EQ vs insight 心の知能指数と自己認識力の関係
今日ご紹介する本はターシャ・ユーリックの『insight』という本です。
最近は読む本読む本が名著続きで、いい意味で疲れちゃってるんですが、この本もまた良いです。
メンタリストDaiGoさんの動画で紹介されていたので読む前から名著なのは覚悟の上でしたが、ざっと全体に目を通して見た所、想像以上の内容でした。
サブタイトルにある通り、自己認識についての本で、自己認識がいかに重要なものか、そしてそれを身に付ける上での障害や、それらを克服して自己認識力を向上させる方法にまで言及されている実践的な本です。
「自己認識」と言うと最近このnoteで取り上げた『EQ2.0』でも、EQ(心の知能指数)の4つの要素のうち全ての土台となる重要なものとされています。
『insight』の中でもこの本について言及されていますが、それは『EQ2.0』の中でこの10年でEQが全体的に向上したという調査結果があるのですが、それは調査対象の人々の自己評価に基づいたものだったからであって、実際にはEQの上昇どころか、むしろ「自己認識力の低下」を意味していると言う皮肉な内容となっています。
また、「自己認識力とEQの関係性」についても意見が食い違っていて、『EQ2.0』ではEQの4つの構成要素「自己認識、自己管理、社会的認識、人間関係管理」のうちの1つという位置づけなのに対し、『insight』に書かれたターシャ・ユーリックの注釈によると
自己認識と心の知能指数の関係性をよく尋ねられる。シンプルな回答は、心の知能指数とは主に自身や他者の感情の認識や統制をめぐるものであるのに対して、自己認識とはもっと射程の広い言葉だ、というものである。
とのことなので、EQの基礎でありつつ、もっと幅広いたくさんのものの基礎だとされています。
もちろん、仕事にも大きな影響があるでしょう。
という事で、一見お金と関係ないこの記事ですが「お金と私」のマガジンに追加します!
予告
さて、明日は今年の読書生活のまとめを投稿する予定です。
今年の私がどんな本を、何を学びたくて読んできたのか。
それが今読んでいる本やこれから読む本にどう繋がっていくのか。
1つの記事にまとめるのはなかなか大変そうですが、頑張ってみますw