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火入れの妙。文京区白山 「八巻」

みなさんはじめまして。熊本です。
今回、お誘いいただきましたのでオススメをご紹介できればと。

その前に軽く自己紹介。
平成元年、兵庫県は姫路市生まれ、今年で30歳になりました。
今は、インバウンドを専門に営業をしております。
旨くて、渋い店が好きで普段はそういったところで外食を楽しんでいます。

さて、今回はそんな僕のレパートリーの中からとっておきを皆様にご紹介できればと思っています。

思い返せば、学生時代。
実家で食べるご飯に不満がなければ、いわゆるチェーンの牛丼で十分旨いし、カップ麺でもなんでもOK。お金をかけずとも普通に旨いものにありつけていると錯覚していた当時の僕は、食事は空腹を満たすためのもの、お腹がいっぱいになれば何でも良いと無意識に思っていました。

だから、外食に普段の何倍もの費用をかけて、美味しいものを食べるという発想はなく、寧ろもったいないとまで思っていました。

あの日までは…。

当時大学生だった僕が新しく始めた飲食店のアルバイト。
そこのお店で食べさせてもらった「焼鳥」
外食に対する僕の偏った、なんとも勿体ない価値観を覆したのが、何んと言おうとその「焼鳥」です。

とにかく美味しかった記憶で、何がどうとか分かりませんが…
その焼鳥を食べた瞬間、外食にお金かけるの“アリ”とすごい掌返しをかました記憶が残っています。
なんならちょっと大人になったというか、何かのレベルがあがった気さえしていたかもしれません。

そんなこともあってか、今も外食は焼鳥屋を探して行くことが多いです。
前置きが長くなりましたが、そんな僕が今回ご紹介するのは白山駅から歩いてすぐにある焼鳥屋さんの『八巻(やまき)』です。

外観は地味で、かなり渋い。まさに隠れた名店という感じです。
入店すると年季の入った団扇で扇ぎながら串を焼き上げる大将の姿が格好良い。
そして価格表示は一切なし。絶妙な緊張感あります。

正直どれも美味しいのですが、この店でほぼ100%頼む4メニューを…

①ちぎも(レバー)

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写真でもお分かり頂ける通り、かなりレアな状態で提供されます。
火入れが絶妙。火入れについては正直別に詳しくないですが、レバーの旨さが最大限に引き出されていることは分かります。
ほぼ生の状態なのに、中心部分まで熱をしっかりもっており、甘みがすごい。
食感はトロトロで、ウニのような味さえします。
焼いているはずなのに水分がほぼ飛んでいない。
レバー苦手な方にぜひ食べていただきたい串です。

②さびやき(ささみ)

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もうこの断面が最高ですよね。焼き鳥はレア派です。
提供直前にすりおろされる本山葵がたっぷりぬられており、
しっとり焼きあがったささみの甘みと相まってちょうどよい。
ちなみにこのお店、タレ、塩問わず1串1串でお皿を替えてくれます。
部位によって微妙に味付けを変えており、大将のこだわりを強く感じます。

③白玉(うずらの卵)

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炭火で焼いたうずらの半熟卵を、シンプルに塩で。
小さい焼きおにぎりがついてきます。これがまた香ばしくてたまりません。
隠れた人気メニューとのこと。

④きじ丼

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〆に最高の丼。お願いすればミニサイズで提供してくれます。
名前はきじ丼ですが雉を使用しているわけではなく、鶏のもも肉を使用しています。
白米の上に海苔、炭火で焼いた鶏肉、ししとう、甘辛いタレ。
想像通り、期待を裏切らない美味しさです。


もともと池之端にあった焼き鳥の名店「八巻」の店主の弟で、
池之端で修行後フランス料理店で2年修行し、独立しているようです。

辺鄙な場所にありますが、わざわざ足を運ぶ価値ありなお店です。

今回紹介したお店
「八巻」
住所:東京都文京区向丘1-9-18
電話:03-3818-0200

このnoteを書いたヒトサラ社員_熊本優人


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