野暮ったいと感じているということは、 野暮ったくない姿(ゴール)が見えている。
こんにちは!安永ひとみです。
お悩みを聞くと必ず出てくる話があります。
「私、なんか野暮ったいんですよね。」
これです。
私、思うんですけどね、
「野暮ったいと感じる」
これがものすごく大事だと思うんです。
「あなたがどう感じたのか?」
本当に、ここに答えが隠れてて。
もう、あなたは答えを持ってるということで。。。
私は、あなたが自分で答えを出すために、
聞いていくだけなんです。
「どこに野暮ったさを感じますか?」
聞くのは、まずこれです。
どこかに野暮ったさを感じているので、細かく見てもらう。
細かく目を向けてもらうだけです。
ここから、
「あーでもない、こーでもない」
が始まります。
野暮ったいと感じるということは、
野暮ったくない姿が見えているということだと思うんです。
じゃないと、「野暮ったい」っていう発想すら生まれないから。
大まかでもいいんですよ。
例えば、「なんか身幅が気になる」とか、
「足元に目が行く」とか。
そこにヒントがあるので、
野暮ったいと感じる。
↓
どこに野暮ったさを感じるか?
↓
なんとなく足元が気になる。
↓
スニカーからペタンコシューズにして、足元をコンパクトにしようかな。
とか、、、。
こんな感じで、一つ一つ変えてみるんです。
これだけでも、かなり雰囲気が変わりますよね。
野暮ったさが半減。
あと、まだまだ「うーん」というところがあるなら、
また細かく見ていく。
今度は具体的じゃなくても、「なんだかなぁ。」だったとしても、
「どこに違和感を感じてるんだろう?」
と、探す。
「カーディガンかなぁ。。。」
だったら、カーディガンを動かしてみる。
脱いでみたり、、、。
それでも、まだ「うーん」だったら、
また別のところを変えてみる。
「ウエストの絞り具合かなぁ。」
今度は、ウエストを絞ってみたり、緩めてみたり。。。
「大して変わらないなぁ」
だったら、これも収穫。
【ウエストが問題じゃない】
ということが分かるだけでも、すごく違う。
「では、次はどこだ?」と、まだ扱ってない部分を見てみる。
「ロールアップかなぁ?」
今度は、ロールアップしてたのをやめてみる。
足首に溜まったクシュクシュが、違和感あるなら、キレイにくるぶしで丈を合わせてみる。
「なんか、クシュクシュない方が、シュッとしたかも」
と感じたなら、また一歩前進。
「やっぱり、今日は肌寒いし、カーディガンを羽織りたい」
と思ったなら、また羽織ってみる。
「カーディガン羽織っても違和感ないな。」
と思ったのなら、【カーディガンは関係なかった】ということ。
これもまた一歩前進。
ここまでで、なんとなく自分が違和感として感じてたところをピックアップすると、、、
「横線になってた部分が気になってたんじゃないか?」
ということが見えてきます。
【何か、全体のシルエットの流れを遮る感じに見えてたのかもしれない】
ということも、自分の反応から見えてきます。
そうすると、
「下半身の部分で、流れを遮らないようにしたらいいのかも。」
という仮説も見えてくる。
「だったら、ワイドパンツとか、どう?」
っていう、「初めてやってみる」ってこともできるようになる。
やってみると、【ワイドパンツも意外とイケる。】
ここまで来ると、かなりの前進。
今度は、「一か所の横線を強調してみたらどうかな?」という案も出てくる。
わざとロールアップを戻して、ベルトでウエストだけを強調してみた。
「あれ?足元のあとは、これだけで解決したかも。」
って、解決策がまた見えてくる。
この経験で、いくつもの解決策が見つかった。
次のコーディネートで使えそうな知識が増えた。
左から右へ、少しずつの変化。
真ん中と右。
どちらも解決策。
なんとなくでも、自分の「違和感を感じない姿」に近づいて行った。
ここまでの話は、ファッションの基礎講座で行ったんですが、
ずっと「どう感じますか?」とお聞きしていった結果。
難しい理論とかルールとか、そういうことじゃなくて、
大事なのは「自分がどう感じるか?」なんですよね。
そして、自分の「思い描く姿」がゴールで、そこに近づけていくために、
「どう感じるか?」を頼りに、違和感があるところを変えていくのみです。
ということで、
私もこの経験から、
「皆さんが野暮ったいと感じているということは、
野暮ったくない姿(ゴール)が見えている。」
を学んだのであります。笑