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Weekly Reviews(10/04/2021)

どうも。映画と海外テレビシリーズばかり観ているただの会社員キャサリンです。久しぶりに更新です。仕事忙しかったり、体調崩したり、2021年はちょっと色々大変な出だしですがボチボチ生きております。

今回もまた色々観た中で、良かったな~と思うものをご紹介します。いつも通り特にオススメの作品は↑サムネイルにしております。

『ワンダヴィジョン』(Disney+)

やっと観ました。遅ればせながらやっと。さすがお金かかってるなあという感じで。エンドゲーム後の世界は本当に元通りなのかと言うと決してそうではない細かな描写に唸りましたねぇ。今まで絡んでなかったMCUキャラがどんどん絡んでいくのも面白い!シットコムへのリスペクトとなぜ、後半になりなぜシットコムなのかがか明かされた時なんか痺れました。サイキック系のマーベル作品としては個人的に『レギオン』の方が好きですが、これから映画の方ともきっと絡むのかな?と思う展開に胸がおどらされるし、さすがMCUって感じで満足でした。『レギオン』未見の方はNetflixで観れますのでぜひ。


『バーシティ・ブルース作戦 裏口入学スキャンダル』(Netflix)

一昨年?ですかね、ロリ・ローリンやフェリシティ・ホフマンが自分の子どもを名門校に裏口入学させたスキャンダルがありました。事件の経緯を再現ドラマを交えながら追うドキュメンタリー。監督は去年一世を風靡した『タイガー・キング』を手掛けたクリス・スミス。バーシティ・ブルース作戦と呼ばれ組織的に行われたこのスキャンダルで起訴されたのは約50名…!もともと裕福な人達に有利なアメリカの大学進学システムを悪用し、仲介手数料を貰いセレブの子どもを裏口入学させた首謀者は、特に大きなヘマもしてないのに事が明るみに出てしまったというのも興味深いです。Netflix『ポリティシャン』でも多大な寄付をするからと名門校に入学しようとするシーンがあり、ドキュメンタリー『We Are:ブルックリンセインツ』では、貧しい黒人&ヒスパニック系の子どもたちが奨学金を貰って大学に行くため、アメフト選手として成り上がるよう教育を受ける切実な現実もあり…。昨年のベストPodcast『Nice White Parents』では、多様性と言いながら当事者ではなく結局は白人富裕層の都合によって左右される現実が語られており、アメリカの教育の闇は今後もちょっと注目していきたいです。

『ハミルトン』

Disney+再開するたびに観まくってるのでどこかで紹介をしておこうと思い。トニー賞を総なめにした伝説のミュージカルが日本で観れるなんて感激。アメリカ建国の父の一人、アレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップでつづるミュージカル作品。最初から最後まで見どころしかないミュージカルというか。キャスト全員良いし、わかりやすいし、クスっと笑えるところも結構あって。個人的に一番好きなのはレネー・エリス・ゴールズベリーのこのシーン。

ずっとSpotifyでサントラを聞き続けていて、歌いまくってた大好きな作品をついに拝めることに感謝…!字幕が英語しかないのが残念。11年前、オバマ前大統領夫妻の前でこのミュージカルの元になるヒップホップ音楽を披露した時、笑いが起きつつ、リン=マニュエル・ミランダの熱意に胸を撃たれます。


『ワッフルとモチ』

今年出会った癒しコンテンツで今のところ断トツナンバーワン。Netflixのごはん系コンテンツのクオリティはほんとに素晴らしい。食を通していろんなことを学べるつくりになってて、NetflixはこういうEテレ的なコンテンツがディズニーとかに比べて弱いからこそぜひぜひ今後も頑張ってほしいところ。あと、モチが可愛い。とにかくかわいい。

『ミナリ』

なんというか、あ、プランBっぽい作品だな~と改めて。アメリカにわたり、韓国野菜を育てる農場を続くことを夢見てひた走る父を演じたスティーブン・ユアンとその義母を演じたユン・ヨジュンが素晴らしかった…。そして息子ちゃんね…ほんと良い演技するのよ。最初はウザいと思っていたばあちゃんが、気づけば息子ちゃんの一番の理解者になっていて。容赦ない話して辛い話ではありますが、こういう映画が出てくることがなんだか嬉しくなる映画でもありました。

『ノマドランド』

今年のアカデミー賞は本作が手堅く獲るでしょうねと思うくらい文句なしの作品でした。前作の『ザ・ライダー』(個人的にはこっちのほうが好みではある)と同様、実際の人達をキャストに据え撮影された本作。その中で、マクドーマンドの溶け込み方は素晴らしく、今もアメリカでファーンは転々としながら生きてるんだろうなと感じてしまうさりげなさ。

アメリカの社会にある問題も当然内包しながらも、あくまでノマドとして生きていることと、それぞれの人にとってのホームとは何なのか、ということをドキュメンタリーのように捉えていて言葉を失いました。この作品については、相方氏からこちらの記事教えてもらいまして。とても良かったので皆さん良ければ。


『ソウルフルワールド』

せっかくDisney+に入ってるから観とくか、くらいの気軽なノリで観たら想像以上に良かったのがこちらの映画。ジャズピアニストになる夢を追い続ける主人公が、夢がかなう目前に生死をさまようことに。そんな中、たどり着いたのはこれから人間界に旅立つソウルたちがいる世界。人間になって人生を過ごす意味を全く見いだせない拗らせソウルの22番との出会いを通し、人生ってなんだろね、と言うものを子供にも大人にもジーンと伝える秀作。「人生って、いいね(みつを)」みたいな気持ちになるだけじゃなく、他の誰でもなく自分の気持ちが高まることを大事にするみたいなのは、忙しい中で忘れがちなのでグッときちゃった。それと、声優で賞を設けてほしいくらいジェイミー・フォックスの声のお仕事はいいですね。


今、ドラマやら映画やらまた色々観てますので次週もできるだけ更新できるよう頑張ります~それではまた!

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