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西洋占星術への考察、きょうの運勢 #星のせい

夢占いとか、血液型占いとか、動物占い(これをいうとジェネレーションがバレる)とか、占星術とか。
わたしは、占いというものが好きだ。
ただ漠然と日常に取り込んでいたけど、ふと、そこに根拠はあるのだろうか、と疑問に思った。
その中でも一番興味があった西洋占星術(12星座アストロロジー)を勉強しようと思い、入門書的なものを買ってみる。自分の血液型を知らないヨーロピアンでも、自分のスターサインは誰もが知っている。

もともと西洋占星術は中世の天動説を根拠にしていた。
天動説とは宇宙の中心に地球が存在して、その周りを天体が廻っているという説。
後に地球が太陽のまわりを公転する地動説が出てくるのだけど。
大昔は天文学や数学、医学と並んで“サイエンス”の一種だった西洋占星術は、古代バビロニア発祥とされている。(現イラク、文明が一番最初に発達したところ)
天体は地球に何かしらの影響を及ぼしていて、代表的な例は潮の満ち引きで、それは女性の生理周期にも関係していると言われているのは、誰もが周知だろう。

ただ、現在の占星術はその根拠の乏しさから、科学の座からは引きずり下ろされてしまった。
統計学とも言う人もいるけれど、実際は統計をとれば取るほど結果はばらつくそうだ。
よって西洋占星術はオカルトの一種(科学では説明がつかない神秘的な出来事や、超自然的なもの)として扱われるようになった。

まだレストランが開いていた頃、(ベルギーのレストランは現在約5ヶ月間くらい閉まっている) イタリア人の友達と行ったレストランで、頼んだフィッシュアンドチップスのフィッシュが偶然シシリア島(彼女の出身地)そっくりの形で出てきて、彼女が「今日はいい日だ〜!」って喜んでた。それを見て、ああ、占いってインスピレーションなのかも、と思った。
言うなれば、生きるうえでのヒントを得るための独自の心理学や哲学みたいなものなんだろうなって。
この“星の世界観“のなかで生きるひとの、一種の「落とし所」というか、自分を生きやすくするためのすべ。信じる人には上手く作用する事もある、プラシーボ効果というか。足りない栄養を補うために摂取するサプリメント的な。

人間って、自分がカテゴライズされるのを嫌う人もいるけど、逆に分類されて安心感を得る人だっている。それから、他人を判断するときにある程度の基準みたいなものがあると妙に安心する生き物だ。

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わたしのホロスコープ。ホロスコープとは自分が生まれた時の天体の配置を示すもの。詳しく見るためには、出生時間が必要になる。

壮大な宇宙に自分が導かれているって思ったら、なんかものすごくロマンがある。
この自分なりのインスピレーションを、定めた目標や、向かう先までの道しるべとして上手に使っていけたら、ああ自分すごい宇宙に生かされているなぁ〜って感じられるだろう。

ちょっと嫌なことがあった日でも、
星のせいだからしょうがないって思えば、
今日もなんとか大丈夫。

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