人と組織づくりLabo. 第4回:組織をつくるカルチャーマッチ採用の極意

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もっと人と組織を笑顔にしたい!「人と組織づくりLabo.」では、皆さんのリアルな経験を共有しディスカッションしながら、一人ひとりの失敗や成功をみんなの糧にしていきます。


 4回目の今回は、『組織をつくるカルチャーマッチ採用』をテーマに、富士通SSLの高橋浩也様にお話いただき、ディスカッションをしました。
人と組織づくりLabo.では少数精鋭の企業、一部上場の企業、また学生団体を運営している方などご参加いただく方々の性質は多岐に渡ります。高橋様にはミスマッチを防止するために自社で取り組んでいらっしゃることについて、採用活動自体の全体的な動きや考え方を語っていただきました。


今回はお話しいただいたことから感じたことを書かせていただきます。

採用=エントランスマネジメント?

どうやったら入社後に活躍する人材になるのか?入社後の育成で飛躍的な成長をする人もいれば入社の時点で素養を持ち合わせている人もいます。スキル面やビジネス力という点ではどんな人でも責任を伴う仕事を全うしようとする中で成長という変化をしていくもの。

単にスキルだけでなく、企業らしさ(カルチャー)を理解したメンバーをどうやって採用・育成・定着させていくのか?答えは採用の入り口をしっかりと戦略的にマネジメントすること。つまり、採用のエントランスマネジメント。ここに徹底的にこだわり、仕掛けを施していくことで「なんか言語化できないけど、あの会社っていいよね!同じ感じがするよね!」と印象づけることができます。


コロナで採用活動も変化

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企業は少子高齢化の煽りを受けて、新卒学生中心に若手人材の囲い込みに拍車がかかり早期に接点を持とうと躍起になる。学生も学生間での就活格差現象を恐れてインターンシップに参加した数や内定保有数で競う。学業が疎かになるという自体が散見。数年前からインターンシップが主戦場となり実質の就活となっている。加えてコロナによる就活のあり方自体の変化もあり、まさに混乱期といえる状態。コロナへの対応によってはオンラインインターンシップ、オンライン説明会、オンライン面接などに踏み切ることで遠方学生との接点が生まれて新しい形を見出した企業様も増加。一方で突然の事態に社内体制を整えることが出来ずに採用活動自体を停止した企業様もあります。

らしさ+変化=強固な組織をつくる

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企業文化、らしさと一言で言うが、その浸透や伝播は容易なことではありません。

それらをゲーム性を取り入れて伝えようとあの手この手で方法を考える人。社員と学生でビジョンのマッチ度を測る独自ツールを取り入れて照合する。学生も自分のことは理解していない中で小さく灯るマッチする可能性を見つけて育てようとする見極め...。

また、組織が大きくなればなるほど業務を分担しエントリーから内定承諾までを数字として見て一旦採用数だけを追うことも頻発してしまっているのが多くの企業で起きています。

それだけ、らしいと思えるものをつくることは簡単ではないし、追求し続けることでやっと感じてもらえるものだと思います。

採用においてカルチャーマッチを追求することは容易ではないが、追求し続けることで長きに渡って良いひとが組織を繋いでいっていただける。また、外部環境が変化しているからこそ、やり方方法も柔軟に変化させていかなければ届かなくなってしまいます。らしさ追求と変化への柔軟性はどこの組織でも必要ですし、同時に課題も多いと感じました。

エピローグ

議論の中には「ジョブ型?メンバーシップ型?」「社会人になって急に成長する人ってなんでなのか?」「学び上手は素養なのか?」「新卒採用において、働くとは?という本質的な議論が行われている場面が少ない」など面白いテーマもたくさん飛び出しました。スパッと答えの出ないことが多いですが、一つ一つのキーワードに対して考え続ける機会を貰えるのが「人と組織づくりLabo.らしいな」と感じました。

次回は12月16日(水)19:00~

今回も参加いただいた皆さんと、高橋様が撒いてくれた「タネ」をもとにディスカッションすることで、新しい気付きが生まれ、新しい学びにつながったと思います。2020年にスタートしたこの人と組織づくりLabo .も次回で5回目。今年の締め括りとなります。次回はオンライン人と組織づくりLabo.飲み会??という話も出ておりますので運営メンバー 中心に企画していきます。

「人づくり」、「組織づくり」に悩んでいる方、その悩みを共有し、笑顔あふれる組織を創りたいと考えている方、ぜひ是非ご参加をお待ちしております
※Zoomでのオンライン開催となります。別途、Twitterの「人と組織づくりLabo.」公式アカウントからご案内差し上げます。


人と組織づくりLabo.
https://mobile.twitter.com/hitososhikilabo


この記事は株式会社バレンサー 阿部貴之が書きました。
https://twitter.com/tabebalencer

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