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【国連軍参戦記念塔】

 【大韓民国】釜山市にある国連記念公園に隣接する「国連交差点」にあるオブジェ。彫刻家キム・チャンシク作。
 朝鮮戦争(1950~1953)での国連軍犠牲者を記念するため、国連創設30周年にあたる1975年に建立された。中心にある塔のようなものから、16本の柱が放射状に周囲に伸びるデザインをしており、2019年にこれが【旭日旗】に似ていると問題となった。
 韓国では現在、放射状の線であれば見境なしに【戦犯旗】(旭日旗)認定する風潮があるが、この場合は線の数が日本の海上自衛隊が正式に用いている十六条旭日旗と呼ばれるものと一致している。

(Googleマップより)

 2019年8月12日、記念塔のある釜山市南区地域委員長は会見で「本軍国主義の象徴である旭日旗模様として造成されていたのは疑いもなく、真相がすべて解明されなければならない」と述べた。実際に記念塔から伸びる柱の数は、日本の海上自衛隊が正式に用いている十六条旭日旗と呼ばれる意匠と同じ16本であるが、これは朝鮮戦争の国連軍参加国数が16ヶ国だからという明白な理由がある。
 当初、民主党の南区高地域委員会は「40年以上知らなかった問題を提起して専門家と検証し社会的合意を経て撤去するか判断しなければならない」としていたが、釜山市は翌13日「撤去または移転」する計画があると公表した。

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