きちんとするの呪縛
子どもが幼い時、母になって間もない私は毎日自分を責めていました。子育てに何か正解があると思い込んでいて、きちんとしてあげないと!と思っていて、それがなんなのかわからないので、様々な努力を重ねても、自分を認めることはできませんでした。細かいルールに縛られて必死でした。子どもが小さいうちは、母親は神経質なくらいに気を配っていた方が子どもの安全を守れるという側面はあると思いますが、本当に身が持ちませんでした。
この心の裏には、自分自身が無意識に親を責めているということがあります。大人になった今そのような意識がなくても、自分には捉えられないレベルの意識の中で繰り返し繰り返し、親に要求し、責めているのです。
幼くて感情のかたまりだった頃の自分自身が経験した、傷ついたことだったりを大きく捉え、自分の都合の良いように記憶は塗り替えられ、無意識に24時間、365日、繰り返し思考してしまうのです。
そんなことになんの価値があったのでしょう?
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