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ヒトシ
2021年5月31日 17:06
たわわに実った裏庭の枇杷去年は完熟狙ってからすの餌食一気にほとんど食べ尽くされて涙ながらに食べくず掃除踏まえて今年は早めの収穫ちらほら青い実も混じるけどこの際仕方あるまいと自己弁護もぎたてをひとつふたつ摘めば美味、絶品!どこぞのフルーツパーラーの高級品とはまではいかないがしたたる果汁 甘やかな果肉は商売品にも負けない美味さ枝打ち以外はほとんど世話
2021年5月27日 17:13
今日は雨が降っています。風が強い日の雨は心をざわつかせるけれど今日の雨はなんとも穏やかで雨垂れの音が微睡みを誘います。こんなお天気の日でももの憂げに感じないのは気持ちが落ち着いているからでしょうか。そういえばもう何日も羊を数える間も無く深い眠りに落ちています。いろんなことに区切りをつけて多少無理矢理にでも行動し最後は導かれるようにしてここに来れてよか
2021年5月26日 11:03
夏野菜たちの植え付けが一段落葉物野菜の収穫とともに地道に続く育成作業の日々の中展開される陸空2つの防衛戦ひとつは蔓延る野の草との地上戦むしってもむしってもあっという間に成長し際限なく生えてくるまるでここは俺たちの土地だといいたげにもうひとつは葉茎を喰らう虫との空中戦目下の敵はウリハムシとカメムシそっと近づき捕殺を狙うが敵もさる者も羽根を持つ者気配を感
2021年5月21日 14:14
あまりにも早い走り梅雨に降り込められて家の中気になるのは畑の様子 やりかけのあれやこれや植え付けたばかりの苗 適期を迎えた青菜たち窓を叩く横殴りの雨 轟々と鳴る森の樹々強い風を受け流して太い幹までもが右に左に大きくしなる耐えかねたのか枝葉がひとかたまりドサリと落ちてくる恵みの雨も晴耕雨読も程度の問題まだまだ五月だ梅雨には早い今少し皐月の澄んだ青空を我がはらからに
2021年5月18日 13:12
彼は本を借りに来なくなった。気むずかしそうな顔をして詩集や哲学や宗教の分厚い本ばかり毎週借りに来てたのに。ある日、森に向かう道でばったり。来なくなった理由を尋ねたら、彼は答えた。「探していた言葉は、本の中じゃなく、森の中にあったんです」一本の木の苗を大切そうに抱え、満面の笑みで。
2021年5月14日 17:27
去年の秋、森の古屋に住むことになった時夏にはこいつをそばに置こうと決めていた日本の家屋もだんだん機密性が良くなって殺虫剤の性能もあれこれいろいろ進化して無臭や微香や無煙が好まれるようになって久しくこいつを見かけていなかったけれどこの古家にしっくり来るのはこいつだろう暑かった今日も暮れて、畑終わりのひとっ風呂そして冷えたビール大好きな森に続くガラス戸を全開にしたら
2021年5月12日 11:38
湯船にお湯を張ろうとしたらステンレスの浴槽に大きな百足一体どこから侵入したのか六寸ほどある立派な躯体驚いたのはおたがいさまで登れぬ壁面に四苦八苦行き場を失い右往左往森の古家に住むということはこんなことにも慣れること慌てず騒がず軍手をはめてそっと掴んで窓から放るあくまでこちらが新参者したてにそして丁寧についでにひとつお願いですお互いびっくりしま
2021年5月9日 11:20
ゴールデンなウィークだということでちょっとゴージャスな若菜の収穫祭順調に育った小蕪、小松菜、ほうれん草ここまでこればそれぞれの個性がくっきり素材の味を楽しみながらいただきます。ワインもステーキも生ハムも今宵は脇役に追いやって。ああ、うまし。幸せ。感謝。そしてもう一杯。
2021年5月7日 11:28
新しいクルマのCMソングの軽快なリズム「連れてって どこまでも」とリフレイン強い風が木々をひらりと大きく揺らして緑の葉陰に世界がさらりと見え隠れするわずかな隙間がさあっと広がった瞬間突然現れたくじら雲 ふわりと浮かんで五月の澄み渡った空を悠然と泳いでいく流れる曲が風のように心地よく響いてるどこにいたの どこにいくの連れてって どこまでも
2021年5月1日 11:22
森の入り口に開店した小鳥のレストランは連日たくさんの小鳥たちが訪れて品切れ続出の人気ぶりこの度新しいお客さまが仲間入りされましたスズメ目スズメ亜目ホオジロ科ホオジロ属のクロジくん(多分オス)ですグーグル先生によれば警戒心が大変強く、薄暗い場所にお住まいでなかなか出会うことのない鳥のようですマナーのなってないスズメたちが食い散らかして餌台の周りに落ちている雑穀