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近鉄ライナーズを応援した


#応援したいスポーツ

昨年のラグビーブームにのっかり、久しぶりにラグビーを見に行った。テレビではよく見ていたが、競技場で見るのは30年近くぶりである。

ワールドカップに感動し、、間もなく、日本を離れてしまうトムさんこと、トンプソンの所属していた、近鉄ライナーズのチームのファンクラブに登録し、昨年末の試合の応援にいった。

チャレンジリーグでは全勝で、いくつか試合を見たが、どれも沢山の観客がきていて楽しかった。ただ、残念なのが、だんだん終盤になりワールドカップから日が経つにつれて少しずつ人が減っていった。

ただ、迫力はやはりスタジアムで見ると違う。なぜこんなに彼らは必死に自分の体を痛め続けながらも頑張るんだろう。見ていて涙が自然にこぼれた。

どの試合も、心に響き、感動がおさまらず、終了した後の初のファン感謝祭にも参加した。

今回でトンプソン選手ともお別れかと思うと行かずにはいられなかった。

ファン感謝祭ではスタンドからいろいろなゲームを見たり参加したりしたが、お昼の時には至るところに選手が立ちサインに応じてくれた。沢山の子供達が目を輝かせて憧れの選手からのサインを喜んでいる。

ただその時の私は憧れ半分、我が子を思う母親のように選手達が愛おしく思えて握手やサインをもらった。

恥ずかしながら、その日のクイズのゲームで私ははじめて選手たちの日常を知った。

ライナーズの選手は近鉄線の駅のホームで半日働いていたり、契約してるコンビニで働いていたり、近鉄不動産の営業をしていたりしていた。シフトで働いて練習してここまで頑張っている。

勿論会社で働きながらスポーツをしてることを知ってるし、その事は当たり前だか、あまりに身近なところに勤務していて、驚いた。「駅で見かけたら声かけて下さい」と言うところなんか、母親心をくすぐらされた。

そう言えば以前近鉄ライナーズの電車のなかで、

「本日は〇〇大学の受験の為、皆様には大変混雑してご迷惑をおかけしております。受験生の皆様におかれましてはどうかお荷物、受験票、平常心などお忘れになられませんように」

とのアナウンスが流れ、感動したことをおもいだした。

あれはもしかしたらこのライナーズのメンバー達を身近に見ている人達だからかも知れないと思うと少し感慨深かった。

ファン感謝祭の最後には、トンプソンの引退セレモニーがあった。スタジアムのスクリーンにお馴染みの日本代表選手以外に各チームからの沢山のメッセージが流れた。そしてトムさんが愛した、街の人達からのメッセージもあった。

やはりラグビーは最高である。

ラガーマンの精神は尊敬に値する

また、このコロナが終息したら是非皆でトップリーグだけでなく、すごく身近に感じるチャレンジリーグのラグビーも見に行ってほしと私は思う。

そこには日々失いかけている心の中の何かを取り戻す事ができると確信している。








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