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私の人生に題名をつけるとしたら今のところTHE中途半端

あるバンドの歌の歌詞に人生を小説として書いてある歌詞があって、

まだ3行目あたりのこの人生、カバーもまだ題名もまだ決まらずに書き始めちゃったから

って。

素敵だな、おもしろいな、って思ったのと同時に自分の人生について考えてしまったのが良くないよね。まだ生まれて24年。もう24年。まだまだこれからじゃんって言ってくれる人たちがいるのはわかっているけれど、私が生きてるのは今のこの24歳なわけで。

小学生の頃流行ったプロフィール帳には23歳で結婚♡って書かれていて、理想の職業にはモデルって書かれていた。いつか大きな家に住めると思っていたし、仕事バリバリのキャリアウーマンになってるはずだったし、彼氏なんて勝手にできると思っていた。

少女漫画で憧れていた高校生なんて存在しないし、私は新垣結衣にはなれなかった。周りに佐藤健もいなかった。

現実は、私は大学を中退してフリーターでいつまでも実家暮らしで親に甘えて生きているし、彼氏の"か"の字もない生活をしているし、新垣結衣ではない。

なんでこうなったんだっけ?なにがやりたかったんだっけ?

モデルになりたかった小学生時代に、いくつかの質問に答えて判断される職業適性検査みたいなもので、"ライター"が出たとき、私は絶望したのを覚えている。私がなりたいのは表舞台に立ってキラキラしてる仕事をしたいのに…なんで地味なの…とすごくショックだった。

10年とちょっと経った今、言葉を書くのは楽しいって思っている。適性かは置いといてライターもキラキラしている職業だった。

中途半端な人生はわりと序盤からだったようで。

モデルにだってなりたかった。けれど、オーディションは数えるほどですぐ諦めた。次は獣医さん。動物の図鑑で、好きな犬だけ勉強してすぐやめた。その次はなんだっけな、学校の保健室の先生だ。人が痛そうな姿を見るのが苦手なのでやめた。そのあとはたしか空港関係。グランドスタッフになりたかった。これも、英語の勉強を少しだけしてTOEICの壁にぶち当たりやめた。最近はホテルマン。おもてなし精神に心を打たれて最高のホテルで接客したいって思ってたはずなのにな。

今は飲食店。憧れの店員さんになって4年。大変だけど、楽しい。でもこのままずっと?

さて、これからどうする?

私はなにがしたいの?

ってずーっとずーーーっと自分に問い続けて、わからなくなって、考えるのをやめる。

自分にはなんの才能も、特技も、資格もない。

すべて過去の自分の積み重ね。

今のこの瞬間も、過去になって後悔したりするんだろうか。きっとするよな。

この記事も何回下書きに保存した?って話だからな。

昔の自分が思い描いてた未来とは全然違っても、小説にもならないような人生だったとしても、中途半端な人生だったとしても胸を張れるように。

もちろん、まだ人生は完結してないから今のところ題名はTHE中途半端だけれど、最終的にどんな題名になるのか。これからの私が楽しみだね。このまま「THE中途半端」の線が濃厚なのか、それとも全く想像もつかない題名になるのか。理想の24歳ではなかったけれど、楽しい24年間だった。これからは?どんな25歳を迎えるの?36歳の時なにしてるの?

また中途半端なことしかしてないかもしれない。世間一般からはずれているかもしれない。周りの目は厳しいかも。いつまでも親は生きていない。一つも小学生の頃の夢を叶えてあげられないかもしれない。それでも生きる。生きてるだけで優勝。にしよう。

でもさすがに悔しいので結婚くらいはさせてほしい。


まだ3行目あたりのこの人生、続きはどうする?



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