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草刈りと温泉

先週末、新潟県十日町に行ってきた。

https://www.echigo-tsumari.jp/

十日町はいわゆる芸術の街で3年に一度トリエンナーレが開催される。そこで僕らは草刈りをした。草刈りなんてそんな面倒くさいものをなぜ新潟のド田舎までしにいったのか。そう聞かれたらうまく答える自信はない。でもThe観光地を消費するように周り、いわゆる高級レストランで寝るよりも、草刈りでこれでもかというくらいしんどい労働をした後の温泉を楽しみ廃校をリノベした味のあるゲストハウスで飲む旅のほうが確実に幸せだという確信があった。

そして何より、草刈りにはゴールがある。草を刈る前と刈ったあとの田んぼを比べるとそれはそれは壮観なのだ。普段の仕事、勉強には自分で決めないとゴールがこない。それは長く険しく難しい戦いだ。その息抜きとしてゴールが見える草刈りという作業は最適であった。もちろん、そこには地域の人が観光者でも草刈りをできるような環境を整えてくれるというのがあってこそだ。それは忘れちゃいけない。

そしてアートはわからないし何ができるわけでもない若者を温かく迎えてくれる地域の人。そうやって外の人たちを迎え入れるようになるまでは大変な努力があったのだろうが、そんなことはみじんにも感じさせない満面の笑みを見せてくれる。本当に楽しそうだった。僕は田舎のそんなところが好きになった。

今回はまだ1回目の訪問で、十日町の魅力を全然わかっていないと思う。またぜひ2回目3回目、、10回目と回数を重ねるごとに見える違った魅力がまだまだあるんじゃないかなと思う。アートの勉強もしつつ今度行くときにはもっと十日町という場所に溶け込んでいきたいなと思う。ともて良い旅であった。






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