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2022年 年頭にあたり

2022年となりました。コロナ禍だった昨年よりも、今年は「晴れやか」で「前向きな」気持ちで新しい年を向かえられた方は多かったのではないでしょうか。
昨年2021年は、「スタートは雨。いずれ雨が上がり晴れる、そして虹がでる、そんな年にしましょう」と年初に話をした記憶があります。コロナ、経済、雇用などなど、様々な局面で「雨、晴れ、虹」のような1年であったように感じています。GPがサポートした障害者雇用においては、年の前半と後半で150%引きあがるなど、雇用面で後半貢献できた年になりました。コロナは、前半の猛威がうそのように後半収束しました。 市況では、昨年11月に求人倍率が15ヵ月ぶりに上向き、政府の経済報告では17ヵ月ぶりに上方修正するなど、後半に前向きなニュースが入ってきました。前半はコロナ禍で自由に外出できませんでしたし、よく我慢した一年だったと思います。

 2022年はどういう年になるでしょうか。
 日本経済はどうなるでしょうか。上場企業のトップの方々の見立てでは「2021年よりは2022年上向く」と予想した会社は増えましたが、全体の25%程度。一番多かった回答は、「2022年は踊り場を迎える」で40%でした。コロナ禍でも堅調であった日本経済はいよいよ「踊り場」を迎える可能性があるということでした。気を引き締めていかねばなりません。
 コロナはこの先どうなっていくのでしょうか。年初から爆発的に増えており全く先の予想できませんがさらに増えていくと思われます。社内でも対策委員会を設けて対応してきていますが、再度気を引き締めて対応いかねばという気持ちです。
経済もコロナも予断を許さない見通しであり、気の抜けない一年となりそうです。

 2021年GPは「足場を固める年」でありました。サービス面、業績面、財務面で固まってきた 2022年は「助走し、ジャンプする年」にしていきたいと考えています。そのために大事なことは「時代の変化を捉える」ことではないかと考えています。 時代が大きく動いている。お客様のニーズも動いている。自分たちも動いていかなければ生き残れない。我々は常に時代の変化を先取りしてきたと自負していましたが、今は時代に乗り遅れているという危機感をもってます。他社の方が時代を的確に捉え、動けているようにみえ、歯がゆさを感じています。時代に変化に乗り遅れているとなると、社会への貢献度がさがります。世の中から必要性が低くなっていく。残念なことはありません。 GPは常に「時代をリードする存在」でありたいし、「時代を創っていく存在」でありたいと考えています。だからこそ時代を捉えて、実行を開始する年にしていきたい。

時代はどのように変化しているか。
一つ象徴的なのは、身体障害者の求職者が年々減っていることです。背景に「障害者雇用が順調に促進されている」ことがあげられます。普通に働ける時代になったということです。中には「もっとよい条件にキャリアアップしたい」という方も増えている。当然のことですが、今までにないニーズです。
一方で、精神障害者の求職者は年々急増しています。ハローワークの求職者数の推移も急増傾向。GP内の登録者も同じ傾向です。弊社内の身体障害と精神障害の比率は、5年前50:50でしたが、ここ最近では25:75と変化しています。今後10年間は、精神・発達障害の方の就職推進が活動の中心になっていくでしょう。
 時代の変化でいうと、atGPサイト内で求人検索するときに一番入力されているワードに変化がみられています。それは「在宅」「テレワーク」です。
「時代を捉え、対象を変える、新たな機能を持つなど、サービスのあり方を変えていく」こういうことをしていかねばならないと感じています。

 GPは4月に20期を迎えます。20年目です。20年前は、90%以上の企業は、障害者雇用に取り組んでいなかった。それだけでなく名の知れた会社の人事もそろって「障害者=車いすの人たちのことでしょ?」「障害者は仕事なんて無理」と言っていました。そういう時代だったのです。20年が経過し、ほとんどの企業で理解が進み、雇用人数が増えました。「義務」から「戦力」の時代へ、そしてさらなる未来には「法定雇用率に関係なく、普通に働ける時代」に入ると想像しています。ワクワクが止まりません。
我々GPは、時代の変化と捉え動く存在であり、その時代をも創る側の存在でありたいと思っています。 本年も頑張っていきたいと思います。