2021年に聴いて良かった10曲

この記事はなまおじさん(@namaozi)主催の「楽曲オタク Advent Calendar 2021」18日目の記事です。

"「2021年に聴いた楽曲」について好きなことを好きなように語りましょう!"

というテーマで毎日違う人がブログ記事で語るというこの企画。面白そうなので参加させて頂きました。普段は会社勤めをしたり、たまにDTMをしたり、家にビブラフォンが置いてある異常者をやらせて頂いたりしてます。

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そんな私ですが、今年は11月頭にNintendo Switch用ソフト「ゼルダの伝説 ブレス オブ ワイルド」というゲームを買い、1ヶ月間仕事と食事と睡眠以外の時間全部使ってハイラルを救うことに熱中してしまうという事件を始めとして割と忙しく、気付いたらあんまり音楽を聴けてないな〜と正直思っていました。

ところが、考えれば出るもんですね。10曲。今年聴いて個人的に印象的だった曲を挙げていきたいと思います。"今年私が聴いた曲"なので、今年リリースでない曲も含まれます。知ってる曲は「分かる〜」となって頂いたり、知らない曲はぜひ聴いてみたりしてください。

では、スタートです。


1. セーラ☆ムン太郎 / マハラージャン

謎のシンガーソングライター、マハラージャンの3rd EPより表題曲。

昨今「THE FIRST TAKE」というYoutubeチャンネルが非常に人気を博しており、私も注目してたアーティストや好きなアーティストが出た回を見るのが楽しみなのですが、最近はここきっかけでアーティストを知るという現象も私の中で起こっており、マハラージャンは完全にこれです。

どんなタイトルやねん!ってなるし今だに意味わからないけど、サビで連呼されるしとにかく耳に残る。あと曲がマジで良い。最近流行のファンク・R&B系統のポップスなんだけどこの曲に限らずどの曲も超カッコ良いです。

演奏メンバーもえげつなく、ハマ・オカモト(B)、石若駿(Dr)、皆川真人(Key)と、完全に「ぼくのかんがえたさいきょうのバンド」状態。インタビュー記事によるとダメ元でお願いしたら全員あっさりOKが出たらしい。どういう事だよ。

THE FIRST TAKEの動画も良いんだけど、個人的にはこのYouTube Liveのテイクが最高なので、今日はこれだけでも聴いて帰ってください。



2. 14平米にスーベニア/久川凪(CV 立花日菜)

どんなタイトルやねん!2曲目。

アイドルマスターシンデレラガールズ に登場する双子アイドルの姉の方、久川凪のソロ曲で「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 060 久川凪」に収録されています。

久川凪のソロ曲-1グランプリがあるとしたらミルクボーイぐらい圧勝しそうな曲。初めて聴いた時はあまりの完成度にひっくり返りました。ネットカルチャーに明るく、淡々とボケ続けてる掴み所のないキャラクターなのですが、ユーモラスな部分と可愛らしさがうまく落とし込まれた、とんでもない名曲だと思います。楽曲的にも最初のギターのカッティングから引き込まれて、サビのコード進行も良い。最高。

今年の10月に福岡までデレのライブを観に行ったのですが、道中はこの曲とO-Ku-Ri-Mo-No Sunday!(久川凪と妹の久川颯によるユニット曲で世界で一番良い曲)をずっとループで聴いてましたね。


3. 東京今夜/フレンズ

「新泉系バンド」フレンズの2ndアルバム「SOLAR」の1曲目。

フレンズというシティポップ系の楽曲を得意としているバンドがとても好きだったんですけど、今年の4月にほぼ全ての楽曲を作曲していたメンバーの脱退があって、とても心配していたのですが、やってくれましたね。フレンズの代名詞である夜テーマでこれまでのフレンズらしさも残しつつ、これまでと違うツインボーカルの良さが光る楽曲。ストリングスアレンジもとにかく美しいし、サビの歌詞とハモリが良いんだよな〜〜〜〜〜〜〜。これからも応援してます。あとMVが良い。


4. テレフォニズム/フィロソフィーのダンス

ファンク・R&B系の楽曲を歌う異色4人組アイドルグループ、フィロソフィーのダンス(通称フィロのス)のメジャー2ndシングルのカップリング曲。

いろいろ言われてますけどインディーズ時代、ヤマモトショウ/宮野弦士ラインで曲を出していた時のフィロのスは全楽曲が良すぎる、言ってみれば異常状態だったので、メジャー進出してからいろんな作家の楽曲をやる様になったのは、若干の寂しさも感じる一方で個人的には可能性が広がって良かったんじゃないかと思っています。あと最近4人の歌唱力バランスがめちゃくちゃ良い感じに整ってきていて、とんでもないグループになりつつあると思います。

そんな訳で最近の中でも特に刺さったのがこの曲。ド真ん中ストレートのAOR的シティポップで最高。おとはすのパートがマジではまり役。新曲のサンフラワーも良いし、今後も推させて頂きます。


5. 何なんw/藤井風

白状します。今年になって初めて藤井風聞きました。

たまたまYoutube見ていて日本武道館のライブ映像を見てなんだこれ?!?!ってなったが最後、そこからはあっという間(0.000000000秒)でハマりました。天才すぎるだろ・・・

この曲はアレンジも素晴らしいし、Bメロの転調とかコード的に素晴らしい点がいくらでもあって、もっと日本は藤井風で大騒ぎしても良いのになと思います。


6. N.E.O./CHAI

白状します。今年になって初めてCHAI聞きました。

これも出会いはTHE FIRST TAKEなんですけど、意味わかんなくないですかこのカッコ良さ。楽曲そのものもすごいんですけどライブ映像がどのテイク見ても楽しそうで、演奏力も相まって引き込まれるんですよね。久々に衝撃受けました。



7. 勿忘/Awesome City Club

Awesome City Clubの3rdアルバム「Grower」の1曲目。

映画「花束みたいな恋をした」のインスパイアソングで、文句なしに売れた曲と言って良いと思うんですけど、良い曲だよなあ・・・

普通に良いよくあるバラードっぽく聞こえるけど、よく聞くとドラムが特徴的なんですよね。深いハネと歪みまくったスネア。シティポップを主戦場としてるオーサムの音楽的ディープさがリズムの部分で反映されているなと個人的には感じています。


8. さんさーら!/ARuFa

この記事を読んでいる様な皆さんの中でこの曲を聴いていない人など誰一人いないと思いますが、この曲今年らしいですよ?!?!?

歌詞も曲も凄すぎるし、田中秀和さんに曲書いてもらえるなら俺もARuFaになりたい(なりたいか?)。

以下は楽曲が産まれた経緯が書かれた問題の記事。


9. ずるくない?(feat. Kan Sano)/ぷにぷに電気

シンガーソングライター、ぷにぷに電気が5月にリリースしたシングル曲。

最近友達に勧められてぷにぷに電気を知ったのですが、めっちゃ良いです。元々ジャズシンガーだったらしいのですが、ソウルフルな歌声でエレクトロ系の楽曲を多数発表しています。しかもこの曲はあのKan Sanoとのコラボ。心地よいリズムで踊れる。


10. idk/高峰伊織

折角なので関わらせて頂いた楽曲からも1曲。バーチャルシンガー高峰伊織の4thオリジナルアルバム「Happy Tiny City」の収録曲です。ちなみにidkとはI don't knowの略語らしいです。

この曲は最近活躍の場をどんどん広げているトラックメイカー鹿あるく(@sikawalk_c)が作詞作曲した楽曲です。私はこのアルバムのマスタリングをさせて頂いたのでもう何百回も聴いている訳ですが、めちゃくちゃ良い曲だな?!?

まず歌詞が良い。気怠さの中にちょっとした前向きさが込められていて、それが伊織さんの歌い方にもしっかりと乗っかっている。そしてサビが本当に素晴らしい。鬼の様に韻踏んでいるし、"わからないな"で突然3連入れたりするメロもテクニカルだし、コーラスで繰り返す構成も見事。たくさんの人に聴いて欲しいです。


最後に

ちなみに私は今年バンドでアルバムを出しました。よければ聴いてください。


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