見出し画像

単発でなく長期プロジェクトに伴走し プロジェクト全体の流れをレコーディングするプロジェクト・レコーダー

新しいサービスアイデアを検討するワークショップや、新しいコンセプト策定するワークショップなどにグラフィックレコーダーとして参加させていただく機会が増えましたが、「この取り組みはその後どうなっていくのだろう?」「もっとこの領域に知識があれば‥」「グラフィックレコーダーがもっと付加価値を出すには?」など考えることが多くなりました。そこでグラフィッカーのプロジェクトへの関わり方の1つとして、ピンポイントに参加するのではなく、そのプロジェクト自体に継続的に参加し、俯瞰した位置からプロジェクト全体をグラフィックレコーディングしていく取り組み。勝手に「プロジェクト・レコーダー」と名付けてみました。参加メンバーが俯瞰の視点を手に入れることで、どのタイミングでもプロジェクトを振り返ることができ、流れも把握でき、第三者にプロジェクトの現状をプレゼンできる。最終的にはプロジェクトで取り組んできたプロセスそのものも、形にして納品することができる。

プロジェクト・レコーダーの取り組み

画像1

取り組む内容の例
・打ち合わせやワークショップへすべて参加
・グラフィックレコーディング
・ワークショップの様子を記録撮影
・参加メンバー
・でてきたアイデアのビジュアライズ
・情報をmiro上に集約し全体の流れを可視化


想定される実践の場

・数ヶ月〜年の長期プロジェクト
・新規事業開発ワークショップやコンセプト策定ワークショップ等
・大勢のメンバーが関わりアイデア、考えを作り上げていく場
・リアル / リモートを組み合わせた進行
・miroのようにどこかでもアクセスできる場に集約

プロジェクト・レコーダーがいるメリット

主催者にとって
・リモートな状況で情報を集約する場があることの大事さ
・全体での流れを俯瞰した視点で見ることができる
・第三者へこれまでの取り組み〜現状を説明プレゼンできる
・形の見えにくいワークショッププロセスを納品物として形にできる
・会社への報告書にとても使える
・最終アイデアだけでなくそこへのプロセスも納品できる
・アイデアの厚み、重みが増す

メンバーにとって
・いつでもそこを見れば全体を振り返ることができる
・メンバーが前回までの流れを振り返ることができる
・自分たちの軌跡がどんどん形づくられていくことでの参加感
・プロジェクトへのコミット


プロジェクト・レコーダーの可能性

グラフィックレコーディングを書いていて思うのは、そのプロジェクトへの知識は、あればあるほどいいということ。そのため単発でさまざまな業界のワークショップやイベントで書くのではなく、専属グラフィッカーとして継続して対応し、知識や流れを把握したグラフィッカーに対応してもらうほうが、精度もあがりよい結果に繋がります。グラフィッカーによっては、当たり前にプロジェクトには専属で継続して関わられている方もおられると思いますが、自分にとっては新しい価値に繋がる思いつきでしたので、noteにメモしておきました。
ファシリテーターや参加者が、全体を俯瞰できる視点を手に入れることで、こことここが繋がるかも!とか、最終的なすばらしいアイデアに繋がった重要なポイントはここだったね、というのが見返して把握できたり、と新しい可能性・発見につながればとてもおもしろい。

------------------------------------------------------------

この取り組みは、年始に検討したことの中の、「2:プロジェクトや場に伴走するグラフィッカーのプランを作る」に該当します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?