台所
・苦もないけど、新しいことも起きない
・みそ汁は毎日出さなくていい!牛肉!干ししいたけ!
・桃をあげるという風通し
・思い込みから解放される
・人を介した文脈だからこそ
・個人的で「ケ」をひらくおもしろさ
・聞いて〜こんなんあってん〜どうしてる〜?
・誰一人同じではないフライパンの話
・主体的な選択を促す場
・個別性の高い自分を発見する
・いろんな食材、いろんな料理で


●リンク
LIXILギャラリー「台所見聞録 人と暮らしの万華鏡」
https://www.livingculture.lixil/topics/gallery/g-1903/
(配信する頃には会期終了してます、ごめんなさい!)

『台所見聞録』(LIXIL出版)
https://www.livingculture.lixil/publish/post-205/

『地球家族 世界30カ国のふつうの暮らし』
https://amzn.to/2ZpJY52

国立民俗学博物館
http://www.minpaku.ac.jp/

野外民族博物館 リトルワールド
http://www.littleworld.jp/

『ナチスのキッチン』藤原辰史著
https://amzn.to/30D1eW9

オノフミさんのゼミの「消費者グループインタビュー」
https://www.onozemi.net/information1

「フライパンの話」
https://note.mu/hitotobi/n/n8b7ec5bc9d93?magazine_key=m7cd319992d4e