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25歳喪女がマッチングアプリを始めてみた件

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好きな人に4か月片想いし続けてこじらせた失恋の記録です。
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#海での時間

25歳喪女がマッチングアプリを半年続けてたどり着いた“恋愛”についての思考

はじめまして。 まもなく26歳になろうとしている “一般会社員女性” です。 決して大きくはなく、小さすぎもしない企業に勤め、不満のないサラリーをもらって好きなことにお金を使う。趣味は読書と映画とラジオ。見えないなにかに急かされて料理教室に通ったり、友人と仕事の愚痴を言い合いながらお酒を飲んだりして週末を過ごす。平凡な生活を送っています。 でも、人と違うところがあるとすれば、つい数か月前まで喪女だったこと。 誰とも付き合ったことがない以前に他人に恋心を抱いた経験がほとんど

4か月引きずった失恋相手に捨て身の告白をしたのも、全部、石垣のせいだ

東京から約5時間。 沖縄で飛行機を乗り継いで、到着した石垣島は雨だった。 ただの雨なら「残念な天気」で済む話だが、傘が裏返るほどの豪雨を目の前にしたら笑いが込み上げてきた。自分の心境を反映しているかのように荒れ狂う空を見て、ただならぬ「なにか」を予感した。 思えばこの時から、石垣旅がただの旅行にとどまらない、私の人生の転機になることを予期していたのかもしれない。 思いもよらぬ展開によって動き出した未練だらけの失恋を、石垣の記憶とともに書き残しておく。 心情を吐露したメモと