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よく読まれる記事たち

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多くの方に読んでいただけている記事をまとめてみました。立ち止まってくれたあなたの小さな何かになりますように。
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記事一覧

大きな夢が必要だという大きな勘違い

大きな夢が必要だという大きな勘違い

ここ数年、私がずっと言い続けている夢がある。

「大好きな人と、美味しいご飯食べて美味しいお酒を飲んで、笑って食卓を囲んでいたい。」

いやいや、夢ってそういうことじゃなくてもっとこうなりたいとか、こんな結果を作ってみたいとか、もっと稼ぎたいとか、もっと有名になりたいとか、そういうやつのことじゃないの?そういうの、ないの?と、昔の私が今の私を痛いくらい突っついてくる。

夢ってそんな当たり前のこと

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何者かでありたい私たちは

何者かでありたい私たちは

『株式会社マイナビ(旧:毎日コミュニケーションズ)新卒採用事業部 営業第3部第1課 営業 庄司仁美』

ちょうど今から11年前の桜が満開の今頃、まだ就活用のスーツをきて初出勤を果たした私は、そう書かれた名刺を渡されて涙が出るほど嬉しかったのを覚えている。(その時はまだ旧姓)今となっては当時の名刺はもう手元にはないけれど、私はそこで約2年間、本当にたくさんの大好きな仲間に囲まれて働いた。

ちょうど

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表現者への暴力

表現者への暴力

「自由になんでも好きに表現してみて!」って言われた時の私の顔のゆがみようったらない。

前から少しずつnoteにも書いているけれど、私は最近絵を描いている。絵を描くというと、真っ白なキャンバスにいろんな道具を使って自由に幅広く表現できるものって捉えてしまいそうになるけれど、それはちょっと違う。私個人としては、絵がそんなに自由なものなのだとしたらこんなに好きになってはいないはずだ。

・・・

私が

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趣味が変わったら競争社会から抜け出せちゃった話

趣味が変わったら競争社会から抜け出せちゃった話

もう12日が過ぎていた。2023年もマイペースなスタートになったな。

といっても、昨年の年末から昨日まで出張で東京にいたので、実質私にとっては今日が元旦みたいなもんだ。あけましておめでとう。

年初めに書く一発目のnoteなんだからと気を張ってみたものの、気を張れば張るほど書けなくなるので、結局いつも通りのゆるい感じでこうして書いていくことになっている。

・・・・

私は、昨年も一昨年前も、年

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答えがないものの価値

答えがないものの価値

最近の私は、アートや芸術に異様に興味がある。といっても、元々何か学んできたわけでもないし、美術史とか知らないし、じわりじわりと滲み出てきた興味関心に従っているだけなのだけれど、アート作品に触れていることがとても心地がいい。

そして、その中でも「抽象画」というものにものすごく惹かれる自分がいる。
抽象画とは、具体的に存在する対象物の造形を描くのではなく、対象物の点、線、形、色彩といった造形要素を自

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幸せのにほひを集めて

幸せのにほひを集めて

今日も夫が気持ちよさそうに起きてくる。

うちの夫は結構な割合でニコニコ笑顔で「おーはよ!」と起きてくる。わたしの方が早く起きていて、2時間後くらいに夫が起きてくるのが毎日の朝の流れ。いつも朝起きてくるくらいの時間に合わせてわたしは朝ごはんを作る。今までは朝ごはんは食べずに昼前くらいにブランチするのが通常だったのだけれど、2人で朝からの仕事を始めてから(夕方までご飯を食べる時間がないこともあり)朝

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魔女との文通から感じた生きやすい生き方

魔女との文通から感じた生きやすい生き方

最近、とある魔女友と頻繁に連絡をとっている。(突然の魔女宣言に驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんがそこはまた追々)

とある、と言っておきながら身元をバラすのですが笑

↑この記事を書いている友人と、魔法について、魔女の生き方について、しばらく長いこと連絡を取り合い、語り合っている。

LINEで普通に話しているだけなのだけれど、私にとって彼女とのLINEはとても心地がいい。というのも、LIN

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「何を」するかじゃなくて「どんな状態で」するか

「何を」するかじゃなくて「どんな状態で」するか

最近ね、また自己対話が進んでるのですわ。私が私の中にいる可愛い私自身(ひとちゃんと呼ぶ)とお話しするのです。(一般的にはインナーチャイルドとかって呼ばれるのかしら?)いつもいつもこの子の存在を忘れがちになってしまって、気がついたら頭でっかちな現実世界の私(ひとみさんと呼ぶ)が優位になってしまっているのだけれど、今はね、結構、常日頃会話してる。何か大きな変化がやってくるタイミングとか、日々のアップダ

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朝いちばん、わたしとのティータイム

朝いちばん、わたしとのティータイム

noteを書くのは、朝一番と決めている。

わたしはまず、朝起きたらお湯を沸かして、その時の気分で何か温かい飲み物を作り、それを手に夫婦で一緒にDIYして作った大好きなデスクへと向かう。起きるのは朝6時半ごろでまだ少し外は薄暗い。部屋の電気は点けずに手元にキャンドルを灯して、その火でその時の気分にあった香りを焚く。(ちなみに今日の朝のお供は白檀の香りのお香。日光の杉で作られた八丹堂さんの杉線香)

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小説日和と、エッセイ日和

小説日和と、エッセイ日和

朝起きてすぐか夜寝る前に、わたしは一冊本を手に取る。

読書という習慣は、私を心身ともに整えてくれる。どうしても刺激を多く求めてしまいがちな昼間は活字より映像に手が伸びることが多いので(YoutubeとかNetflixとか)、朝と夜は情報量の多い映像モノよりも、あえて情報量が限られている活字に触れて心を落ち着けるということを習慣にしている。

今までの私は、実は読書というものも習慣にできた試しがな

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自分のために暮らしながら、誰かのためにできることを

自分のために暮らしながら、誰かのためにできることを

日々暮らすことに一生懸命になっていると、私は人との交流が減ってくる。生活が楽しいかつ、1人でことが済む範囲の中で生きてられるから。人と会うことでかなりの刺激を受けやすくストレスにも感じやすい私には、正直そのくらいがちょうどいいのだけれど、ストレスなく接することができるかつ、本当に大好きな人とならもう少しコミュニケーション取りたいかも、なんて思う時も時たまある。

新しい人と出逢いたいとか、大人数の

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アルバイトを舐めんなよ

アルバイトを舐めんなよ

これは、私が昔の私に言いたい言葉。

今月の頭からアルバイトを始めた。沖縄の最低賃金の低さの中では良い方の時給を頂きながら、とあるリゾートホテルの清掃・ベッドメイクのアルバイト。

もし今までの私が、友人や仲間に「清掃のバイト始めたの」と突然報告されたとしたら、きっと私は「え?なんで?もっとマシな働き方あるんじゃない?そんな誰でもできるようなことじゃなくてもっとあなたらしい働き方あるでしょ。」と言

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生きるのなんてテキトーでいいさ|おばちゃん最強説

生きるのなんてテキトーでいいさ|おばちゃん最強説

昨日の仕事の帰りに、家の近くの小さい道の駅(あれは八百屋さんと呼ぶ方が合っているような)に野菜を買いに行った時の話。

地産地消で生産者が書いてあって
採れたてのモノがたくさんあるのに、
おそろしいくらい安いという理由で
野菜を買うときはよくそこに行く。
昨日も野菜だけ買いに立ち寄ってみた。

15個くらいパンパンに詰められたビーマン、
7個入りの形のまばらなじゃがいも、
自分の手首より太くて長い

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ご機嫌とは、「ふつう」な状態のこと

ご機嫌とは、「ふつう」な状態のこと

私の大好きなラジオ番組がある。最近ではとても有名なクラシコムが営む『北欧、暮らしの道具店』のコンテンツの一つ、日曜ラジオ「チャポンと行こう!」。

暮らしのあれこれをベースに、とっても心なじみのいい話が心地のいいリズムで流れてくる「チャポンと行こう!」。その名の通り、女湯でじんわり疲れをとっているような感覚になりながら聞けるお話ばかりで、最近なんだかハマっているのだ。

そのラジオの第61夜の放送

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