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3つの〝ダイレクト〟から生まれた「トレタ テイクアウト」が、本日スタート。同時にインスタグラムとの連携も実現!


トレタの代表の中村です。
本日、新サービス「トレタ テイクアウト」をリリースしました。

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その名の通り、飲食店のテイクアウト向けサービスです。「今日から使える、自社サイト向けテイクアウト受付ツール」をコンセプトに、トレタならではの発想と、トレタらしい理想を掲げて開発しました。これまで飲食店のみなさんからも「トレタはテイクアウトのサービスを作らないのか」「トレタが出してくれるなら使いたいのに」と、ありがたいお声をたくさんいただいていました。長らくお待たせして申し訳ありません。本日ようやく、お披露目ができます。
料金ですか?もちろん無料です。

トレタがテイクアウトサービスを作る理由

飲食店のみなさんは、新型コロナウイルス感染症の拡大で思うように営業ができず、苦肉の策としてテイクアウトやデリバリーに取り組まれています。その対応の速さ、短期間での調理や提供方法の最適化などを見るにつけ、僕らは外食産業のたくましさを改めて実感し、リスペクトの思いをより一層深めています。

そんなみなさんを支援したいと、トレタの社内でも企画が早期に立ち上がりました。少しでも早くサービスをお届けしたいという強い思いがありながら、しかしリリースがこのタイミングになってしまったのには理由があります。

実は、開発チームは当初、トレタ®の予約機能を流用してテイクアウトに対応するという暫定的な手法を検討していました。これなら開発はほぼゼロですから、最速でリリースできます。しかし、さまざまな角度から吟味した結果、たとえリリースが遅れたとしてもその選択肢は見送ることとしたのです。

なぜか。トレタ®の予約機能を流用してテイクアウトに対応すると、店内飲食が再開し予約が増えた時に、席予約の管理とテイクアウトのオーダー管理で現場が混乱することは目に見えていたからです。それに、緊急事態宣言が解除されたと言っても、ワクチンや治療薬が開発されるか、集団免疫を獲得できるまでは、コロナとの戦いは続きます。休業要請も繰り返されるかもしれませんし、感染対策の観点から営業時間短縮や減席対応も避けられないでしょう。飲食店の売上がコロナ前の水準に戻るには、1年、2年かかってしまうかもしれません。その日まで飲食店が生き残るには、今日や明日の営業をどうするかを考えながらも、同時に1年2年先をも見据えて、テイクアウトやデリバリー、ECなどを新たな収益の柱として育てていくことが重要になると考えたからです。

「テイクアウト」という新しい可能性

さらに、テイクアウトやデリバリーは、飲食店の生き残りの手段としてだけでなく、外食産業にとって新しいフロンティアとなるポテンシャルを秘めています。海外と比較しても、日本の飲食店は「イートイン(店内飲食)」への偏重が高く、デリバリーやテイクアウトはあまり普及していませんでした。しかし、家庭にいながらにしてプロの味を楽しめ、調理の手間がかからないデリバリーやテイクアウトは、このコロナ禍をきっかけに、新しいライフスタイルとして定着していく可能性があります。実際、この2〜3ヶ月で、飲食店のテイクアウトやデリバリー商品の進化や、消費者の生活への浸透ぶりには眼を見張るものがありました。

加えて、テイクアウトやデリバリーには、飲食店の「席数の制約」を受けることなく売上を伸ばせるという大きな魅力があります。イートインでは、席が一杯になってしまったらそれ以上のお客さまをお迎えできないわけですが、デリバリーやテイクアウトは違います。席数と関係なく、厨房の能力いっぱいまで注文を受けることが可能です。
飲食店にとっても、「お店の外側」に広がる「家庭」や「オフィス」など広大な空間でも自分たちの料理でお客さまを笑顔にできるとしたら、それはそれでとても夢があることなのではないでしょうか。
このように、テイクアウト・デリバリーは、飲食店が生まれながらに持っていた「店舗の限界」を乗り越え、より多くの人たちの食生活を豊かにしうるという、極めて大きなポテンシャルがあるのです。(もちろんゴーストレストランみたいに、そもそも店舗を持たずに展開することだって可能です)

だから、トレタがテイクアウトのサービスを手掛けるのであれば、急場しのぎのサービスではなく、そんなポテンシャルを引き出し、テイクアウトを収益の太い柱に育てていくことに寄与するサービスにしなければなりません。
飲食店には売りやすく、お客さまには買いやすく。
店舗で営業できたら理想だけれど、店舗が営業できなくても安定して事業を継続できるように。
僕たちも長期的な視点を持ち、飲食店の長期的な存続と成長に貢献できるようなサービスを作ろう。そうして生まれたのがトレタ テイクアウトです。

3つの〝ダイレクト〟がトレタ テイクアウトの特長

トレタ テイクアウトを語るキーワードは〝ダイレクト〟です。テイクアウトやデリバリーなど、販売チャネルが多様化する中で新しい飲食店経営を実現するために必要なのは「ダイレクト」という概念だと、僕らは定義づけました。
その〝ダイレクト〟には、大きく3つの意味があります。

- 自社公式サイトで〝ダイレクト〟にテイクアウトのオーダーの受け付けができる
- 顧客と〝ダイレクト〟につながることができる
- 調理を始めとした、店舗の裏側のオペレーションに〝ダイレクト〟に接続できる

では、これらのトレタテイクアウトの特長を、もう少し詳しくご説明しましょう。

1)自店(公式サイトなど)でダイレクトにオーダーを受ける

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トレタ テイクアウトの根幹をなすコンセプトは、「オウンド (飲食店の公式サイト)として使えるテイクアウトサービス」です。

Uber Eats、出前館、menu、Picks… 現在、飲食店のテイクアウトやデリバリーには、多種多様なプラットフォームが提供されています。皆さんも利用されたことがあるのではないでしょうか。僕もよくお世話になっています。これらプラットフォーム型のサービスは、初期費用も固定費もかからず、売れた分だけ手数料を払えばよいので、気軽にスタートでき、新しくテイクアウトやデリバリーに取り組もうというお店にとってはうってつけです。TVCFなどで認知度も高い上、大々的なキャンペーンを実施し、販促までしてくれるので、うまく使えばテイクアウトやデリバリーの売上を大きく伸ばすことも可能です。

そんなメリットがある反面、最近よく指摘されているのが手数料の問題です。売上の30%以上の手数料がかかるとなると、必死に1%、2%の原価を削っている飲食店にとって、収益を上げることは困難です。これでは、飲食店がテイクアウトやデリバリーに本気で取り組む機運も生まれづらくなります。せっかく立ち上がろうとしている新しいマーケットの発展を阻むことにも繋がるかもしれません。

だから、業界の発展のためにも「販促のためのプラットフォームサービス」とは別に、「収益化」を実現できるテイクアウト/デリバリーサービスが必要なのです。そしてそれを可能にするのが、オウンド(自社公式サイト)でのテイクアウト・デリバリーサービスです。

もちろん、自社公式サイトで販売する場合は、販促はすべて自力です。誰かがマーケティングをしてくれたり、自店に合ったお客さまを連れてきてくれたりするわけではありません。でも自社サービスであれば手数料は必要ありませんし、知恵を絞れば、いくらでも可能性は広がるはずです。新しい販売チャネルとして向き合い、しっかり投資したなら、その成果はすべて自店の資産になります。つまり、オンラインに支店を作るようなものなのです。このように考えれば、新しい収益源として、飲食店もじっくりと腰を据えて取り組んでいくことができるのではないでしょうか。

トレタ テイクアウトは、販促のプラットフォームと併用して、収益化のためのツールという位置づけで価値を発揮するサービスを目指して開発しています。そのため、当面、アプリではなくウェブでご提供します。飲食店さまがトレタ テイクアウトに新規登録をしたら、お店独自のURLが発行されます。これがお店専用のテイクアウト注文ページです。自社公式サイトにそのリンクを張っていただくだけで、決済までが一体となったテイクアウトサービスがすぐに提供可能です。これまで、飲食店が自社公式サイトでテイクアウト注文を受けようと思ったら、注文フォームを作り、商品マスターや在庫データベースを作り、決済サービスとつなぐといった大掛かりな開発が必要でした。トレタ テイクアウトは、それらをすべてをワンパッケージで、ほんの数分でご提供します。あとは、テイクアウトのリピーターさんやお店の常連さまにそのリンクをご案内し、自社公式サイトからの直接注文に誘導するだけでよいのです。

プラットフォーム型のサービスにも大きなメリットがあります。一方で、オウンドの取り組みにも重要な役割があります。どちらか片方ということではなく、両方の良いところを引き出しながら、上手に組み合わせてご利用いただけたら幸いです。

2)顧客とダイレクトにつながる

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プラットフォーム型では常に、顧客はそのサービスにユーザー登録し、アプリを経由して注文します。これは、厳密には「プラットフォームサービスのユーザー」であって、「お店のお客さま」ではありません。これによって、さまざまな問題が生じることがあります。たとえば、顧客情報の活用への制限です。顧客情報はあくまでもプラットフォーム側の所有資産ですから、自店に注文歴のあるお客さまであっても、そのお客さまに対し独自の販促などのコンタクトを禁止しているケースがあります。
あるいはプラットフォームで提供する料理の値段を、実店舗や他サービスと比較したとき、同等もしくはそれよりも安い金額にしなければならないという「最安設定を義務化しているサービス」も存在します。
このように、顧客接点がプラットフォームを経由している限り、顧客とのコミュニケーションやメニュー設計にさまざまな制約を受ける可能性があるのです。

トレタ テイクアウトは、オウンドとして安心してご利用いただけるよう、前述のような条件は一切設けていません。飲食店さまは顧客データをきちんと自分たちの資産として保有し活用できるし、どのような商品をどういう価格で売るかもまったく自由です。
トレタはオープンでフラットな世界を理想としているのです。

3)店舗オペレーションとダイレクトに繋がる

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トレタ テイクアウトの大きな特長は、米国発の大手決済サービス、Square株式会社のPOSと決済機能を利用して開発している点です。なぜ、Squareを利用しているのかをお話しする前に、飲食店の現場がどうなっているか整理してみましょう。

テイクアウトやデリバリーのサービスは数多く存在し、日々新しいサービスが登場しています。しかし、飲食店内のオペレーションまでカバーしているサービスはほぼありません。ユーザーからオーダーを受け、決済したら飲食店に「通知」して終わりです。飲食店にオーダーが入ったら、店舗スタッフが「通知」を見ながら都度手作業でPOSに再入力し、キッチンに注文を通しているのです。

複数のサービスを併用すると、さらに作業が煩雑になります。サービスごとにタブレットを用意し、バラバラに入るオーダーを目視確認しながら手作業で処理しなくてはなりません。あるいはメニュー変更の際には、店内のPOSレジはもちろん、各サービスに登録しているメニューを個別に手作業で修正する必要もあります。これでは、ミスも避けられませんし、テイクアウト需要の増加には対応できません。必ずどこかで限界が訪れます。

根本的な解決に向けて、僕らはこの問題に正面から向き合いました。SquareのPOSレジとの連携を前提に開発することで、最初から在庫管理、メニュー、オーダー、POSレジから決済までがシームレスに連携された、安心してお使いいただけるサービスが実現できました。商品マスターも、トレタ テイクアウトで独自に持つのではなくPOSレジ側で一元管理します。これによって、メニュー変更のたびにPOSレジやテイクアウトサービスの商品マスターをそれぞれ個別に変更する必要もなくなります。

しかも、SquareのPOSレジは無料で利用できます。「トレタ テイクアウトを入れると、無料でPOSレジが付いてくる」といえばわかりやすいでしょうか。決済会社が提供しているPOSレジですから、決済との連携も問題ありません。さらに大切なことは、Squareはオープンなサービスだということです。データ利用の自由度も高く、自店の顧客データを自店で利活用できないというリスクもありません。

もちろん、トレタ テイクアウトを導入するからといって、今お使いのPOSレジをSquareに変える必要はありません。まずは、既存サービスと同様に「トレタ テイクアウトにオーダーが入ったら既存のPOSレジに手入力」でスタートしてもいいでしょう。(自動的に売上データが集計されるので、使ったほうが圧倒的に便利だとは思いますけども)しばらくはSquareのモダンなクラウドPOSレジをテイクアウト用に使いながら、「Squareのほうが便利だ」と確信できれば、レガシーなPOSレジから安心して乗り換えることもできるでしょう。

テイクアウトの売上が伸びてきた時の展開も安心です。たとえば、SquareのPOSレジの機能をシステムアップするという方法があります。オーダーがよりスムーズに流れるよう、SquareのPOSレジとキッチンプリンターを接続し、厨房に自動的にオーダーが通るようにするのです。Squareの豊富なAPIを利用して、テイクアウトの売上実績を自動的に会計ソフトに読み込むこともできます。このように、テイクアウトやデリバリーと、店舗の裏側の仕組みをダイレクトにつなげることが僕たちの目指したことであり、Squareと連携して開発した狙いです。

今回の開発にあたり、Square株式会社からは絶大なご協力をいただきました。僕たちの描くサービスの意義を深くご理解いただき、数多くのイレギュラーな要望にもご対応いただいたことを深く御礼申し上げます。また、今後はSquare以外のPOSレジとも積極的に接続を目指したいと考えています。ご興味のあるPOSレジさん、ぜひトレタ テイクアウトとの連携をご検討ください!!

オウンドだからこそ、インスタとの連携も真価を発揮

そして今回のニュースはもう一つ。トレタ テイクアウトは、本日のサービス公開の時点から、インスタグラムとの連携も実現しました!

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いま、多くの飲食店の皆さんが、丁寧に手間暇をかけてインスタグラムのアカウントでの情報発信に取り組んでいます。そのインスタグラムのアカウントのフォロワーは、いわばお店のファン。お店にとっていちばん大切な財産だと言えるでしょう。そんな大切なお客様から注文を受けるなら、オウンドで直接受け付けてこそ意味があります。

飲食店の自力集客、そしてオウンド戦略を大切にするトレタだからこその、リリース時からのインスタ連携。是非うまくご活用いただけたらと思います。

トレタ テイクアウトの未来

トレタ テイクアウトは、これからも飲食店のオウンド向けテイクアウト/デリバリーサービスとして進化を続け、飲食店と、そのお客さまの双方がハッピーになれる世界を実現していきます。

では、今後トレタ テイクアウトはどんな進化を目指すのでしょう。オウンド向けサービスを謳うのであれば、最低限このような条件を満たす必要があると考えています。

- 自社ドメインで運用できる、あるいは自社アプリに組み込むことができる
- 顧客データを自社で保有し利活用できる
- デザインを自社ブランドに合わせてカスタマイズできる
- 売上と比例する手数料ではなく、月額定額(もしくは無料)で利用できる
- 商品在庫のマスターデータと連携している

こうして整理してみると、最初のリリースで実現できていることもあれば、部分的にしかできていないこと、まったくできていないこともまだまだあります。僕らは「オウンド テイクアウト・オウンドデリバリー」というビジョンのもと、飲食店のみなさんの要望に耳を傾けながら、ひとつひとつ丁寧に機能を強化していきます。テイクアウトやデリバリーは生まれたばかりの新しい領域であり、まだまだ多くの可能性を秘めています。僕らも、みなさんと一緒にトレタ テイクアウトを磨き続けることで、この市場を大きく育てていきたいと思っています。

新しい可能性は、危機の中から生まれます。コロナ禍の終わりはまだ見えていませんが、未来の「アフターコロナ」の時代に「新型コロナウィルスがきっかけでテイクアウトやデリバリーに本気で取り組んだことが、結果として事業の大きな成長につながったのだなあ」と振り返っていただけるように、僕たちもサービス開発に全力で取り組んで参ります。

ご興味のある方は、ぜひ【こちら】からお気軽にお問い合わせください!!



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飲食店の予約や顧客管理のクラウドサービス「トレタ」を開発・運営する、株式会社トレタの創業者&代表です。豚組などのレストランを運営する、株式会社グレイスのオーナーでもあります

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